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stand.fm で発信し続けて得られたもの

スタエフ発信がそろそろ2年になるので振り返ります。

音声コンテンツで発信しようと思った理由

数年前、お寺に嫁ぐことが決まった当時、「お寺!?」「大変やん!」みたいな反応の中、ネット検索大好きマンの私が思いっきり検索しまくっていたワードは「寺嫁」。

当時はほとんど発信がなかった。

そこからワーっとインスタが流行り、気がつくと「寺嫁」の発信は大多数が

キラキラ(物理)インスタ or 恨み節Twitter

になっていた。
(ちなみに物理のキラキラは、仏壇がピカピカだったり掃除した廊下がピカピカだったり、お花飾ってピカピカだったりです)

が。

YouTubeにも音声コンテンツにも、相変わらず寺嫁って出てこない。

えー、私、めっちゃ一般人でキラキラしてへんし。
せやかてインスタやYouTubeに耐えうる顔面やないし。
なんかもっと普通の人のテンションでの発信ほしいな。

という思いで、音声コンテンツをはじめました。

自分の短所が逆にキャラ付けになった

なんせ「抹香臭い」「関西弁」「早口」「うるさい」「話長い」「説教くさい」のコンボが決まってた私です。
それが、とにかく自分の脳みその中身をブレインダンプよろしくぶわーと喋ることで、逆にキャラ付けになったように思います。

キラキラでも恨み節でもない、早口の関西人のおばちゃん。
お坊さんほど遠くないけど、なんか寺に近い。

そして、説教くさい・抹香臭い、のコンボが「寺嫁」に内包されるとは思っていませんでした。
お寺さんやもん、しゃあないよね!という、思考停止です。すげえ。

満たされる「話したい」気持ち

自分以外の誰かが聞いてくれた再生回数がまわる。
コメントがつく。

どこかの誰かに届く…かもしれない、瓶入りの手紙を海に流すような、それが誰かに「届いた」という嬉しさ。

話す練習ってとても面倒で難しいけれど、録音して「誰かが聴いてくれるもの」にすると考えたら、私にとっては面倒さと難しさが雲散霧消しました。

壁打ちよりもよくできた、会話と言語化とまとめる練習が、いつの間にか私の「話したい」欲求を解消していました。

話を5分にまとめる力

ワタクシ、実に話がヘタクソで、常々主任さんに「で?何なん??」をされていたので、どうにかせななーとは思っていました。
スタエフでひたすら壁打ちをやることで

5分以下におさめる

ができるようになってきました。

挨拶していきなり用件から入る。
どんな長い話でも5分以下で終わらす。
終わらなければ話題を分割して5分以下にする。
短くても、5分にのばすことはしない。

みたいな感じでやっています。いやほんま延々話さなくなった。自分でも進歩やと思います。

なぜ5分なのかというと、私自身が「5分なら聞こかな?」と思うことが多いからです。普通の人はマシンガントーク30分も持たない。

ちなみに、流れるようなくだらない喋りコンテンツを長尺でガンガン出してる濱田祐太郎さんを大変尊敬しています。

音声コンテンツならではのつながり

スタエフつながりで、「オンライン上での医療従事者との関わり」ができました。
これはめっちゃびっくり。
今までも、医療従事者とネット上で関わることがありましたが、ここまで濃密に関わることはなかったし、声を知っている人だから文章でやりとりしてもストレスがないし、インターネット会議システム(要はzoom)でやりとりしても「ああ!あのひと!」ってなるし。

声ってすごい。

文章よりも、「話す」こと「聞く」ことってだいぶ親近感わくんだと実感しています。

音声・動画コンテンツで寺嫁はブルーオーシャン

はい、いきなりぶっ込んできましたよこの人。

いやほんま、寺嫁、で音声コンテンツや動画コンテンツを検索してみてください。
とにかく、数が少ないんです。
インスタはかなりの量があります。が、どっちかいうと、寺の広報的なことが多い。

その中で私はすでにこの時点で200本近い音声コンテンツを出していますので、先駆者ともいえる位置付けにいます。早くはじめてえらい私(どや)

お寺の「おもて」は、ご本尊や僧侶ですので、どちらかいうと、寺嫁は「ウラ」。
寺嫁といっても、全員が僧侶の資格を持っているわけではない。
…となると、寺嫁で何を発信すんねん。ていうことになり、難しいからコンテンツは少ないと推測はしています。

看護師+寺嫁、の強み

寺嫁さんだけのオンライングループや、リアル寺嫁つながり、リアルお寺つながりの中でよく話にあがるのが「死別の悲しみ」です。
お坊さんのお説法でもよく出てくる。

せやけどみんな、医療のこと、介護のこと、ほんま知らんねん!(ドン)
お坊さんもテキトーなことをお説教に混ぜんといてえ(心の叫び)

あと、看護師界隈ってわりとスピ系に傾倒する人多いです。癒しのなんとかだの、なんちゃらセラピーだの、○○活だの。
やめて。
「根拠は?」の根拠厨先輩召喚しますよ??

ここは、ガチで「お寺の中の人」でありつつ、看護師免許保持者でパートとはいえ現役であることを活かして、あかんもんはあかん、ちゃうもんはちゃう、と発信しつつ、一般人に近い立場で気軽に声かけてもらえるような感じでやってけそう、というのが私の強みかも。
と思ってます。

人がどんなふうに病み、老い、最期を迎え、弔われるか。医療も宗教もどっちも知ってる人って多くないですよね。

だからといって、どないしたらええんかとか、金になるかどうかとか、わからんけどね!

せやかて、スタエフにこんだけコンテンツ貯めてるんやもん、なんかそのうち思いつきそうです。

3年目も続けていきます

というわけで、3年目も週3で、寺嫁としてボチボチ発信していこかなーと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

追記 スタエフにした理由とSpotify・ApplePodcast

Voicyに落ちた
ラジオトークは操作性が合わなかった
Spoonは若過ぎた
clubhouseはログが残らない
noteはリスナーとしての使い勝手が悪い

その点、スタエフは白が基調で直感的に操作できたのがよかったです。

現在は、SpotifyとApple Podcast でも配信しています。

投げ銭はいつでも歓迎でございます🙏