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《変容の対象》2023年8月第3-4小節目

福島諭さんに《変容の対象》2023年8月第3-4小節目を送る。

いつぶりかはわからないが古谷実著「ヒミズ」を読む。今読むと様々な示唆を感じる。谷崎潤一郎「細雪」は漸く上巻を読み終える。次第に小説は読む速度がどんどん遅くなってゆく。或いはあまり感心していないからか。谷崎は「刺青」を父に買ってもらい初めて読んだ。18の頃だろうか。そうしてほぼそれから読んだことはなかった。太宰にやられたから。ピンチョンの「重力の虹」は読みかけてまた仕舞ってしまった。ピンチョンはヴァインランドはすごく好きだが、V.も他もなんだか測りかねているのだろう。ヴァーセルミも未読の本が数冊あるが、横目でチラと眺めるだけで読もうとしない。
それで、「サルチネス」を引っ張り出してきてまた読み始める。猛烈に面白い。
映画アンタッチャブルを久しぶりに見た。モリコーネの音楽。ニューシネマパラダイスの音楽の雛形がそこにある。

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