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ルーカスと魔法の青いドア

Za niebieskimi drzwiami/Behind the Blue Door。2016。ポーランド。

止むを得ない事情で叔母のの運営するホテルに引っ越すことになったルーカス少年。自分の気持ちも関係なく変化する環境に摩擦を起こすある時、偶然にも青い扉の秘密に気が付く。そこから始まる夢のような冒険。

ママと一緒に旅行に行く朝、楽しくてしょうがないルーカス少年はまだベッドで眠っている母を、1、2、3と毛布をひっぺがして叩き起こす。母は仕事の関係であまり眠れていない。
子供の無邪気さは時としてウザったく見えるもんだけど、母親の全てを受け入れているしょうがねーなっつう表情は私はよくわかる。
なぜなら愛猫の毎朝の儀式として寝てるところを叩き起こされるから。
この子には私しか頼る相手がいないし、信用しきっている生き物を受け入れてあげなければいけないと思うから。生き物が子供を作る理由は、種をつなぐだけでなく、新しい命に対して無条件で愛情を注ぎ世界から愛されていてここに居ていいんだよって教えてあげるのが一番の理由だと思ってる。
愛で回る世界。

それが、いきなり事故にあって粉々になってしまったのが漫画太郎で大爆笑してしまった。
そこから、ルーカス少年は色々不憫な目に遭いつつも、青いドアを見つけて異世界に入り込み、子供たちの力でトラブルを解決する。そこまでテンポが早くてあれよあれよでした。色々謎なところはあったけど、子供の頃のイマジネーションて答えは用意されてないし、自由なものだからこういうもんだよなと、心優しくまっすぐで前向きなルーカス少年がハッピーになれて良かったなと、保護者目線で映画を終われる。

原作で端折ってるところいっぱいありそうだけど、まっすぐで誠実な雰囲気は伝わる。

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