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クリートの悲鳴…

写真は2年ほど前にクリートのトラブルを起こしてしまうライド時の写真です(笑)場所は群馬県の赤城山です。群馬県は自転車を応援してくれている県のようで駐車場の一角に自転車をフックできるポイントを設置してくれていたりと快適に乗れます。

話が少し脱線しましたが、前述したスピードプレイの弱点…シューズに取り付けるクリートが高価という弱点を挙げました。普通のクリートが2000円前後なのに対してスピードプレイは5000円くらい。メーカー自体は3~5000km走行での交換という事を推奨しています。(他のメーカーと変わらないくらい)この周期(1年と少し)でクリートを交換していればまず突然ペダルにはめられなくなる。という事は起こらないです。ですが、無視して酷使した結果どこがダメになってしまい、その瞬間何が起こるのか、予兆はあるのか?そして延命対策を述べてみようと思います。

ある方の影響で思い切って値段を変更しました。これからも本気で自転車の機材でムチャな使い倒しをする覚悟があるので、この価格にさせて頂きます。軌道に乗せてからお値段は下げていく事は約束しますので、応援お願いします。価格です。(ちなみに今回はクリートの購入価格にさせて頂きました)


シューズから外した展開図です。(三つ穴アダプターから壊れる事は無いので割愛します。)画像1番右側の地面と接する金属プレートとそれを止めているネジの消耗も何もしないとかなり激しいのですが、それはクリート保護用のカバーを使う事で解決する事ができます。

一昨年くらいにカバー装着のまま乗れるタイプがリリースされて、とてもストレスフリーになりました。上の写真は旧型のモノなのですが、最近はより長寿命のモノもリリースされてますます敷居が低くなってきています。(ちなみに旧型のカバーだとクリート2セット分くらいで使うのが怖くなる程度に削れます)

このカバーを使っていれば10,000kmはさすがに厳しいですが7,000kmくらいでも消耗をかなり抑えられます。外側のネジは紛失してしまうことがままあるのですが、その可能性もかなり減ります。

カバーを使用した上でどこが最初に悲鳴を上げてしまうのか。それが1枚目の写真の赤の丸の部分のペダルを噛みこむC型のツメです。


決して簡単に割れるようなチャチなモノでは無いのですが、限界まで使うとまずこの部分が割れてしまいます。ちなみに今回割れにくいように対策を施して、この状態にするのに15,000kmほどかかりました(笑)

対策をしないと10,000km弱で割れたので、効果は大きいです。でも、そこまで複雑な事はしていません。

この赤い丸のツメは左右どちらでも使えるので定期的にローテーションさせてあげれば良いのです。日本は左車線なので信号待ちの時に左足のペダルを外すので、左足側のC型のツメの方が負担がかかるのです。

ローテーションの周期はその月最初の金曜の夜とかと決めれる方は理想的ですし、出来る方はそうして貰いたいのですが、自分を含めてなかなかそれは難しいかと思います。

なので、僕のおすすめはタイヤ交換やパンクした後、ローテーションの時に一緒に作業するというのがおすすめです。その程度の周期で15,000kmまで寿命が延びました。作業時間は慣れれば5分程度で出来るので、やってみる価値はありますよ。

話の順番が前後してしまいましたが、C型のツメが割れる予兆と割れる瞬間の話をしてみようと思います。

まず、予兆なのですが、これは微妙でタイヤ交換と共にC型のツメのローテーションを行っている場合で2度目を終えて以降の話として読んでください。

クリートのはめ込みの仕方に違和感がでます。違和感というのはハマる位置が解っているはずなのに、ハマる位置を探さなければならなくなります。しかも違和感を感じたあと数回から10回程度の付け外しで写真のようにC型のツメが割れてしまうので、感じ取れたら停車時に付く足を右足(普段が右足の人は左足)にシフトして、ペースを落としてください。

しかし、はめ込みの違和感というのはチェーンオイル等をクリートに注している場合それが切れた時にも付けにくくなるので、必ずしもクリートの寿命とは限らないのが難しい所です。

そして、最後割れてしまう瞬間の話をします。これも予期していないと解らない位小さい違和感なので、知らないと危ない目に遭う危険があります。

ペダルにクリートを嵌める際に金属が砂利を噛んだようなジャリっという音と感触が足の裏に伝わってきます。そしたらペースを落としてもう一回はめようとしてみてください。はまらないと残念ながら割れてしまっています。わずかな違和感ですが解っていればまず気付くので、覚えておいて貰えればなぁと思います。(限界いっぱい使わず交換するのがもちろん理想ですが、一回壊さないと本当の自分の使い方での耐用距離や時間は解らないので…)

いずれにしても、某フランスメーカーのクリートのように気付いたら欠けてたというパターンはまず無いので、その意味では知ってれば目一杯使っても安心感は高いと思います。

今回はこの辺で失礼します。これからも目一杯の価値ある生の話をしていこうと思っています。最後まで読んで頂き本当にありがとうございました。

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