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世界初の画像掲示板をどう使うか、考えた末に投稿型の魚図鑑を作ることになったお話。

本日、魚好きのFacebookグループ『WEB魚図鑑の部屋』が、開設10周年ですよと、お知らせがありました。

魚の名前を教え合ったりするWEB魚図鑑のコミュニティが楽しいので、Facebookでもやってみるかとあまり深いことも考えないで作ったものですが、思いがけず多くの方に利用いただいて、素敵なコミュニティになりました。現在、ユーザー数は4.9万人ほどいらっしゃいます。

魚の名前や食べ方などを知りたい方は、質問したりのぞいたりしてみてください。

ちょっと歴史をひもとくと、まだパソコン通信で『釣りフォーラム』をやっていた頃、ニフティサーブ(現@nifty)が開発した、日本で初めての(一説には世界で初めての)画像を投稿できる掲示板システム『パレット』を、「自由に使ってください」とあてがわれて、ニフティにしても、何しろ前例がないのでどう使っていいのかよくわからなかったと思うのですが、私は私で頭をひねりました(釣りフォーラムのSYSOPをしていました)。

携帯電話の普及が進み、デジカメもそろそろ普及が始まった頃で(黎明期ではありましたが)、

「日本の釣り人は、ほぼ全員がカメラを持って釣りに行く時代になった。釣り人が現場で見ている魚は膨大なので、これを集めれば図鑑のようなものができるかも」

ということで、初の画像掲示板は、私たち釣りフォーラムでは、魚を投稿してもらうことから始まったわけです。そこで集まった写真をhtmlでまとめたことから、WEB魚図鑑は始まりました。

それが1998年のころで、システムはいろいろ変遷しながら、今日まで続いています。

今、魚料理に特化したクックパッドのようなものをやりたいなと考えています。

同定アプリ『魚みっけ』やコミュニティの力も借りながら、たとえばアカササノハベラとホシササノハベラを峻別する魚料理と食味レビュー集は、またこの先、何十年も愛されるものになるはずなので。

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