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ブランディング

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なぜ人口1万7000人の町が、全国から注目されるのか?情報発信の大切さについて

私が代表を務める地域商社「こゆ財団」がある宮崎県新富町は、人口1万7,000人。目ぼしい観光地があるわけではない、ごく普通の小さな町です。 ところが、月に一度開催している朝市には、町民の方はもちろん、県内外から500人ほどの方が集まります。地元の親子連れから、東京の大学生、ベンチャー企業の社員、メディア関係者、視察で訪れた地域づくりのリーダーまで。集まる方々も実に多様です。 視察研修の受け入れも、設立した2017年度が97人だったのに対し、2018年度は291人と、およそ

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地域ブランディングに覚悟はあるか?ミガキイチゴ岩佐大輝氏に学ぶ。

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パタゴニアで感じた、愛される企業や地域ブランドをつくる1%の違い

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アイデアに価値はない。すべてのイノベーションは小さな一歩からはじまる。

みなさんは「スモール・イズ・ビューティフル」という本をご存知でしょうか?  1973年にイギリスの経済学者、シューマッハが執筆した経済学に関するエッセイ集です。シューマッハはエネルギー枯渇を予測したことから着想して本をまとめているのですが、「大量消費に立脚した拡大経済は人間らしさを失わせ、破滅に導く」と警鐘を鳴らしています。 約半世紀も前に書かれた本に、いままさに世界が迎えている大量生産・大量消費型社会の終焉が予告されているのです。 経済成長を追求してきた世界の価値観の

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地域には「何もない」は「何もみてない」という事。あるもの探しをはじめよう。

皆さんは、まちづくりとは誰が担うものだと思いますか? 自治体でしょうか? それとも企業? ボランティアと答える方もいるかもしれません。ただし、どの答えも当てはまるものではありません。 国土交通省が2019年に発表した資料「新たなコミュニティの創造を通じた 新しい内発的発展が支える地域づくりについて」では、地域を支える担い手の育成と確保に関して、 「地域に住む一人一人の住民自身が、地域における学習や対話を通じて、地域社会に存在する多種多様な課題の存在を認識するとともに、自

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地域ブランドー「らしさ」を重んじ、ミッションを体現しよう

地域にはない特徴や違いを売り物にしている銘柄(ブランド)の総称を、「地域ブランド」と呼びます。一般的に知られるようになったのは、地域経済の活性化を目的として2006年に商標法が改正され、ご当地グルメやご当地キャラがぞくぞくと生まれてからです。 ところが、どれだけの地域ブランドが本当の地域ブランドなのかを考えたとき、現在の状況は懐疑的に感じざるを得ません。 地域ブランドづくりという名の下に、金太郎飴的な企画やプロダクトが跋扈し、貴重な予算が消化されるだけになっている地域もあ

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