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2020/7/25 セックスマシーン!! めっちゃライブやっとんねん! お昼の部

開演前のSEのボリュームが上がり、その後フェイドアウトし、客電が消える。ライブが始まりますよ、というお決まりの演出。そして、会場にながれる「ツァラトゥストラはかく語りき」。6月1日のライブでは流れなかったので、本当にひさしぶりに聞いたこの曲に胸が熱くなる。このあたりからすでに記憶があやふやだぞ。

圧倒的な存在感! 言うて出てきて、たぶんモーリーと日野くんが掛け合いで注意事項などを。声ださないで、鳴り物使ってね、みたいな。そんとき、みんな手持ちの鳴り物ならして返事してたんだけど、わたしがペパニカを鳴らしてたら日野くんが「なんかパフパフいうてるやつおるな!?」って反応してくれたん嬉しかった。モーリーも「マイ鳴り物、いいですね」って笑ってくれてよかった。

で、「太陽と虎に来ちゃいましたー!」言うて、久しぶりやるかな? と思ったら一曲目「始まってんぞ」をやったんだよね。

もう、楽しさがうなぎのぼりっていうか。しょっぱなからコール&レスポンスの曲なんだよ、この曲。本来ならね。でも、レスポンスできないから。できないから、ゲストパーカッションは精一杯鳴り物で応じる。声は出せないけど、ハンズアップは許されてるから、いつもの「バンザイ!」は全力でハンズアップした。「ふーたりの」とこからピースでハンズアップするの、大好きなんだよね。楽しくて。

懸念したほどオガタさん見えづらくなくて、まあ、水彩フィルターかかってる感じではあったけど、帽子かぶってなくて、あれ、パーマかけはった? くらいは判別できるし、前髪ちょっとぱらってなったんかっこいいいー! ってなるくらいには見えてました。

2曲目が「久しぶり!」だっけ? 全然記憶力ないんだけども。いつも通りにモーリーに「はい、ぴょんぴょん!」て言われて「できるかぁー!」思いながら、椅子に座ったまま、モーグルの選手みたいに両足でフロアをどんどんした。んんんー、楽しい。跳べないけど、体が動くのを止められない。オガタさんのドラムソロのとき、モーリーがさっとしゃがんでくれるんだけど、こっちも座ってるから、あんまり甲斐なく、わたしの席からではしゃがんだモーリーでさえ被ってオガタさん見えへんわってなったけど(笑) いや、モーリーがうろちょろしてくれたら見えるんですよ、オガタさん。オガタさんガン見してたら、モーリーの股間がカットインしてくるんだけどさ。

「伝説のサバイバー」、どこでライブやっとんねんの海原編で、演奏パートが電波切れたのに、寸劇パートがしっかり配信されたあの曲。今回も、寸劇ありました。モーリーがマシーンに絡みに行くんだけど、近藤さんの「サー・イエッサー」の返事が、妙にタメをつくって繰り出してくるから、なんやねんwww てなった。いや、たしかに、あのシチュエーションでボケるの難しいから、やりようないとは思うんやけどさ(笑) 次、モーリー、日野くんに絡みにいったのに、先手で日野くんに「ソーシャルディスタンス!」てやられて、すごすごオガタさんの方に行ったんだけど、日野くんは日野くんで、もうちょっと絡んで欲しかった、みたいな雰囲気になっていたので、リハで詰めて来い、とはなりました。オガタさんは「イエッサー!」て返事したら「頭とおしりに'サー'をつけろ、この〇〇野郎!」みたいに罵られていた。〇〇の部分がなにやったから忘れた。
ところでこの曲で、オガタさんがシンバルシャララララーってやるとこ(音楽語彙力がない)、スティックをくるっとひっくりかえして、グリップの方で鳴らしてたんですけど、前からでしたっけ? まあ、単純に所作がかっこいいなってだけの話しなんですけど。

「むげんだい」たたみかけるようにアッパーチューン。ライブで聞くの久し振り。歯止め利かずにごめんちゃい、という歌詞が、一日3公演という無茶の1回目にふさわしいというか。この曲もすわったまま、がんがん頭ふっちゃったぜ。

この四曲で1ブロックかな。この後のMCで「お昼にふさわしい曲をやってみましたー」とモーリーが言っていたので、3公演ともセトリ変わるのかなーとか思って、第2部、第3部を見たフォロワーさんに確認したら、ほんとに、WOWと最新シングルの「かくせ!」収録曲以外、かぶりなしセットリストだったようで、ほんま、セクマシ、ほんまにセクマシ、最高やなセクマシってなりました。

