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登山とクラシック音楽が人生。音楽の楽しみやバロックチェロの楽しみを指導しています。

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最近の記事

Chopin_Fantaisie-Impromptu

即興曲第4番 嬰ハ短調 遺作 作品66は、ポーランドの作曲家フレデリック・ショパンが作曲したピアノ曲である。ショパンの4曲の即興曲のうち最初に作曲され、ショパンの死後1855年、友人のユリアン・フォンタナの手により『幻想即興曲』(Fantaisie-Impromptu)と題して出版された。 ショパンの作品のなかでもっともよく知られる作品のひとつ。フランソワの素晴らしい演奏をどうぞ。

    • ショパン 英雄ポロネーズ Chopin____Polonaise_6_-_François

      ショパンのポロネーズ中もっとも名高い作品。ショパンの男性的な面が打ち出されている。非常に力強くまた緻密に作られた作品。  フランソワの演奏は戦前のコルトーの演奏に似ていると言われ最もショパンらしいとされている。だがコルトーの亜流ではなく、フランソワらしさに溢れた素晴らしい演奏だ。軍隊が進んでゆくような中間部の迫力は凄まじい。  勇気を与えてくれる音楽であり、演奏である。録音1959年

      • ファリャ 火祭りの踊り Falla_El_amor_brujo_Danza_ritual_del_fuego

        『恋は魔術師』は、スペインの作曲家 マヌエル・デ・ファリャが、マルティネス・シエーラの台本により作曲したバレエ(舞踏音楽)。 『三角帽子』とともに、ファリャのもっとも有名な作品の1つである。 中でも曲中の「火祭りの踊り」などはとりわけ知られている。1915年4月15日にマドリッドのテアトロ・デ・ララにおいて初演された。  古い録音(1964年)だが、ライナー指揮するシカゴ交響楽団は凄まじい迫力。お楽しみください。

        • チャイコフスキー 序曲1812年 Tchaikovsky-_1812_Overture

          序曲『1812年』変ホ長調 作品49は、ピョートル・チャイコフスキーが1880年に作曲した演奏会用序曲。 タイトルの「1812年」はナポレオンのロシア遠征が行われた年である。 ロシア軍とナポレオン率いるフランス軍の戦いを描いており、最期はロシア軍の勝利で終わる。軍隊の大砲の音を入れたり教会の鐘の音を入れたりするスペクタクルな録音も多く、オーディオ愛好家にも好まれる楽曲。このライナーの演奏は、そうした効果音は入れず、もっぱらオーケストラのみの演奏だが、チャイコフスキーの音楽の素晴らしさをもっとも見事に表現しきっており、効果音入りの録音に比して遥かに音楽的である。効果音入りの録音が安っぽく聞こえるから不思議だ。録音1956年

        Chopin_Fantaisie-Impromptu

        Chopin_Fantaisie-Impromptu
        • ショパン 英雄ポロネーズ Chopin____Polonaise_6_-_François

          ショパン 英雄ポロネーズ Chopin____Polonaise_6_-_François
        • ファリャ 火祭りの踊り Falla_El_amor_brujo_Danza_ritual_del_fuego

          ファリャ 火祭りの踊り Falla_El_amor_brujo_Danza_ritual_del_fuego
        • チャイコフスキー 序曲1812年 Tchaikovsky-_1812_Overture

          チャイコフスキー 序曲1812年 Tchaikovsky-_1812_Overture

          Mozart_Piano_Sonata__11_Alla_Truca

          ピアノソナタ第11番イ長調 K.331は、モーツァルトが作曲した3楽章構成のピアノソナタ。第3楽章が「トルコ行進曲」として有名。 ヴィルヘルム・バックハウス(Wilhelm Backhaus, 1884年- 1969年)は、ドイツのピアニスト。 ベートーヴェン、ツェルニー、リストの直系の弟子。 鍵盤の獅子王と呼ばれドイツを代表するピアニスト。素晴らしい「トルコ行進曲」だ。

