Tristan Honsingerさん

youtubeでお勧めにあがってくる動画の中にTristan Honsingerさんの動画があった。何年前だろうか、おそらく2007~8年あたりだと思われるけれど、その時僕は東京でこじんまりとした会場で数カ所演奏する関係でguitarlistのMさんのお宅にに数日お世話になっていた。その時Tristan Honsingerさんも日本のツアーでMさんのお宅に寄宿されており数日ご一緒したのをその動画を見て思い出したのだった。その動画にはpast awayとあり、その3日間の光景が不意に蘇ったのだった。物静かな佇まいと、何故か100円ショップで買ったんだという眼鏡のことを話す時のことをこれは奇妙に覚えていることを思い出した。Tristan Honsingerさんの活動は、セシル・テイラーやデレク・ベイリーの名前と共にその動画では静かに語られていて、実は僕は今までそれすら存じ上げなかった。一瞬であったが、ご一緒できたご縁を想いここに少しだけ書いておきたいと思ったのは何故なのか、、、あるライヴではアルバート・アイラーのゴーストを引用しながらチェロ独奏の演奏をする姿があった。そう言えば「君はソプラノを吹くの？」「そうです。アルトもテナーも吹くんですが今回はソプラノだけ演奏します」とか布団の上で座った氏と話したような気もする。そういったごく普通の柔らかい人柄だった。