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今後のトップの仕事は


トップの役割を担っている人すべてに共通する課題

すべての社長に共通する課題
ひと言に社長と言ってもいろいろです。
自分で事業を起こした創業社長と二代目社長は、
仕事の内容はまったく違います。

また、傾いた事業の再生を担う
三代目、四代目の社長もまた、
抱える課題がまったく違います。
さらに、中小企業の社長と大手企業の社長も
同じ社長であっても仕事の種類がまったく違います。

そして、グループ会社の社長ともなれば、
役職は社長であっても、いわゆる「雇われ社長」であり、
権限を持たない社長と言えましょう。
このページではすべての社長に共通する
社長の課題についてお伝えしています。

外側から見ると「ワンマン経営だ」
と思える社長がいます。あなたがよく知る
スティーブ・ジョブズは強力な
ワンマン社長に見えたことと思います。

しかし、晩年のジョブズが担っていた仕事は、
「新商品の開発」と「新商品の発表」だけで、
その他の仕事は当時ナンバー2であった
ティム・クックが担っていました。
経営をチームで進めていたのです。
ワンマン社長ではありませんでした。

ジョブズがこう言ったのは有名です、
「私のビジネスモデルは、ビートルズだ。
4人でお互いの弱点を補い合っていた。
4人以上の力を発揮できていた。
ビジネスというのはそういうものだ。
偉大なことは、ひとりではできない。
チームによってのみ成し得ることができる。」

トップの仕事は

アップルは、ジョブズとウォズニアック
によって設立されました。
エンジニアであるウォズニアックが
ジョブズに言った言葉は有名です。

ウォズニアックは
「キミはコードも書けなければデザインもできない。
エンジニアでもなければ、金槌で釘を打つわけでもない。
じゃあ、どうやって倍も生産性をあげるつもりだい?
キミの役割ってなんなんだ?」。

ジョブズはこう言いました。
「僕にできることはただ一つ。
オーケストラを束ねることさ。」
と言いました。
ドラッカーはこう言っています。

今後のトップの仕事は、私が知りうるかぎりもっとも複雑な仕事、
すなわちオペラの総監督の仕事に似たものとなる。
スターがいる。命令はできない。
共演の歌手が大勢いて、オーケストラがいる。
裏方がいる。そして聴衆がいる。すべて異質の人たちである。
しかし総監督には楽譜がある。みなが同じ楽譜をもっている。
その楽譜を使い、最高の結果を出す。
トップが取り組むべき仕事がこれである。
ピーター・ドラッカー


社長の仕事は、会社の中で一番複雑な仕事です。
会社は、いろいろな役割を担う人がいて成り立ちます。
それら異質の人たちを活かして最高の結果を出すことこそ、
社長が取り組むべき仕事なのです。

詳しくは、『ドラッカーが教える最強の経営チームのつくり方』で
ご確認いただけます。

ありがとうございます。

新版 ドラッカーが教える最強の経営チームのつくり方


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