          Mozart_Piano_Sonata__11_Alla_Truca

          Mozart_Piano_Sonata__11_Alla_Truca

          コダーイ「ハーリ・ヤーノシュ」Kodály_Háry-János_Suite_Intermezzo

          ハンガリー版「ほら吹き男爵」とも言うべき人物である。 彼は周囲に、"七つの頭のドラゴンを退治した"、"ナポレオンに打ち勝って捕虜とした"、"オーストリア皇帝フランツの娘(マリー・ルイーズ)から求婚されたが断った" などの荒唐無稽な冒険談を語って聞かせる初老の農民。フリッチャイはコダーイの最高の演奏を聴かせる。ここでは組曲の「間奏曲」を聴いてみよう。非常にハンガリ民族風の魅力的な音楽である。ハンガリーの民族楽器ツィンバロンが巧みに使われている。録音1963年

          コダーイ「ハーリ・ヤーノシュ」Kodály_Háry-János_Suite_Intermezzo

          コダーイ「ハーリ・ヤーノシュ」Kodály_Háry-János_Suite_Intermezzo

          ルスランとリュドミラ序曲 グリンカ Russlan_And_Ludmilla_ Mikhail_Glinka

          『ルスランとリュドミラ』は、ロシアの作曲家グリンカが作曲した、オペラ。 モーツァルトの『フィガロの結婚』やロッシーニの『セビリアの理髪師』のさしずめロシア版といったところ。明るく活発な序曲は、とりわけ名高い。ライナー指揮するシカゴ交響楽団が素晴らしい演奏をしている。

          ルスランとリュドミラ序曲 グリンカ Russlan_And_Ludmilla_ Mikhail_Glinka

          ルスランとリュドミラ序曲 グリンカ Russlan_And_Ludmilla_ Mikhail_Glinka

          エロール ザンパ序曲 Hérold_Zampa_overture

          エロールは19世紀フランスのオペラ作曲家。歌劇「ザンパ」序曲は、FMの「朝の名曲」(1972-1985年)のテーマ音楽だった。曲名は知らなくともこの部分(中間部)のメロディはご存知の方も多いだろう。序曲は接続曲風で次々にメロディが繰り出してくる軽快な音楽である。いかにもオペラらしい浮き立つような気分を盛り上げてくれる見事な序曲である。 Massimo Freccia イタリアの大指揮者。アメリカでも活躍。日本での知名度は高くないが、素晴らしい演奏を聴かせてくれる。録音1963年

          エロール ザンパ序曲 Hérold_Zampa_overture

          エロール ザンパ序曲 Hérold_Zampa_overture

          タイースの瞑想曲 Massenet_Méditation

          ジュール・マスネJules Massenet1842年- 1912年はフランスの作曲家。オペラで最もよく知られ、その作品は19世紀末から20世紀初頭にかけて大変人気があった。現在も特に『マノン』、『ウェルテル』、『タイス』は頻繁に上演されている。『タイス』の間奏曲である『タイスの瞑想曲』は、ヴァイオリン独奏曲としても人気がある。  アゴールの指揮による演奏は、ヴァイオリン独奏とオーケストラの合奏がここでも見事だ。録音1959年

          タイースの瞑想曲 Massenet_Méditation

          タイースの瞑想曲 Massenet_Méditation

          月の光 ドビュッシー Clair_de_lune__Debussy

          ピアノのための「ベルガマスク組曲」。作曲された年1890-1905。ドビュッシーの若いころの作品。なかでも第3曲「月の光」はドビュッシーの作品のなかでもとびきり有名であり、単独での演奏機会も多い。管弦楽などにも編曲されて、広く知られている。NHKの「みんなの歌」で芹洋子が歌ったことでも知られる。ここでは管弦楽編曲版を聴いてみよう。  演奏はレイモン・アゴール指揮するロンドン・プロムナード管弦楽団。レコード録音のための寄せ集めのオーケストラのようだが、優れた演奏を聴かせている。このドビュッシーも見事だ。1959年録音

          月の光 ドビュッシー Clair_de_lune__Debussy

          月の光 ドビュッシー Clair_de_lune__Debussy

          Johann_Strauss_II_Blue_Danube

          美しく青きドナウ(An der schönen, blauen Donau)作品314は、ヨハン・シュトラウス2世が1867年に作曲したウィンナ・ワルツ。 『ウィーンの森の物語』と『皇帝円舞曲』とともにシュトラウス2世の「三大ワルツ」と言われ、中でも最も人気が高い。ボスコフスキーはウィーンフィルの首席の一人で、ウィンナワルツでヴァイオリンを弾きながらの指揮で人気があった。ウィーンフィルでなければできない独特のリズムで素晴らしい演奏が聴かれる。録音1960年

