まほやくのファウストの話をしたい

まほやくって何?ファウストって誰?と思う方もいるかもしれないので、簡単に説明すると、

まほやく→魔法使いの約束
ファウスト→東の国の魔法使い

以上である。詳しいことは素晴らしい紹介記事やら布教ツイートが山ほどあると思うので、そちらにお任せする。

1.きっかけ

早速始めてもいいだろうか。
そもそも、私はまほやく自体は知っていたし、何ならアプリは半年くらい前からダウンロード済みだ。
それでも手をつけてこなかったのはまほやくが流行り出したのと同時期にツイステの配信が始まったからだ。そう、私はツイステ民。アズール・アーシェングロットのオタク。


まほやくに「ファウスト」というcv伊東○人がいることは知っていた。しかし、ツイステ以外には脇目を触れる状況ではなかった。
まほやくに狂っている友達がいて、リツイートやらツイートやらで私はファウストのことが気になってはいた。というか、たぶんこれ好きなやつだな、と本能的に感じていた。
ないですか?そういうこと。
例えば、食パンの上にチーズをのせてこんがり焼いたものを想像してください。美味しそうでしょ?それです。私が言ってるのは。
もう食べる前から美味しいのがわかってるんですよ。

私は同時に複数のものにハマれない性質なので、ツイステに夢中の私は流れてくるまほやくの情報を半目で眺めていた。
それがこの前、何かの拍子にメインストーリーをクリアしてしまったのだ。何がきっかけだったか……と今必死に考えていたのだが思い出した。舞台だ。


魔法使いの約束が舞台化したことはご存知だろうか?
知ってる方からしたら知ってるに決まってるだろ!と思われるかもしれない(実際、私は学生時代にこの〜はご存知だろうか?という文言を書いた記事を提出して、教授に「お前以外はご存知なんだよ」と指摘されたことがあるので、今でもちょっと使うタイミングを考えてしまう)。

舞台「魔法使いの約束」
2.5次元舞台を観るのが趣味である私はなんとなく「配信日は予定もないし見てみるか〜」なんて気持ちだった。ファウストがめちゃくちゃ良かった。もう、言語化難しいのでサボらせていただくが、もうめちゃくちゃ良かったのだ。
後は皆さんが想像する通りです。覗き込んだが最後、気づけば首まで沼に浸かっていた。

2.ファウストの人物像

前置きが長くなってしまった。ファウスト・ラウィーニアの話をしよう。
というか、ファウスト・ラウィーニアって名前がもう既に良い。偽悪的な言動の内側にある優しさとか純粋さが滲み出るような名前だ。

ファウストの過去の話。あれは設定盛りすぎなくらいやばい。
というか、こんなに辛い過去を背負ってるのにどうして世界に優しくできるのだろうか。ファウストはもっと怒ってもいい。もっと性悪になってもいい。もっと狂ってしまってもいい。そうなっても仕方ないくらいの仕打ちを彼は受けたと思う。なのに、彼は悪になりきれない。 

フィガロに「俺に唾を吐くことできる?無理だよね。きみ、清純派だし(意訳)」と言われていた通り、本当に悪になり切れない。優しさを出してしまう。
また後で触れたいと思うが、フィガロの「清純派だし」はあの頃と変わらないあの頃のままのきみでいて欲しいという願いなのでは?と思っている。

ひまわりのエチュードを読んだことはあるか?
私はあれが大好きで、ファウストが呪いとなってしまったかつての同志(ひまわり)を抱きしめるシーンで聖母マリアならぬ、聖母ファウストを見た。
紛れもなく聖者だよあれは。ファウストはそう言われることを嫌がるかもしれないけど。
あと、控えめな性格なのにカリスマ性があって影にキスされるくらい周りから慕われてたところもすごく好き。
今調べたんだけど影にキスするってナイチンゲールの逸話でしょ?あれか?フィガロがいなくなってから僕が治療したって言ってたから、それでナイチンゲール?クリミアの天使ならぬ、革命軍の天使?やばくないか?
しかも、国のために戦ったのに火炙りにされた英雄なところはジャンヌダルクがモデルっぽいし、どうなってんの?!ファウストをどうしたいんだよ公式!

3.ファウストの人間関係

ファウストの魅力に射止められたのは私たち(複数形にして強気に出る)だけではない。
この男、いろんなところから矢印を向けられすぎている。
元親友のアレクや元師匠のフィガロとか元部下のレノックスとか現友人のネロとか現教え子のヒースとか。
特に私はフィガロ・ガルシアと彼の関係について話したい。

※以外、まとめようと思ったが全然まとまらなかったので、今まで以上に煩雑な文章が続きます。

フィガロ・ガルシアとは北の国出身で2000歳を超えている強い魔法使い……であることを隠して隠居生活に勤しんでいる南の国の魔法使いだ。この紹介文からも分かる通り、かなりの曲者。そして、愛に飢えている。飢えているというか、愛を知りがっている。2000年も生きているので彼も色々事情はあると思うのだが、ここが本当に未練がすごい。さながら婚約直前で逃げ去った恋人のようだ。長寿の運命に悩むファウストに一緒に生きて行こうとまで言ったのだ。すごくないか?1600歳の「一緒に生きて行こう」って告白以外なんだっていうんですか?
ファウストとなら家族になれそうと思ったんだろうな。
そのうち「もう一度やり直さない?」とか言い出しそうな雰囲気だが、きっと言えないだろう。そもそも、ファウストとフィガロは根本的に考え方が合わないと思う。これはひまわりの晩酌のシーンでもよくわかる。
フィガロの「アレクを忘れないだろ?」に対してファウスト、「友だちを悼んで何が悪い?」だからな。違うんだよ。フィガロはお前の唯一が欲しかったんだよ。
フィガロは二人で中央の国でアーサーを見守ってる未来だってあった、と言っていたが、たぶんほぼ0に近いと思う。あの時仮にフィガロが離れなかったとしても、どこかで「なんでファウストは俺を一番に選んでくれないの?」とか言い出しそうだし。
二人ともそれぞれの幸せの道を歩んでくれ。

こんなに人に慕われて敬われてる陰キャ、見たことない。

4.終わりに

全然終われそうにない。困った。
まだファウストの革命軍時代の考察とか、レノックスとの関係とか、東の国でのファウストの話とか何もできていない。
しかし、これを語り出すともうまともな文章にできそうにないので、ここらで締めたいと思う。今見て気づいたが、もう2500字も書いてるのか。Twitter気分で書いてたはずなんだが。

どこかのストで出ていたと思うのだが、東の国の仲睦まじい姿を見た賢者が「綺麗な花が守られているようで嬉しい」的なことを言っていたが、私はこれにすごく共感して、その状態ができるだけ長く続くように祈っている。

ここまで読んでくださったあなたはファウストのことをきっと好きなのかよっぽどの好き者と察します。
ファウストが幸せになるようにみんなで祈りましょう。


ファウスト・ラウィーニアに幸あれ!

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