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期間限定「1mm動け〜人生が動くワクワクの魔法〜」の第1章4000文字を全公開。ゲラ原稿もダウンロード可能

インタビュアー宮本さんとの対談を限定公開

はじめに
人生を変えるために必要なのは、大きな一歩ではなく、たった1mmの変化かもしれません。この書籍「1mm動け〜人生が動くワクワクの魔法〜」は、日常生活に小さな変化をもたらすことで大きな成果を生み出すためのヒントを提供します。


Introduction はじめに(仮稿)

こんにちは。齋藤潤一です。宮崎県を拠点に、農業ロボットで世界を変えるビジネスを展開しながら、地域で奮闘する仲間を応援する活動を続けています。

突然ですが、今日は僕にとっても、あなたにとっても記念すべき日になります。この瞬間から始まる、ワクワクするような新しいプロジェクトが始動したからです。名づけて、「AIロボット時代を生き抜くための『1mm動け』出版プロジェクト」。ぜひこの記事を読んでいるあなたも一緒に仲間になってほしいのです。
 
 事の発端は、1ヶ月ほど前、突如SNSのタイムラインを埋め尽くしたキャンペーンでした。「AI編集者とつくろう!わたしの現代新書」という特設ページから、好きなタイトルを入力するだけでAIがサブタイトルを考案し、新書の表紙サンプルを提案してくれるというもの。

 投資家の藤野英人さんなど著名なビジネスリーダーがこぞって「新刊出ました!」と投稿して遊んでいるのを見て、「面白いな、これ。僕もやってみよう」とパッと頭の中に浮かんだキーワードをタイトルに打ち込んでできあがった表紙の画像をX(旧Twitter)に投稿したところ……。

 「読みたいです!」「どこで買えるんですか?」

と熱い反響が続々と。
 人数にして16人くらいのリプライでしたが、僕には、その裏にいる何万人もの無言の共感者が見えた気がしました。

 ならば、つくろう!
 本当に、この本をつくって届けてみよう!
 僕が何よりも大事にしてきた、このメッセージを

 そして、そのときに打ち込んだタイトルが、まさに「1mm動け」だったのです。

 実はこの言葉、僕のオリジナルの言葉ではありません。
僕が尊敬してやまない恩師でイノベーション研究の大家である米倉誠一郎先生(一橋大学名誉教授)から繰り返し教わり、大切にしてきた言葉です。

米倉先生はいつも講義で使うスライドの最終ページに、人類が月面着陸を果たしたときの写真を載せ、「月に行こうと、誰かが一歩を踏み出さなければ、このシーンは実現しなかった」とお話をされるのです。
小さな一歩が、やがて大きな飛躍になる。逆にいえば、小さな一歩がなければ、大きな飛躍は成し得ない。

「1mm動け」は、僕の行動哲学であり、ここまで「無謀」「困難」と言われた挑戦に立ち向かうことができた精神の基盤になっています。

だから届けたいのです。「行動したくても、なかなか動き出せない」と悩んでいるであろう“あなた”へ(気を悪くさせてしまっていたらごめんなさい。「1mm動け」という言葉に興味を持つ方は、きっと自分を変えたいと思っている方だろうという仮説のもとに、断言しています)。

 ここで強調しておきたいことが一つあります。

「1mm動け」という語感はいかにもポジティブで前向きな雰囲気を印象付けるかもしれませんが、僕自身は決してそうではありません。
 人からどう見られるかがいつも気になるし、あれこれと考え過ぎて動き出すのがつらくなることが日常茶飯事。「繊細さん」「HSP(Highly Sensitive Person:非常に感受性が高く敏感な気質を持った人)」という言葉を聞いたときには、「自分のことかな?」と思うほどです。

 一時はそんな自分が大嫌いで、自信が持てず、かなり落ち込んで社会活動も制限する時期もありました。

 でも、そんな自分でも「1mmだけなら」動くことができるのだと気付いてからは、自分なりに前に進むための具体的な方法を発見して実践しようと行動が変わっていったのです。同時に、周りを見渡してみると、僕に似たタイプの人は案外多いこともだんだん分かってきたのです。

 自力でどんどん行動できる人に対して、僕が言えることは何もありません。そういう人は、放っておいても目標を達成して成功するでしょうし、人生の幸福をつかめるはずですから。僕がこの本を通じて応援したいのは、3年前の僕のような「思いはあっても、怖くて動き出せない人たち」です。

 経験者として言えるのは、繊細で考え過ぎるからこそ、人一倍強くなることもできる!ということ。

 「本当か?」と疑いたくなったかもしれませんが、本当なのです。

 「慎重」という特性を活かして、着実な準備をしたり、自分に必要な習慣を真面目に身につけたりするだけで、行動力が磨かれていきます。
 動き出せない原因の大部分は、「認知のズレ」であり、発想を転換するだけで、状況が好転することはよくあるのです。

