2021年 早稲田大学創造理工学部建築学部 創成入試のレポート報告

https://blog.goo.ne.jp/junichitakahashi

▶ 2021年の早稲田建築AO受験においての、大学側のレポートとのギャップがどの時代でも存在しますが、まずは、やはり実際に受験した受験生のレポートを貴重なレポートとして、本年の一般受験を行う受験生と、来年のAO受験を目指す高校2年生の皆さまに今回は参考になると思いますので、受験勉強だけではなく、10年、20年、30年先の自分のなりたい、21世紀の理想の建築芸術家というセルフイメージを目指したい方の参考にさせていただきたいと思います。


■1. 早稲田大学創造理工学部建築学部 創成入試の実際の時間の流れ。


・9時半学校集合→10時実技試験(空間想定デッサン)開始。→ 12時終了。

→ 休憩→ 15時40分:集団面接開始(人により長さが違う)→ 個人面接

→ 16時40分 面接終了。 終わり次第解散。


▶2. 筆記試験(想定空間デッサン能力・イメージ表現能力試験)


■出題文 : 「 地球の内側を描け 」 


こういう、非常に高度な抽象的な設問では模範解答はありません。自分が日々知り得る環境問題か、あるいは感覚的な感情的な潜在下の意識を切り取り表現するか?もちろん、地球との共生という継続可能なサステナブル世界という環境問題というスタンスでくくってもいいけれど、建築学科という生活の基盤であ


る生命維持空間という、内面的価値観という精神的なセルフイメージを創造する面と、環境的な政治や行政、自分が臆する企業や組織などとの恊働が現実に存在する。つまり、模範解答はないので自由に書いていいが、やはり建築学科を受験するので、やはり建築に関係する現実の問題を、やはり考え、その問題の解決を描くのが一番、大学受験では最優先だと私は感じます。


▶ ただ、奥行き、人間の比例、室内か屋外か? その時間は朝?昼?午後?夜?そういう状況で影はどういう風雨になるのか?そういうあらゆる、イメージの細部を想像力で補うことを可能にするのは、日々のデッサンを制作することがその解決策になるからです。


■3.集団面接 :  6対6で30分間。 教授6対受験生5で挙手させて述べる。(積極性とリーダーシップ)

質問は: 志望動機を1分以内で話して下さい。→ 建築に興味を持ったきっかけは何ですか?→ オンラインが増えているが実空間の良さは何だと思いますか?→ 最近読んだおすすめの本を教えて下さい。→

→ 建築家になりたい人….?(全員挙手)

■4.個人面接:教授3対受験生1(10分程度)

▶ 個人により聞かれることは異なるので注意。

・志望理由書にかかれていることから聞かれる。

・これもプライベートな質問(受験生により異なる)

上記についていくつか六つくらい尋ねられる。

・志望理由書あるいは自己PR資料のメインテーマなど、

▶・最後に何かアッピールがあればどうぞ

  それについて教授から見た印象をこの受験生は言われた。


■ こういう流れにおいて、自分の強みと自信をもち元気に明快に伝えること。

・リーダーシップ力

・グローバル性

・デッサンの表現意図(構想力)と空間性を感じさせる量感と陰影表現

・プレゼンテーションの独自性と自分が持つ創造的想像力と精神的な価値観

・自分の個性に自信を持つ

・絶対に何が何でも合格するという決意と情熱を伝える












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