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英検1級合格18回の、英作文「お蔵入り」を公開

英検1級の英作文やスピーチ原稿を
大量に書いて、
アイディアをストックし、
どんなお題にも対応できるように
TwitterやYouTubeでもお伝えしてますが

この「大量に」っていうのはもちろん重要ですが、
ときには「丁寧に」というのも大事です。

読むトレーニングも
聴くトレーニングも
同じで、多読と精読、多聴と精聴が
あるように、
原稿を書くときも大量に書いて
片っ端から音読&暗唱するのも効果的ですが、
同時に、じっくりと時間をかけて
練って練って推敲を重ねて
一つの作品を作り上げるような作業も
すごく勉強になります。


💎この記事を書いているJunのプロフィール💎
英検®︎1級合格18回, TOEIC®︎990点21回取得, TOEFL®︎ iBT104(MyBest scores110), 英語発音指導士®︎, スペイン語少々, アルク「英検®︎1級合格マップ」著, 英語ジムらいおんとひよこ代表, 高校でアルゼンチン1年留学


推敲を重ねる過程で、
いろいろな情報ツールを駆使して
作り上げます。

たとえば、こんなサイトを私は使います。

(なぜか、1つ目のpowerthesaurusだけリンクのカードにならない🤔)

👉 https://www.powerthesaurus.org/

それ以外には
英英辞書と英和辞書も使いますし、
ネタ集めに、英語のサイトも日本語のサイトも
関連情報を探して読みあさります。

そして、書き進めながら
パラフレーズは何か
コロケーションが何が合うか
かっこいい表現はどんなのがあるか
じっくり原稿を書き進めます。

もし、いつも1時間くらいで書いてしまって
すぐに添削サービスに出している方がいたら
時々でいいので、1日とか2日とかかけて
原稿を丁寧に丁寧に書いてみてください。

一晩置いて、さらに推敲を重ねると
もっと良いものになったりします。

または、一晩寝たら、
寝る前はかっこいいのができた!と思っても
朝起きて読み直すと、
あ、だめだ、これ😩
となるものもあります。

ということで、今回は、
私が1日かけて書いたものを
寝る前布団の中で
「だめだ、朝イチで練り直そう」と
思い直して眠りにつき、

朝起きて、もう一度修正を加えようとして
そもそも論点が合ってない箇所があるなぁと思い
『ボツ』にしたもの
つまり『お蔵入り」することになった原稿を
公開してみようと思います。

今回は、お題も過去問とかではなく
オリジナルで考えていたので、
ちょっとそこが問題だったかもしれません💦


考えてみたトピックはこれ!

Agree or disagree: Wealthy countries should pay more for negative impacts on the environment

さて、まず論点を3つずつ両側から考えてみました。

🙆‍♀️Agreeの場合
・歴史的に、現在の豊かな国が経済発展する過程で環境を破壊してきた
 例:産業革命以降の大気汚染・海洋汚染
・環境に優しい製品・サービスを作る技術がある
 例:LEDライト
・貧困国の人々の方が被害を受けやすい
 例:干ばつ・熱波


Disagreeの論点も考えてみましたが、あまり良いアイディアが浮かばなかったためAgreeで書くことにしました。

もし、両方の観点からアイディアが出る場合は書きやすい方、具体例を挙げられやすい方を選んで書いてみてください。Yes / No, Agree / Disagreeどちらでも書きやすいお題もありますが、このトピックのように反対意見を書きづらいものもあります。

While economically developing countries are also responsible for the environmental damage, affluent countries should bear greater responsibility for the adverse effects on the environment from the following three perspectives.

First of all, rich countries are the ones that have posed global environmental problems. Historically, economic and industrial development in currently rich countries has contributed significantly to environmental pollution. Since The Industrial Revolution in the middle of the 1700s, nations in Europe and North America, in particular, have used fossil fuels to power new machines and equipment, polluting the air and water.

Furthermore, developed nations have financial and technological resources to mitigate the damage inflicted on our precious planet. Enough funding allows research and development in producing eco-friendly products. LED bulbs, for example, reduce energy consumption and have a life considerably longer than conventional bulbs. Their advanced technology should be of more help in environmental protection.

What is more, people living in poverty-stricken countries are more vulnerable to environmental change. Many extreme weather events like hurricanes, wildfires, and droughts pose threats to those whose primary source of food and income is agriculture and natural resources. In contrast, affluent people luxuriate in their extravagant lives without compromising food security while deteriorating the environment.