で、ここのMCで改めて、鳴り物の使い方の話しになって、ゲスパがモーリーの言葉に鳴り物で返事したら、モーリー、「そう! それ! 正解! いえーい!」 みたいに体を折り曲げながら激しく称賛して、日野くんに「どうしたん」と言われて「(SEでかかってた)AC/DCに影響されました」とか言うてて、そのときに近藤さんがなんか言ったけど、ちょうどモーリーの言葉とかぶってうやむやになったのを、モーリーが「え、なに?」て問いただしたけど、近藤さんが「いや、もういい」って辞退したのに、モーリーが「なんだよ、水くせえな! 言えよ」ってうざがらみして、困った近藤さんが一言「YO!」て言ったら、モーリーが「なにそのMC、最低。 MC 最低……と、DJ誰やる?」ってヒップホップユニット結成しそうになってた。

「かくせ!」 ここんところの配信でモーリーが歌詞をとちりまっくていることで話題。とか言うたらご本人気にしそうではありますが。こちらも緊張して見守っていたら、ごまかし方が上達してはりました。いいと思います! 2部ではカンニングしてたそうですが、それもまたいいと思います!
「かくせ!」という曲はさ、日本でCOVID-19が危機的に語られるようになる前に発表された曲でさ、でも発売されたときにはもうライブがまともにできないようになってた時期でさ。曲に本来意図されなかった意義が付与されてしまったようなところがある曲なんだよね。そりゃ作り手としてはいろいろ思うところもあると思うんだよね。だから、果敢にこの曲をライブでトライしてくれるの、とてもうれしく思っています。
あ、日野くんのベースが例の日野モデルでしたよ。お似合いでした。ばえー。

「明日月曜」 CDと同じながれで「かくせ!」の次に始まる。この曲も上がるよね。1分25秒で終わる曲なんだけど。コーラスユニゾンで男臭い感じ。このまま終わらないぞって決意の曲。なんか知らんけど、マシーンが声合わせて歌ってるってだけで泣けたりすんのね。

ほんで「WOW」だっけ。これもコール&レスポンス前提の曲なんだけど、ゲスパ、みんな鳴り物で応える。そして換気タイム。ロングマイクケーブルで、ステージ裏からバーカウンターの方に出て、入り口のドアを開ける。ドアを開けたら、防音の関係で大きな音は出せないから、アンプ使わず、ドラムも大きな音出さず、声とゲスパの鳴り物でWOWしてたんだけど、なんか途中から小さい音でシンバル鳴りだして、モーリーステージ戻った時に、オガタさんが予備のシンバル(?)モーリーに手渡して、最初モーリーそれを手で叩いてたけど、近藤さんが予備のドラムスティック渡して、なにその連携プレイ、と思ってたらいつの間にかオガタさんが尾崎紀世彦の「また会う日まで」歌い出して、日野くんと近藤さんもシンバル持ち出して、なぜか全員で「また会う日まで」セッションになってて、意味はわからないけど、この対応力、さすが、好き、ってなった。オガタさんがクセ強めの歌唱で締めくくり、換気タイム完了と相成ったのであった。

ここらへんのMCだっけ。モーリーが、制約は色々あるけど、今までだって、制約がないことなんてあったか? と。人間は社会的な動物なんだから、ルールに則って、その中で最大限やっていくしかない、みたいなことを。とにかく死なないように、気を付けよう、みたいなこと。モーリーのゲスボ、ゲスパに対する「死ぬな、生きとけ」は今に始まったことではないけれど。で、この辺からますます曲順はあいまいですよ。

「響けよ我が声」この曲はコーラスが豪勢で骨太な、メッセージ性も力強い曲。輪唱っぽくなるとこのコーラス、ぐっとくるよね。ぐっとくるんだけど、正直ちょっとおもしろって思ってしまう不埒なゲスパでごめんな。いや、かっこいいんよ。わたしが中学生男子だったときに聞きたかった。※中学生男子だったことはない

「風に沿って」っんなぁー! すみません、取り乱しました。個人的な思い入れが。この曲が収録されたシングル「かくせ!」が発売された4月1日に息を引き取った我が家の愛犬、犬弌くんのことを思い出してしまう曲なのです。一緒に歩いたことと、もう一緒に歩けないことを思い出すのです。でも悲しんでばかりはいられないので、「君を考えながら 風を沿って歩こう」ってなるっていうあああああ。んでまあ、わたしにとっては亡き愛犬を思い出す歌なのですが、なんとなく、モーリーにとっての「君」は松原さんのことなのかなあ、なんて思っていたりもしたので、この曲を太陽と虎で聴いてる、というのも胸に来るものがあった。まあ、単なる思い込みですけど。

