古代の薩摩940年 #37

第二部 弥生時代 隼(はやぶさ)軍団の凱旋(がいせん)!
魏応:「村長(むらおさ)諸君、無事にみんな帰ってきたぞ。」
健:「定六達がいないではないか?」
市松:「実は馬を10頭手に入れる事ができたんだ。だから10人は馬で帰ってくる。   後1~2日はかかるかもしれない。以前、定六は徐福殿と一緒に旅をしたから、道案内だ。」
魏応:「史進が段3兄弟と馬好き5人を道々鍛えながら、こちらに向かっているところだろう。着いたら、祝勝会といこうか!戦いの様(さま)はそのときまで、とっておくぞ。」
市松:「ところで、健に頼みがある。帰りの船の中で考え付いたのだが、まだ史進には相談していないことだ。」
健:「俺は今度行かなかったから、何でもやるぞ。」
市松:「実は前から馬を放し飼いにして育てる牧場になる土地を探していたんだ。ちょっと遠いけど串間(くしま)という小さい村がある。そこはどうやら、水田には向かないようなんだ。しかし馬なら、100頭でも飼えそうなんだ。草原が広がって景色もいいらしい。史進と茜、お前ら家族それに段3兄弟、馬好き5人衆とその家族まだほかに希望者がいるかもしれない。今度のようなことがこれからまだまだ起こりそうな気がする。馬は昼間は遊ばせておけばよいから、桃や梅を植えたり、近くの海で取れた魚を長く保存する方法はないかなども考えてもらいたい。薩摩の国をもう少し豊かにしたい。まだ他にもいろいろ考えているが、とりあえず、ここから始めようと思う。」
健:「わかった。史進兄が帰ったら、みんなで相談してみる。」
魏応:「俺も何かやりたい。」
市松:「うん、考えてある。今日はこれで散会しよう。」

この物語は、薩摩の古代の歴史をドキュメンタリー風にしてみました。
商用・非商用の区別なく、事前の承諾を得ることなく無償で複製し、二次利用(外国語版、パロディ、アニメ化、音声化、小説化、映画化、 商品化など)を行うことが可能です。 二次的著作物に関して原著作物の著作権を行使しません。また、著作者人格権(同一性保持権)を行使しません。
いつか映像にしてくださる方がいると嬉しいです。 吉峯盾

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?