          Johann_Strauss_II_Blue_Danube

          Johann_Strauss_II_Blue_Danube

          Bach__Flute__Sonate_BWV_1031

          バッハの6曲のフルートソナタ中の最高傑作であるばかりか、数あるフルートのための作品中でもトップクラスの名作である。ところが、これがバッハの作であるかどうか疑わしい偽作とされており、偽作を理由にこの曲は演奏しないという演奏家もいるから笑止だ。  最高の名曲を、20世紀最高のフルーティストであるランパルとハープシコードの名手ヴェイロン=ラクロワの名演で聴けるのが素晴らしい。ヴェイロン=ラクロワのハープシコードの軽やかで美しい響きとランパルのフルートの豊かな音が調和した感動的な演奏となっている。第2楽章の「シチリアーノ」が有名だが、曲・演奏とも第1楽章がずば抜けている。録音1962年

          Bach__Flute__Sonate_BWV_1031

          Bach__Flute__Sonate_BWV_1031

          Dovrak_S9_1st_mov_From_The_New_World

          「新世界より」のタイトルでもっとも愛好されているドヴォルザークの交響曲第9番。その第1楽章。  フェレンツ・フリッチャイは、ドイツを中心にヨーロッパやアメリカで活躍したハンガリー出身の指揮者。49歳という若さで亡くなたが、晩年はフルトヴェングラーのようだと言われるほど奥行きの深い演奏を行った。感動の名演である。録音1960年

          Dovrak_S9_1st_mov_From_The_New_World

          Dovrak_S9_1st_mov_From_The_New_World

          Schubert Symphony No.8, D.759 In B Minor "Unfinished"

          クラシック音楽の中で、もっとも有名な交響曲の一つ。モーツァルトの「ト短調」、ベートーヴェンの「運命」、チャイコフスキーの「悲愴」、ドヴォルザークの「新世界より」などと共にもっともポピュラーな交響曲である。  通常4楽章の交響曲がこの曲の場合は2楽章で構成され、しかも第3楽章が書きかけで終わっていることなどから「未完成」と呼ばれている。形式的には未完成だが、音楽的には完成されており永遠の命をもつ作品となっている。  ブルーノ・ワルターは20世紀を代表する大指揮者の一人。録音1961年

          Schubert Symphony No.8, D.759 In B Minor "Unfinished"

          Schubert Symphony No.8, D.759 In B Minor "Unfinished"

          サン_サーンス_死の舞踏

          『死の舞踏』(Danse macabre)作品40は、カミーユ・サン=サーンスの作曲した交響詩。フランスの詩人アンリ・カザリスの奇怪で幻想的な詩に霊感を得て、1874年に管弦楽曲としてまとめられた。 午前0時の時計の音とともに骸骨が現れて不気味に踊り始め、次第に激しさを増してゆくが、夜明けを告げる雄鶏の声が響きわたるや墓に逃げ帰り、辺りが再び静寂に包まれるまでを描写的に描いている。指揮者ルネ・レイボヴィッツの珍しい録音。非常に明快で、エスプリに溢れた素晴らしい演奏である。録音1960年。

          サン_サーンス_死の舞踏

          サン_サーンス_死の舞踏

          Night_on_Bald_Mountain ムソルグスキー はげ山の一夜

          19世紀のロシア5人組の作曲家の一人ムソルグスキーの名作。「聖ヨハネ祭の前夜に不思議な出来事が起こる」というヨーロッパの言い伝えの一種、「聖ヨハネ祭前夜、禿山に地霊チェルノボーグが現れ手下の魔物や幽霊、精霊達と大騒ぎするが、夜明けとともに消え去っていく」とのロシアの民話を元に作られている。R.コルサコフ編曲版。  jジャン・フールネはフランスの名指揮者。アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団を指揮して素晴らしい演奏を行っている。  Recorded 1960

          Night_on_Bald_Mountain ムソルグスキー はげ山の一夜

          Night_on_Bald_Mountain ムソルグスキー はげ山の一夜