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50回目のファースト・キス

50 First Dates。2004。アメリカ。
監督 ピーター・シーガル
アダム・サンドラー、ドリュー・バリモア

1日以上の記憶が保たない短期記憶喪失のルーシーに恋をする、獣医ヘンリーのコメディ。

ドリュー・バリモアが気になったのと見放題がもうすぐ終わるのに釣られて見たものの日本語吹き替えで躓いた。
吹き替え、昔は違和感なく見れたのに今はどうも誇張しすぎで捻じ曲げたイメージで伝わってる気がして別のものを見させられてる感じが気になってしまう。
音を消して字幕で見たらだいぶストレスフリーで観れた。ストレスフリーというか、物語に没頭できるっつうの?

短期記憶障害の人が出ると、自分宛のメモを残すって作業が真っ先に思い浮かぶから、家族がしていた同じ日を再現する行為がものすごく間違った行為に感じてもどかしかったんだけど、自分宛にメモを残すって処置は他の物語で学んだ常識なのかもしれない。この映画公開当時は一般的じゃ無かったのかな。
とか思ってたけど、そもそもこれは恋愛の話なので障害に対してどう向き合うとかって流れはあんまり重要では無かったぽくて、限られた条件の中でどう愛を育むのかってお話でした。全く守備範囲じゃ無かった。
でも、最後の展開にはかなり驚いた。思い出ゼロのところからビデオ一本だけで忘れている時間を知らされて扉を開けたら違う環境だった時って、その状態をすんなり受け入れられるのだろうか。
信用できるものなのかしら。

それほど信頼に足りる情報や感情が感じられるビデオだったのか、なんなのか。予想を超えたハッピーエンドでした。

ヘンリーは控えめに言ってもクズで、その感覚の笑いが随所にあるのは全く肯定できないけど。
ドリュー・バリモアの、そんな笑いが受ける中で求められている女性ジェンダーをしっかり演じているのが見事だったし、それはそれで正直可愛かったです。

人を信頼できるって生き方は才能でとても幸せで正しい行動なのかな。

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