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へらへら笑ってろ(双極性障害の私)。<15>bipolarに朝は最高。

最近、我ながら体調管理が上手くいっているなあと思っている私。蛋白質をしっかり摂るようになったとか、フルーツを毎日いただくようにしているとか、散歩を心がけるようになったとか、いろいろありますが、今日は、これがいちばん効いている!と思うことを書きます。

目新しいことではありません。朝型生活が習慣化していることです。

朝型などという言葉を意識することもなかった10代、親元で暮らしていた高校時代まで、私は22時に寝て6~7時に起きる生活をしていました。それが当たり前でした。私の実家は、ちょっと高台にあるのですが、そこから見える幼馴染のTくんの家の明かりを見て、母はよく「Tくんの部屋は遅うまで明かりがついとるで!あんたも、夜、もっと勉強しねえ!」(岡山弁です)とこぼしていたものです。
でも、私はそんなことはお構いなしで、早々に寝ていました。眠いんだもん。

その反動でしょうか。夜更かしすることが大人っぽく思えた時期もあって、大学時代からの私は、夜型に変わりました。若かったから、徹夜もよくしましたし(当時はよく飲みました)、社会人になって最初の仕事が、編集・ライター業だったこともあって、夜遅くまで働いていました(そのぶん、始業も遅かったです)。もしかしたら、本来の私の体内にあった生活リズムが崩れたことも、双極性障害発症の原因のひとつだったのかな、とも今では思っています。ほかにも思い当たる原因はありますが。

さて、いまの私。12時~21時のbusiness hourを終えて、帰宅するのが21時半ごろ(職場と自宅はとっても近いのです)。愛犬とちょっとだけ散歩して、作り置きの晩ごはんと赤ワインをいただいて、遅くとも23時には寝ています。

え?夕食後3時間は経ってから寝るべき?

知っています。消化によくないですよね。でも、私は寝ることを最優先しています。晩ごはんは軽めですし、寝酒はよくないとも言われていますけど、赤ワインは、グラス1杯だけですし。

で、朝は、5~6時に自然に目覚めます。疲れがたまっているときは、7時過ぎまで寝てしまうときもありますが、それでも出社前の身支度をはじめるまで、3時間以上あります。

朝型生活は、体調にもすごくいいのですが、メンタルにもすごくいいですね。私は、以前も書いたとおり、モーニング・ページというものを書いていて、朝、そのときの気持ちを、まとめるというより思いのままに書いているのですが、その鎮静効果は計り知れません。すっきりして、その日のモチベーションが上がるのです。何を書くかなんて、ノートを開けるまで決めていないのですが、「今日も1日楽しもう」と最後に書くのが定番になりつつあります。自分を鼓舞するためにそう書いているわけではなく、自然にそういう気持ちになるのです。

もちろん、いつもいつも薔薇色の毎日なわけではありません。もやっとすることは、とくに仕事でたくさんあります。でも、そんな日も、いえ、そんな日にこそ、とっとと寝ます。夜、疲れたアタマで考えごとをしても、いい解決法など思いつかないことが、体験からわかってきたからです。
それより、早く寝て、早く起きてリフレッシュしたアタマで考えれば、ポジティブなやり方を思いつく確率が高いですし、万が一、もやもやが残っていても、モーニング・ページで解消できています。

双極性障害をもつ人も十人十色だと思いますが、私は躁の傾向の強いタイプだと思っています。イージーゴーイングだし、お調子者です。そんな私には、朝という、まっさらできらきらした時間は、その日の気分を盛り上げてくれる貴重なひとときになっています。

躁がもっと強くなるのでは?というご心配もあるかもしれませんが、ありがたいことに、お薬がよく効いていて、上がり過ぎるということも、ここ数年なくなっています。ごく自然な感情として(躁状態のときの感情は、作り物のハリボテの高揚感だと思っています)一日のはじまりが楽しい。楽観的な本来の自分の性格と、朝のほうが楽だという本来の体質(10代までそうだったのだから、これが本来の姿だと思うのです)にマッチしていて、いまの生活スタイルが気に入っています。

bipolarの人にこそ、朝型生活、おすすめします。

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