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ククブクの味見

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海外の料理本のことならククブクにお任せ! 優れたデザイン性があり、コンセプトにひとと風土と文化が見える海外の料理本「cookbook」を紹介するマガジン「ククブク」を、noteで…
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2018年8月の記事一覧

金曜日のcookbookランキング

#084 餃子の王様、海外デビュー新たな料理本との偶然の出会いを楽しむ、金曜日のcookbookランキング。 先週で8月も最後かと思ったら、もう1週あった。 今度こそ本当に8月最後のランキングをお伝えします! 3週間前の金曜ランキングで、愛用のシグマのレンズをマウント有償交換に出したというお話をしましたよね。 今日、それが無事戻ってきました。 ジャジャン! FマウントからEマウントに交換すると、全長が長くなってレンズケースに入らなくなるということで、特別価格100

きのこの山のその奥に

吐き気におそわれるひとたちの里があったとさ料理本を書くひとにとっては、反面教師になるニュースです。 ニューヨークのフード情報サイト「グラブ・ストリート」に、安全でないレシピが複数掲載されているcookbookが、すったもんだの末に全回収されたというニュースが載っていました。 *** 続きはぜひククブクのページでご覧ください

コソコソ嗅ぎ回る犬は料理が大好き

あのスヌープ・ドッグが今秋にcookbookを出版昨日はアイルランドのシン・フェイン党の元党首、ジェリー・アダムズがcookbookを出版するというニュースをお伝えしましたが。 今度は、ヒップホップミュージシャンのスヌープ・ドッグがcookbookを出すというニュースが届きました。 詳しい記事の内容を見ていきましょう! *** 続きはぜひククブクのページでご覧ください

真のリーダーシップは食べることを大事にする

アイルランド シン・フェイン党の前党首がcookbookを発売アイルランドの右派政党である「シン・フェイン党」。 映画『麦の穂をゆらす風』などにも登場し、アイルランドの統一を目指すIRA(アイルランド共和軍)の政治部門として結成されたシン・フェイン党は、昨年2月に党首が退任し、武装闘争に直接関わらなかった世代へと代替わりしたのですが、その退任した前党首、ジェリー・アダムズがcookbookを出版することが明らかになりました。 「独立紛争の闘士が料理本を?」と、アイルランド

レストランも料理本も気高くあれ!

モントリオールの人気レストランが2冊目のcookbookを発売カナダ・モントリオールにある人気レストラン「ジョー・ビーフ」。 伝統的なフレンチビストロ料理が楽しめるということで、いまでも2か月先まで予約でいっぱいのお店です。 この店が2011年に出した初のcookbook『The Art of Living According to Joe Beef: A Cookbook of Sorts』は非常に評価が高く、ククブクでおなじみのトーナメント戦「The Piglet 2

ラーメンウェスタンはいかにしてアメリカ人の心をつかんだか

米フードメディアの編集者が見た『タンポポ』アメリカでは、伊丹十三監督の映画『タンポポ』が非常に評価が高いです。 特にフードメディアでの評価が高く、先日、ぼくが購読しているEaterのメールリスト「EAT, DRINK, WATCH」でもトップストーリーで話題になっていました。 書いたのは、Eaterのポップカルチャー担当編集者のグレッグ・モラビト。 彼がどんなふうに『タンポポ』を観たのか、気になるので訳してみたいと思います。 *** 続きはぜひククブクのページでご覧

われら精肉市場の女王たち

多様なひとが集まったNYのレストランのドキュメンタリーこのところ特に顕著だと思うのですが、レストランって客層を小さく絞る戦略をとりますよね。 親子連れ、ノマドワーカー、ママ友、愛煙家、ベジタリアン、インスタグラマー、肉マニアなどなど。 同じ価値観を共有するひとを集めて、世界を小さくまとめる。はい、どうぞ。好きでしょ。 それがダメだというわけではないのですが、なんだか全然つまんないなぁと思うのも事実です。 もっと多種多様なひとたちが集まる、カオティックなレストランはない

