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ククブクの味見

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海外の料理本のことならククブクにお任せ! 優れたデザイン性があり、コンセプトにひとと風土と文化が見える海外の料理本「cookbook」を紹介するマガジン「ククブク」を、noteで…
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2018年7月の記事一覧

『Salt, Fat, Acid, Heat』がNetflixで10月に放送決定!

料理の4大要素をめぐるフードトラベル・ドキュメンタリーにこうなったらいいなぁと思っていたことが現実になりました! 昨年2017年に発売され、数々の賞を受賞したcookbook『Salt, Fat, Acid, Heat: Mastering the Elements of Good Cooking』が、Netflixでドキュメンタリー化されることがわかりました。 このニュースをいち早く報じていたのは、ニューヨークのフード情報サイト「グラブ・ストリート」。 作者のサミン・

料理本の店では料理本に載っている料理が食べたい

世界の料理本だらけの専門書店13選 #4世界のcookbook専門書店を、Food52の記事をもとにご紹介しています。 前回はパリ、メイン州ポートランド、ニューオーリンズの書店をご紹介しました。 特にニューオーリンズのキッチン・ウィッチ・クックブックスは、コミュニティを大切にしていて「行ってみたい!」と思わせる書店でした。 今日も3軒をご紹介していきますよ! *** 続きはぜひククブクのページでご覧ください!

アンソニー・ボーデインの番組が2018エミー賞にノミネート

優秀情報シリーズ賞など、合計6部門に シェフとして作家として、いままで数多くの受賞経験があるアンソニー・ボーデインですが、亡くなってからの最初の栄誉はどうやらエミー賞になりそうです。 報じていたのは、7月12日付のグラブ・ストリートです。 *** 続きはぜひククブクのページでご覧ください!

レストランが提供してくれるのは料理だけではない

LAタイムズの有名レストラン批評家が逝去ロサンゼルス・タイムズ紙のレストラン批評家で、ピュリッツァー賞も受賞しているジョナサン・ゴールドが57歳で亡くなりました。 彼は批評家なので、ククブクに登場することはあまりありませんでしたね。 でもいちど雑誌 Lucky Peachのベストストーリーをご紹介したときに、編集長のピーター・ミーハンとニューヨークのレストラン批評家ロバート・シェツィマの3人でおこなった鼎談がすばらしかったことをお伝えしました。 アメリカの料理を食べ尽く

金曜日のcookbookランキング

#079 シトラスは万能食材新たな料理本との偶然の出会いを楽しむ、金曜日のcookbookランキング。 7月最後のランキングをお伝えします。 遅ればせながら、『ウエストワールド』のファーストシーズンを見終わりました。 ゲンロンカフェの「サイバーパンク放談 #2」で取り上げられていたのをきっかけに知り興味を持ったのですが、ぼくは『ゲーム・オズ・スローンズ』ほどは没入できませんでした。 でも唯一感心したのは、ある男の正体に関わる叙述トリック。 ウエストワールドというのは

cookbookも秋は豊作。でもそれっていいことなの?

NYの書店が明かす10月に新刊ラッシュが起きる理由本格的な夏に突入ですね。 そうなると、早くも秋のシーズンの話題が取りざたされてくるわけで、主要なフードメディアでも「秋に読みたいcookbook」的な記事がここ一週間増えています。 それらについてはいずれ取り上げようと思っていますが、今日はその前に知っておきたい、注目すべき投稿を見つけましたので、それをご紹介したと思います。 掲載されていたのは、今月の頭にもご紹介した、ニューヨークのcookbook専門書店「キッチン・ア

ガンボと仲間たち

ニューオーリンズの300年を語るcookbook #3アメリカ・ルイジアナ州ニューオーリンズの公衆ラジオ局WWNO。 ここで放送されている読書番組『ザ・リーディング・ライフ』をもとに、市制300周年を迎えたニューオーリンズのcookbookを振り返っています。 番組をナビゲートしているのは、タイムズ・ピカユーン紙の元書籍編集者スーザン・ラーソンと、ジュディ・ウォーカー。 前回は「シェフや食の専門家によるcookbook」がテーマでしたよね。 第3回目の今日は、「食に関

