人が生きていく、ということ

生活するために必要なこと

 僕は無職だ。今は失業保険で生活している。その支給も今月末で終わる。これから生活していく為には「お金」が必要で、それを手に入れるためには「仕事」が必要だ。つまり、生活していく為には「仕事」が必要なのだ。好きでも嫌いでも、上司に叱られても、毎日会社に行って仕事をしなければならない。会社に行かない人もいるかもしれない。家でこうして文章を書いて生活している人や、動画を上げて広告収入を得ている人もいるかもしれない。「お金」を稼ぐ方法は自由で、好きなことを仕事に出来たら、なんてことも考えたりする。だけど、僕は昔から「好き」と「仕事」は別だった。

 僕が小さい頃、宇宙飛行士になりたかった。でもたぶん、それは周りの大人たちが作り出した「虚像」で、僕はただ星が好きだっただけなのだ。「仕事」として考えるならば、地元の天文台に勤めて、近所の子どもたちに宇宙の魅力を伝える方がよほど性に合っていると思う。

生きていくのに必要なこと

 僕は夢がいっぱいある。天文学者にもなりたいし、医者にもなりたい。小説家や俳優、心理士なんてものもある。でも、「仕事」にしたいか? と問われたら、たぶんそういうのではないと思う。夢がなくても生活はしていける。「仕事」があれば。じゃあ、「夢」ってなんなんだろうと考えると、僕の中では「生きていくのに必要なこと」になる。生活していくのに必要なのが「仕事」であるならば、人間として生きていくのに必要なのが「夢」なのだ。屁理屈に聞こえるかもしれない。でも、僕の中ではそう区分されていて、だから「夢」はきらきらとしているし、現時点で実現可能かどうかは加味していない。「夢」が「目標」に変わった時、それは実現可能なものとして僕の前に改めて現れるのだろう。

「夢」を持って生きるということ

 僕にとって「夢」とは何か? それはこれからの人生を生きる上での「希望」になるもので、人生に色を塗り加えてくれるものだと思う。「夢」は純粋に僕の「好奇心」で出来ている。「やりたい」ただその想い。

 もう答えが出てしまったものかな。人が生きていくのに必要なのは、「好奇心」なんだと思う。知りたい、やってみたい。その発動。

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