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立体音響と詩の活用


ヤマハみなとみらいのミュージックキャンパス、ご存じでしたか?

ほう......これは知りませんでした。

YAMAHAは浜松のミュージアムに行ったことがあるんですが、楽器を直接鳴動させる装置を使って、コンピュータ制御で楽器を鳴らすシステムが面白かったです!立体音響とか、リアルな音再生に関しては、すばらしい技術を持っています。

音に特化していて、見せたいことがはっきりしている感じがしますね。

やりたいことを物理的に説明していてわかりやすいですね。えてしてこういう技術展示には詩(ポエム)が添えられていて、それが展示内容から遊離していることに疑問を持っていたのですが、技術そのものよりも、ビジョンを示す「詩にこそ価値があるのだ」と考えると、それはそれで無碍にできないと思い直しています。

その場合、詩という、もしかすると音よりも価値を示しにくいものを、どうデザインするのかという重大な課題が存在していると思いました。

なるほど。

僕も、小手先のポエムではなく、本当に人の心を打つような詩をプロダクトに取り入れるということであれば、すごく関心があります。

その時問題になるのは「一晩に何十個も作ってクライアントに選ばせる」ような、粗製濫造の仕事の進め方だと思います。しっかりとコンセプトを捉え、人の心を打つ詩が本当にできたら、それ一つだけで来場者の価値観を変えてしまうかもな、とか想像します。

志があっても、いくつかの通過儀礼を抜けてくると、小手先になりがちですよね。

通過儀礼(笑)

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