料理本を通じて見知らぬひと同士がつながるということ

cookbook作家ジュリア・ターシェンの講演からククブクで何度も取り上げているcookbook作家のジュリア・ターシェン。 彼女は単なる「料理が大好きなレシピ作家」ではなく、世の中を少しでもよくするために活動をする人物であり、その活動のための手段が食べものであったりcookbookであったりするというイメージが強いです。 そんな彼女が、今年の2月にアメリカ南部の食文化にまつわる団体「サザン・フードウェイズ・アライアンス(SFA)」で、cookbookについての講演をした

あまりに祝祭的なニューオーリンズの魔女の書店

世界の料理本だらけの専門書店13選 #3Food52の「Around the World in 13 Cookbook Shops」という記事をもとに、世界各国の料理専門書店をご紹介しています。 前回はククブクで何度もお伝えしているサンフランシスコの書店から、美しいデザインのcookbookを手がけた女性が店主の、アムステルダムの書店などをご紹介しました。 シアトルの書店にはキッチンも併設されていましたよね。 前回に続き、今日も新たに3軒の書店をご紹介していきたいと思い

ここに来るのにパスポートなんかいらない

マーカス・サミュエルソンがホストの新番組をEaterが配信『アンソニー世界を駆ける』で、フードトラベル番組というジャンルを浸透させたアンソニー・ボーデインが亡くなってから、もうすぐ2か月になろうとしています。 彼が亡くなったことで『アンソニー世界を駆ける』は当然、番組としては終了を迎えるわけですが、じゃあいったい誰がアンソニー・ボーデインの遺志を継いでいくのか。 その候補作のひとつとなりそうなフードトラベル番組が、EaterとPBSの共同制作で始まるようです。 どんな番

料理本で遠くへ旅に出よう!

サンフランシスコの書店主が語る必読のcookbook #2新刊と古書の両方を扱っているサンフランシスコのcookbook書店「オムニヴォア・ブックス・オン・フード」。 その店主であるセリア・サックが、サヴール誌のインタヴューに答えてcookbookのオススメを紹介するという記事を読んでいるのでした。 おとといは最近発売になったアフリカ料理のcookbookを中心に、料理本が読者の世界を広げてくれる可能性などについて語ってくれましたね。 今日はその続き。 比較的昔からあ

金曜日のcookbookランキング

#078 ダイヤル1を廻せ! 新たな料理本との偶然の出会いを楽しむ、金曜日のcookbookランキング。 7月第3週のランキングをお伝えします。 猛暑が続くなか、昨日東京オリンピックの競技日程が発表されましたね。 天気予報で連日「不要不急の外出は控えるように」と繰り返されているのに、この時期に強行するなんて狂気の沙汰かと思うのですが、いったんこうと決めたら責任問題を恐れて変えられないのが日本人の悲しい性。 ワールドカップでの西野監督のように、「責任は自分が全部かぶるか

料理本にももっとアフリカを!

サンフランシスコの書店主が語る必読のcookbook #1月曜日に終了したサッカーワールドカップ・ロシア大会。 フランスは若手主体のチームながら、しっかり先輩たちの遺産を受け継いで98年以来の2度目の優勝を果たしました! あるいは、98年に3位という好成績を収めたクロアチアが、悲願の初優勝を果たしました、なのかな? これを書いている時点ではまだ結果が出ていないんです……。 いずれにせよ、今回のロシア大会ではグループリーグを突破したアフリカのチームがなかったですよね。

iOSで使えるフード絵文字のランキング

7月17日は世界絵文字デー昨日7月17日は世界絵文字デーだったということで、本日はいつもとちょっと違う毛色のニュースを。 この日を記念して、フード情報サイトEaterに食べ物の絵文字のなかからベスト20を選ぶという企画が掲載されていました。 フード絵文字は現在100種類以上あるそうですが、どの絵文字が上位にランクインするのかな? 見ていきたいと思います。 *** 続きはぜひククブクのページでご覧ください!