見出し画像

初のキャンプツーリングとレスキュー

今回は8月11日〜12日にかけてカヤックで浜に行きキャンプを行った。キャンプツーリングに加えて海上でのカヤックから落ちた際のレスキュー訓練も行った。

ともに初めてのことで実習開始前は不安な気持ちがあったが果たして…


キャンプツーリング

キャンプツーリングというのはその名の通りカヤックで移動しながら浜に上陸してキャンプすることをいう。

キャンプ自体は高校生の頃からよく行っていたため多少の慣れがあったが、カヤックに大量の荷物を詰め込んで乗る行為は初めてであったためうまく操縦できるだろうか、転覆してしまわないだろうかと不安な気持ちが大きかった。

そんな気持ちを持ちつつ荷物のパッキング開始!

これがまた難しい...なかなか思うようにカヤック内部に入ってくれない。
先輩方のアドバイスを参考にしながらなんとかパッキング完了!いざ見てみるとまだ隙間がある。案外次回の3泊4日の時もいけるのでは?と思った。次回は娯楽道具も持って行ってもいいかもしれない。

こうしてパッキング完了したためいざ出航!

写真にもあるように今回は釣竿を持って行った(使うことはなかったが…)

倒れないか不安になりつつ漕ぎ出すも、

あれ、そんなに変わらない、、いやむしろ安定してるかな?

荷物の積み方が上手かったのか()
案外安定している。全く障害にはならず少し慣れればむしろ荷物を乗せている方が漕ぎやすいかもしれないと思った。

今回は前回よりもうねりも少なく風も弱かったため非常に漕ぎやすかった。
周りを見渡したり、喋ったりしているとあっという間に座佐の浜に到着〜

さぁ、キャンプ開始だ!

今回キャンプして学んだのはタープやテントの張り方である。
夜2時ごろ風が強くテントのペグ2本が外れてしまったのだ。強風の中、目を擦りながらライト片手にペグを打ち直す羽目になった。
もう一度外れることはなかったがペグの打ち方、突風の強さを思い知らされた一晩となった。

どうやら、共用のタープも2つ崩れてしまったらしい。
今一度ペグの固定法を見つめ直す機会となったため良かった。やはりこういったことは一度失敗しなければ学ぶことができないため今回学ぶことができてよかったと思う。今後の実習だけでなくプライベートでのキャンプでも役に立つ経験となった。

朝の海ほど美しいものはないと見るたびに思う。僕は何故だか朝の海の方が夕方の海よりしんみりとする。皆さんはどうだろうか?


レスキュー訓練

今回の実習の目的としてキャンプツーリングの他にレスキュー訓練があった。2通りのレスキューで、グループレスキューとセルフレスキューである。

まずグループレスキューについて話そうと思う。
グループレスキューというのは転覆してしまったときに助けてもらうことを指す。グループレスキューは1対1で行い、落ちてしまった人がカヤックに戻れるように、カヤックの水を抜いたり、カヤックへの搭乗を手伝ったりする。今回は"助けられる"役だけでなく"助ける"役も行った。

この2つの役を経験して、"助ける側"の難しさを1番実感した。
助ける人は、落ちている人を安心させ、素早くレスキューしてあげる必要がある。この二つの動作を同時に行うのはなかなか難しい。早く助けてあげようと思うと逆に焦ってしまいうまくいかない。さらに、失敗してしまったらどうしようなどといった気持ちも生じる。
こうなってしまうと気持ちの面で悪循環になってしまう。

そこで思ったのが

"助ける側"を"助けられる側"がサポートしてあげる必要がある

ということである。具体的には、"助けられる側"は助けられやすいポジションに移動する、カヤックの水抜きを手伝うなどがある。これは自分で経験して感じたことである。

いざ海に落ちてみると思ったより海への恐怖心というのは感じない。(僕はむしろ楽しいとすら思ってしまった…。)
そこで大事になるなと思ったのは「うまく助けられること」である。相手が助けやすい位置に移動する、協力してカヤックの水抜きを行う等のサポートをしてあげる必要があると思った。
これは助ける側と助けられる側の両方を経験して分かったことである。

この助ける側をサポートしてあげるというレスキューの姿勢はカヤックだけでなく全てのレスキューの際に必要な考え方であると思った。


次にセルフレスキューについてであるが...

セルフレスキューは難しい、この一言に尽きる。
非常にシンプルな動作ではあるのだがなかなかうまくカヤックを操ることができない。何度も失敗してやっと出来たが、これを波のある海上でやるとなると正直上手くできる気が全くしない…。
周りの友達も同じ感想を抱いていたため、今回の実習ではより一層グループレスキューの重要性を感じた。

また今回、海上保安庁の方のお話を聞く機会があった。
やはり海で遊ぶということがいかに危険と隣り合わせか、何が必要かを再度確認することができ非常に良い機会となった。

ライフジャケットの着用、携帯電話の確保、118番

自分の命を守るためにもこの3つはしっかり意識しなければならないと再確認することができた。


まとめ

今回は、次回のキャンプツーリングに向けた練習となるような内容だったと思う。次回の実習は長期間ということもあり不安な要素もあるが今回の経験を活かして全力で取り組んで安全にキャンプツーリングを楽しみたいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?