スウィートシング

先週末、千葉の実家に帰る。両親とももう高齢なので、そんなに遠くまでは出かけたりしないので、その代わりに近くの映画館まで一緒に映画を見に行ったりする。

母が、テレビの映画評をみて、見に行きたい映画をメモっていた。残念ながら、千葉ではあんまり面白い映画は公開されない。メモになった映画もほとんどが千葉ではなく、東京での公開だった。

その中の一つが、スウィートシングという映画だった。新宿で公開していた。面白そうだったので母には悪いが、東京にもどってから一人で見に行った。

すごく良かった。客観的にみれば、酷い環境で生きている姉と弟の話。父親はアル中、母はDV男と再婚。主人公の弟は、その再婚男に、性的ないたずらをされる。でも、そんな暗い生活の中でも、姉と弟は希望を失わない。普通に生活を送っている人ならば、さして注意を払わないことにも、彼れの人生は愛おしさを感じることができる。そんなスイートシングに満ちた人生でもある。

母が好きそうな映画だったので、千葉で公開しないのは残念。千葉でも色々と面白い映画を公開して欲しい。