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閉業する結婚式場・・・

結婚する若者が減っている、結婚式をあげる人たちが減っている。
300万とか500万とかかけて結婚式をする人たちがそもそも減っている。
そもそも若者にそんなお金がある人がそこらにいるかというとそんな事はないと思います。

結婚式場の運営には強烈な「固定費」がのしかかって気ます。
その中で「衣装」「装花関連」「料理」「映像・写真」は利益を確保するために大事なものだと思います。

強烈な固定費を賄うためには「利益の確保」が重要になってきます。
また結婚式場はその衣装や映像・写真などを持ち込みされるとその点の利益がなくなります。
加えて、当日のタイムテーブルが遅れると、そのぶん追加で費用をお客様からいただけないため、時間通り進めるのことが大事になります。
(利益から時間押した分、バイトなどに追加でお金を払うから)

昨今フリーランスフォトグラファーが増えて持ち込みカメラマンが増えています。私もフリーではありますが、式場と契約する契約フォトグラファーです。完全フリーでやるよりもギャラは少ないですが、確実に仕事がとんできます。

私の出入りしている式場は色々な大型機材を扱っていて、洋も和もどちらも豊富な経験のフォトグラファー、美容師たちですので特にクウォリティが下がることはありません。またルールには非常に厳しく、一定の撮影のちからがないと、容赦なく他部署からクレームがきたりします。結構厳しく指摘されます。そこに耐えられない新米フォトグラファーは辞めていったりします。

他の式場はどうかというと、「撮影できる」と入ってきても、撮れていないと行けないところを撮れていないとか、別のスタッフに迷惑をかけてしまうフォトグラファーとか「そつなく正しく撮影できるフォトグラファー」の確保は意外と難しいものです。

そしてどうすることもできず、外注することになります。
そうすると外注費がかかり、利益の確保が難しくなります。

昨年から今年3月末までで結構な数の結婚式場が閉業しています。
1年や2年で閉業している式場もあります。

ものすごい施設で何十億とかかっている式場もあっという間に閉めることになったりするのが上記が理由だったりします。

時代の流れなんで仕方が無いです。

よく持ち込み料が高いすぎるとか持ち込みフォトグラファーに対して冷たいとか聞きます。

そんなのは「当たりまえ」です。
持ち込み料もらっても正直式場からしたら「面倒で大した利益をもたらさない存在」だからです。また他部署のスタッフにも少なからず負担がかかります。

経営側からしたら難しい決断を迫られている式場が多く、斜陽産業化しつつあるのが事実。あと10年もつかもたないか・・

婚礼業界の補助金の話がありました。業界のなかの人間なんで思うことは「何が駄目なんだよ」と思ったりもしました・・・

式場が減っていくのは仕方ないですが、へったら他の式場のトータル費用は「どんどん上がっていく」のでお客様にはプラスにならないですね・・・

閉業が増える結婚式場の話でした。
儲からない産業になってしまったのが悲しいところですね。

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