英語への思いをチラッと語ってみる<その3・TOEFL-緻密な結果分析と綿密なスコア設定がKey>

前回に引き続き2000年代前半~中盤のTOEFL受験時の経験談です。

第1校目の語学学校に通っていた時も午後のエクストラクラスでTOEFLクラスを取っていましたし、数回本試験も受験しました。しかしながら前出の通り”多分これかな~”ってノリで”感覚”で回答していた事、学生時代と何ら変わっていませんでした。

しかしながら、第2校目の語学学校でTOEFLクラスを受講するに至った理由はズバリ、”大学院へのアプライに挑戦する!!”事でしたので、真剣さの度合いやモチベーションが桁違いに高かった記憶があります

そこでタイトルでも触れている通り、(1)模擬試験の結果に関し緻密に分析、(2)模擬試験・本試験受験時に綿密なスコアを設定して臨む、この2点にこだわるようにしました。

まず(1)、毎週金曜日の模擬試験の結果に関し正解・不正解に関わらずざっと一通り全て見直す→全問においてなぜその選択肢が正解だったのか?自分なりに分析→不正解だった問題においては更になぜその選択肢が不正解だったのか?自分なりに分析→では、その不正解問題の正解においてなぜその他の選択肢が正解だったのか?自分なりに分析、という流れで週末いっぱいかけて復習。

ほんで、月曜日の午前一発目に担当の先生による解説&質疑応答があったので、その際に週末の復習事項と照らし合わせどうしてもわからないOR納得いかない場合はその場で先生に質問。そうなんです、今考えるとかなり徹底的にやってた事が今になってうかがえますね。(笑)

それから(2)、実は使用していたテキストの巻末に正解数とスコアの対照表が掲載されていたんですね。ちなみに、リスニング問題:50問、文法問題:40問、リーディング問題:50問、の合計140問をそれぞれの制限時間内に回答せねばならず、かなりハードな試験と言って良かったと思います。

そこで、まず自分の得意分野はどれなのか?を考えたところ、明らかに【文法>リーディング>リスニング】の順番だったので、『じゃあ全体として文法問題の目標正解数を高めに設定してスコアを確実に稼ごう!!』、という方向性を明確にしました。

プラス、近隣の大学院にアプライする際のTOEFL要求スコアがおおむね550~560でしたので、『じゃあ最終目標スコアは560あたり、もしくはそれ以上だな!!』、という方向性を次に明確にしました。ただし、TOEFL受講を開始した際の手持ちスコアが520台でしたので、『急に最終目標に照準を合わせたのではかなりのプレッシャーになるに違いない!!』、という認識を明確にし、無理のないよう小刻みな目標設定をする事にしました。

ちなみに、この巻末の対照表の余白にメモが残っていて、(1)523、(2)543、そして最終目標が(3)573、に据えられていました。で、この(1)がスタート時の手持ちスコアでしたので、2段階で目標達成しようという内容になってますね。

ここで具体的な計算をしてみます。

まず(1)リスニングの目標正解数:40/50中でその際のスコアが57、(2)文法の目標正解数:35/40中でその際のスコアが60、(3)リーディングの目標正解数:40/50中でその際のスコアが55となっています。

そしてこの計算式が成り立ちます。(57+60+55)÷3=約57.3(x10)=573、おおお、実は最後に受験した試験で見事この目標スコアを達成したんです。おまけに、正解数も上記設定とほぼほぼ同じでした。これは、さまざまなところで語られていますが、自分が達成したい目標、ここではスコア、を明確にイメージする事、これが一番重要んっだんだろうな、と、これを書きながら回想しています。

ただですね、『やった~!!これで大学院にアプライできるぞ~!!』、と喜びを嚙み締めたのも束の間。実は留学を続けるための予算が枯渇していたんですよね・・・。モチロン、それは在学途中で既に認識はしていたのですが、とにかく最後まで突っ走ろうと考えていたので気持ちを緩めずに取り組んだんです。

そんなこんなで、この後大学院へはアプライ~進学せず、その後の目標にしていた”アメリカでの就職”を前倒しで実現する事となりました。

それが、日本人がニューヨークで起ち上げた旅行会社のロサンゼルス支店でした。ちなみにビザのステイタスは”J-1”、俗に言われる”インターンシップビザ”なんですが、まあ、ビザ取得に至るまでかなりのすったもんだがありましてですね・・・その顛末はいずれ触れたいと思いますが、何と言いますか、『”ネバ-ギブアップ”の精神でチャレンジすれば何とか道が拓ける!!』、という経験を得たのもこの時期、まさしく就職が実現した事だったので、これを機に徐々に”アメリカで生き残っていくためのサバイバル法”を身につけて行った、という感じでしょうか。

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