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新しい秩序⑩

おはようございます。TICEコーチ小野寺です。

ゴール設定するとコンフォートゾーンは現在と未来の2つ存在ます。
ゲシュタルトは現在と未来のコンフォートゾーンのどちらか1つが選ばれて表面化されます。
現状の外にゴール設定し現状との差が大きければ大きいほど違いが明確になるので未来か現状を選択できます。差がなければ分からないのでエネルギーは放出されません。

人はこうあるべきという考えがありそこから外れると秩序は元に戻そうと働きます。私の体重は60kgというコンフォートゾーンであれば65kgになると慌てて元に戻そうとするのです。もちろん秩序が変わり65kgがコンフォートゾーンになってしまうと戻ろうとしません。表面に出てくるゲシュタルトは1つなので60kgのゲシュタルトが維持されているかによるのです。

現状のゲシュタルトと未来のゲシュタルトが存在すると表面にでてくるのは1つなので臨場感が高い方が選ばれるようになっています。
臨場感の高いゲシュタルトが選ばれるので現状と差が大きいほど元に戻ろうとするのでエネルギーは大きくなります。

秩序を維持しようと働くゲシュタルトは強く臨場感を維持しています。
自己イメージを変えるのであればそれを超える臨場感あるゴールを設定することです。
今の秩序に近いゴールであれば現状と差が少ないので大きなエネルギーは生まれません。現状維持から離れたところにゴール設定するのです。
そうして出来上がった新しいゲシュタルトを今のゲシュタルトに投げ込むことで臨場感が高い方が選ばれゴール達成に向けた行動が始まります。

新しいゲシュタルトの臨場感が高ければ元には戻りません。しかし過去のゲシュタルトの臨場感が高くなると元に戻るということです。
例えばたばこを止めるゴールがあったとします。禁煙を始めて1週間が過ぎました。その間はゴールの臨場感が維持されており禁煙が続いているとします。
2週間目に友達と食事に行くと友人全員が喫煙者でした。喫煙している時の臨場感が蘇り、たばこを吸っている自分が相応しいとセルフトークしてしまうと禁煙の失敗の要因になるでしょう。ゴールの臨場感を維持するのが重要です。

新しいゴールの臨場感を維持するには既にゴールを達成していると思うことです。「私は禁煙が成功してたばこを吸っていない。」
ゴールを達成している自分をリアルに感じることができると現状でできていない事が不安になり問題を解決しようとするのです。
たばこを吸っていないので喫煙する場所に行かないはずです。ライターは持っていないはずです。もちろんたばこは持っていません。
ゴール達成しているので元の習慣に戻るセルフトークやビジュアライゼーションは存在していないのです。

抽象度の高いゴールは臨場感を維持するのが困難です。困難だからこそエネルギーが高くなり問題解決方法が見えてくるのです。
現状の近くではすぐに解決できると思い高いエネルギーを必要としません。
臨場感を維持する技術がアファメーションです。ゴール達成した自分を想像し鮮明に映像化するとそれが現実となります。
脳は臨場感が高い方にリアリティを感じる様にできているのです。

人は映像を求めています。
自転車に乗って進んでいる時に障害物が見えました。障害物から目を逸らさずに見ていると衝突します。避けるためには違う所に進む方向を定めて
ハンドルを操作することです。回避するには障害物がない安全な方向の映像を求めます。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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