 例えば、「苦手分野で戦わない」というアプローチ。

 僕の親しい友人に、カワシマという起業家がいます。彼は非常に真面目で、真面目がいいところなのですが、とにかく大勢の前で事業の説明をしようとすると真面目が行き過ぎて話がつまらなくなるという欠点がありました。つまらないから会場の反応も薄く、カワシマはさらに緊張して、ますます話がつまらなくなるという悪循環に陥るのです。しかしながら、僕は知っていたのです。まだ20代と若い彼が大好きな昭和歌謡について話し出したら止まらないことを。

 あるとき、同じイベントで登壇中に僕は彼の話を遮ってこう言いました。「カワシマ、残念だけれど今日も話がつまらないよ。君が大好きな昭和歌謡の話を3つして!」突然の無茶振りに彼は驚きつつも、嬉々として昭和歌謡のトピックについてまるで別人のように熱く語り始めました。面白い!! 会場もドッカンドッカンと沸き、イベント終了後にはカワシマの前に名刺交換を希望する人たちの長蛇の列ができあがっていました。

実力を発揮できないのは、それが苦手なフィールドだから。自分の得意なフィールドならば、誰もがいきいきと行動できるはずです。
もちろん、そのときに求められる役割によってできることには限界があるとは思いますが、「今は苦手分野だから、本気で戦おうとしなくていいんだ」と捉え直すだけで、気持ちがラクになります。

僕の場合は、多動的にいろいろなプロジェクトを走らせるのが好きで得意である半面、「日程調整」が大の苦手です。相手の事情を考え過ぎて、候補すら提案できないことも。最近は、「自分が本気で頑張るフィールドはここじゃない」と考えて、調整仕事が得意な人に「全部任せる」ことにしました。

信頼できるメンバーに任せる。そして、「うまくいかなかったら僕が責任を取るよ!」と伝える。そうした仕組みをつくることで、ものごとを前に進めるための日程調整が進むようになりました。不得意なことを手放して、得意なことにエネルギーを注力できる自分になるよう、「1mm動くための仕組み化」を構築することが、とても重要。この本で詳しく伝えたいノウハウの一つです。

ここから先の本論では、①お金、②健康、③人間関係、④仕事の4つのカテゴリーに分けて、それぞれにおける「1mm動く」ためのノウハウを紹介していきます。

この書籍プロジェクトでは、僕自身が完璧に体系化した秘密を、惜しみなく丸ごと公開します。

なぜなら、この世界を変えたいから。「1mm動ける人」が10人増えれば1cm、1000人増えれば1m、100万人増えれば1km、世界は進む。やがて月まで到達するでしょう。

もう一つ。
この本の作り方もまた、これまでの常識を変えるものになるかもしれません。試しにつくってみた表紙サンプルから始まって、仲間を集い、ゼロから本をつくっていく。
出版社の企画会議を通してもらうのを待つのではなく、自分たちの力で、集ってくれた仲間の声を聞き、一緒に想いを刻みながら、ページを増やしていく。そんな新しいモデルにも挑戦したいと思います。
 
 すでにこの挑戦は始まっていて、インタビュアー・ライターで編集経験もある宮本恵理子さんとの対話のプロセスが全部見られる動画を、僕や宮本さんのコミュニティ限定で公開し、その動画は映像制作のプロであるモーリスがあっという間にショート編集してくれています。
プロジェクト全体の進行を引き受けてくれたのは、「推しを売れっ子にする」がモットーの麻実さん。そしてこの本を読んでくれる仲間も含めてメンバー募集中です。

頼れる仲間と共に、踏み出した1歩。
 僕たちの「1mm」をどうか応援してください。

★この記事の元であるインタビュー動画を視聴できるのは、「https://note.com/junichisaito/membership」または宮本恵理子主宰のインタビュー講座「THE INTERVIEW(https://the-interview.jp/)」の卒業生コミュニティ「kikikatsu」のメンバーのみです。ご参加お待ちしています!

齋藤潤一プロフィール
1979年大阪府生まれ奈良県育ち。米国シリコンバレーのITベンチャー企業でサービス・製品開発の責任者として従事。

 帰国後、2011年の東日本大震災を機に「ビジネスで地域課題を解決する」を使命に活動を開始。テレビ東京「ガイアの夜明け」出演。全国で10箇所以上で地方創生プロジェクトに携わる
2017年4月新富町役場が設立した地域商社「こゆ財団」の代表理事に就任。1粒1000円ライチのブランド開発やふるさと納税で寄付金を累計100億円以上を集める。2018年12月に総理大臣官邸にて国の地方創生の優良事例に選定される。

 2019年10月に農業課題を解決するために収穫ロボットを開発するAGRIST株式会社創業。代表取締役社長就任。ベンチャーキャピタル、地域金融機関などから資金調達。農林水産大臣賞や世界最大級のテクノロジーの展示会CESなど国内外20以上のアワードを受賞。
Forbes Asia 100選定などその活動はCNNで世界に紹介される

インタビュー・構成/宮本恵理子

 

ゲラ原稿ダウンロード
本書のゲラ原稿をダウンロードして、内容を事前に確認していただけます。以下のリンクからダウンロードが可能です。

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