金曜日のcookbookランキング

#083 百貨の紅茶とサンドイッチの百科新たな料理本との偶然の出会いを楽しむ、金曜日のcookbookランキング。 8月最後のランキングをお伝えします! 映画の話になりますが、今週は『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』と『駅馬車』を観ました。 『ファウンダー』は、世界最強のハンバーガー帝国「マクドナルド」を作り上げた、レイ・クロックという実在の人物をモデルにした映画。 『バードマン』で好演したマイケル・キートンが主演ということで(『マイライフ』を大学時代に恵比寿

17冊目の夏が来る

Eaterによる夏のおすすめcookbook その6フード情報サイト「Eater」の記事を参考に、この夏オススメのcookbookを見ています。 前回までに合計9冊のcookbookを、副編集長のダニエラ・ガラルサのコメントとともにご紹介してきました。 今日ご紹介するのは、本文から漏れた「その他の注目すべきタイトル」17冊。 いままでの9冊にピンとくるものがなかったひとも、このなかに心惹かれるタイトルがあるかもしれませんよ。 簡単な紹介文とともに足早にご紹介していきた

ジョージア・オン・マイ・テーブル

Eaterによる夏のおすすめcookbook その5フード情報サイト「Eater」の7月16日付の記事より、この夏発売の注目のcookbookを見ていっています。 前回は調理用ナイフのすべてがわかるレシピ付きガイドブックと、インドのクレープ「ドーサ」のcookbookをご紹介しました。 いろいろと応用のきくドーサは、日本の屋台フードなんかにもぴったりだと思います。 さて、今日は詳細なレヴュー付きとしては最後の2冊をご紹介。 最後までどうぞお付き合いください。 ***

好きなものをなんでも包めばそれでドーサ

Eaterによる夏のおすすめcookbook その4フード情報サイト「Eater」の7月16日付の記事に掲載されていた、この夏に発売されるオススメのcookbookについて見ています。 前回は復刊したインド料理のcookbookと、カラフルな色合いがかわいらしい(気味が悪い?)ユニコーンフードのcookbookが登場しましたね。 今日も引き続き2冊のcookbookをご紹介したいと思います。 さっそくどうぞ! *** 続きはぜひククブクのページでご覧ください!

ダールカレーはインド料理の例外中の例外

Eaterによる夏のおすすめcookbook その3フード情報サイト「Eater」が厳選した、この夏発売のオススメのcookbookを見ていっています。 前回はニューヨークの人気ベジタブルバーガー店のcookbookと、キューバ料理について知ることができるcookbookが登場しましたね。 今日も2冊のcookbookをご紹介したいと思います。 どうぞご覧ください。 *** 続きはぜひククブクのページでご覧ください!

駆け巡ったフードシーン、あと5か所で本当のさようなら

『アンソニー世界を駆ける』の最終シーズンが今秋放送予定シェフでcookbook作家、テレビパーソナリティーと多方面で活躍したアンソニー・ボーデインが亡くなってから、2か月が過ぎました。 生前の彼が特に力を入れていたのが、アメリカのCNNで放送されている『アンソニー世界を駆ける(原題:Parts Unknown)』で、死の直前まで撮影がおこなわれていたのですが、その最後のエピソードがいよいよ放送まで秒読みというところまで来たようです。 彼の死去による番組の変更点も含めて、E

中西部№1バーベキュー職人、家ではステーキが好き

アーロン・フランクリンの2冊目はステーキがテーマ夏だ! バーベキューだ! 昨年は本格的な夏を前に、何本かバーベキューのcookbookにまつわるストーリーをお届けしましたが、今年はまだ書いていない気がします。 そんなことを考えていたら、テキサスのバーベキュー職人、アーロン・フランクリンがcookbook第2弾を発売するというニュースを見つけました。 いったいどんなcookbookになるのでしょうか? *** 続きはぜひククブクのページでご覧ください!