「ムリなんす」この曲やる前に、MCでなにを言ったっけ。なんか、一瞬、「別れの合図」やる? って思った気がする。過去のライブでも、「別れの合図」かと思ったら「ムリなんす」だったパターンが何回かあった気がする……。わたしが「別れの合図」を待望しすぎているだけなんですが。いや、「ムリなんす」に罪はないんだ。うん、わりとこてんぱん系の失恋ソングです。いくつかあるコテンパン系失恋ソングの中でもライブ採用率が高めの失恋ソングです。ルサンチマン低めのメロディアスなバラード。

「リンドバーグを聴きながら」セトリの順番忘れてるんだけども、失恋ソングは失恋ソングでも「ムリなんす」とは対照的に激しい曲調。前々から、この曲の歌詞すばらしいなって思ってるんだよね。「素敵なまでに美しい君 もうすっかり僕に興味がない 脅威にあたいするその切り替えよう そんな君も嫌いじゃない」 この不毛さ! 君の美しさ、残酷さ、僕の諦めの悪さ、二人の関係性を1バースで描き切って、もう、絵が眼に浮かぶ! すごい! しかも音楽はめっちゃノレる! 2分ない曲なのに、読切漫画読んだくらいの物語性がある! 短編小説っていうよりは読切漫画!

「春への扉」 もう、説明いらんと思うのだが。聴くごとに強く心を揺さぶられる名曲。歩みを止めるな、先に進め、扉を開けろ、と背中を押してくれる曲。なんのかのと理屈をこねて、尻込みする、そのケツを蹴っ飛ばしてくれる曲。Aメロ後のオガタさんの雄叫びがいいんだよなああ。脳みそ沸騰する。人間は、よりよい場所を目指すべきだよなって、自分に気合を入れられた。今聴けてよかった。

「昨日の続き」ラストの曲。真昼間に聴くのもいいもんだ。COVID-19のせいで思うようにライブをできない日々。それでも、いつかのライブのときに灯った火を、情熱を、消さないように、消さないように、ずっと昨日の続きを繰り返している。「君の笑顔をただ再び見るために僕はなにができるか」君というのは、マシーンにとってのゲストボーカル、ゲストパーカスかも知れないけど、わたしたちだって、考えている。マシーンの笑顔を見るためになにができるかって。それはやはり、しっかり感染予防して元気でいることだよな。元気でまたこの場所に足を運ぶことだよな。そのために、ライブにくるときだけ気を付ければいいてんじゃない。日常生活から重々気を付けてさ、自分も自分以外も、みんな、感染したり感染させたりするリスクを極力減らすことだよなあ。

全国に居るゲストボーカルが、ゲストパーカスになる必要があるかもしれないけど、それでも早く、観たい人が、行きたいライブに行けるようになりますように。
自分がこうしてセクマシのライブに行けるのは、ただただ運がいいだけなのだ。その運の良さを、少しでもお返ししたくて、こんな自分本位な感想文を書いているわけです。

「昨日の続き」が終わった後、アンコール、あるのかな、ないのかな、と思いながら客電付かないから、鳴り物鳴らしてたら、わりと早めに御目見えしてくれたマシーン。モーリーが「趣旨わかってる? 3回やるんだよ? 年の数ほど曲やるんだよ?」って文句言いながら。で、日野くんが「豆みたいやな」かなんか言うたのね。そしたらモーリーが、「豆、節分の、年の数だけ食べる、あの炒った大豆」みたいに執拗に解説したら、日野くんが「説明されると恥ずかしいからやめて!」って言うてて、ほんと、モーリー、日野くんに隙ができるとここぞとばかりに刺すよね。
で、やってくれたのが「一生のお願い」これも楽しいんだよね。モーリーの手のフリ真似すんの。失恋ソングなんだけどね。楽しいのね。元気よく未練がましいこと言った挙句、最後疲れ切って終わるの、ユーモアがあって可愛げがある。にこにこして終った、楽しかったーって終った。

これから2週間、ただ祈る日々である。この不安を乗越え、マシーンたちが津々浦々また旅に出られる日が一日も早く来ますことを。あなたが、その目で、耳で、マシーンたちの音楽を受け取れますことを、大阪の地から祈っております。

わたしは、あなたの、感想が聞きたい。

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