There is no doubt that wealthier countries with more assets should be held more responsible for the harmful activities. Making the most of their funding and technology can make the future of the entire world brighter.

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(DeepL和訳)
経済発展途上国にも環境破壊の責任はあるが、豊かな国は以下の3つの観点から、環境への悪影響に対してより大きな責任を負うべきである。

まず第一に、豊かな国こそが地球環境問題を引き起こしてきた。歴史的に見ても、現在の豊かな国の経済・産業の発展は、環境汚染に大きく寄与している。1700年代半ばの産業革命以降、特にヨーロッパや北米の国々は、新しい機械や設備を動かすために化石燃料を使用し、大気や水を汚染してきました。

また、先進国には、この大切な地球のダメージを軽減するための資金や技術があります。十分な資金があるからこそ、環境に優しい製品を作るための研究開発ができるのです。例えば、LED電球は、従来の電球に比べて消費電力が少なく、寿命もかなり長い。このような高度な技術は、環境保護のためにもっと役立つはずです。

さらに、貧困に苦しむ国の人々は、環境の変化に対してより脆弱です。ハリケーン、山火事、干ばつなどの多くの異常気象は、農業や天然資源を主な食料や収入源としている人々に脅威を与えています。一方、豊かな人々は、環境を悪化させながらも、食料安全保障を損なうことなく、贅沢な生活を送っています。

より多くの資産を持つ裕福な国が、有害な活動に対してより大きな責任を負うべきであることは間違いありません。彼らの資金や技術を最大限に活用することが、世界全体の未来を明るくすることにつながるのです。

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結構、時間をかけて書いてみたのですが、
何が一番決定的にだめだったかっていうのは
3つ目の理由をよく読んでみると
それっぽいこと書いてはいるものの、
Wealthy countries が pay moreするべき理由になってないというか
貧困国の人々が脆弱だから
豊かな国がより多くがんばらなきゃいけないか
っていうのが、直接繋がってないかなと思いました。

1番目の理由は、まさにその通りなんですよね。
自分たちが地球を汚してきたんだから
途上国の人たちじゃなくて、ちゃんと先進国が
責任を取らなきゃいけないっていう
論点になっています。

まぁ、2番目は1番目ほどの強さはないものの
リソースを持ってる方が
より多くの責任果たさなきゃね、っていう
理由にはなっています。

3番目は、貧困国の人たちは脆弱だから
環境のことを考えて生活する余裕はないんだよ。
先進国の人たちは、毎日ぬくぬくとすごしてるんだから
もっと環境保護について考えられるでしょ!

っていうところまで書ければよかったかもしれません。

これはネイティブチェックも出してなくて
Grammalyでのチェックだけなので
おかしいところはあるかもしれませんが、
一応、使う単語とか構文とかは工夫しているので
この3番目の理由がちょっとおかしいですが、
もし、これが試験本番なら合格点は取れるはずです。

と、言い切れるのも、過去に、とあるお題で
単語の意味がわからず書いた英作文でも
合格しているためです。

2018年の第2回のトピックですね。
Has a university degree in the humanities lost its relevance in today’s world?

このお題を見て、
ん?humanities?
人間?

いや〜そりゃ、大学の学位なんて必要なの
人間くらいでしょ、動物には必要ないでしょ?

と解釈して、
その解釈のまま書いて提出しました。

その時の点数はこんな感じでした。

正解数

英作文内分け

画像3


そんなに高い点数でもないけど、
「構成」で8点満点もらえてますね。

というか、この回はリスニングが満点の回でした。

ただ、LRがもう少し低くても一次試験は突破できてたと思います。

なので、
英作文のお題に見慣れない単語があっても
それらしく、書いてみると
合格できることもあるのです。

ただ、日頃から書く練習をしておかないといけないのは
もう、もちろんのことですが、
試験本番で、「やばい!わからない!」って思っても
考えることと書くことを諦めないで
思いつく全てのアイディアと
語彙と表現と、構文を駆使して
がんばって書いてみてください。

2021年第1回(私は受験していませんが)
経済制裁について、ということで
難しかったという感想が多くありました。

ちょっと手書き文字は(本人にも読めないのですが)
読みづらいので、こんなポイントです

こんな感じで、試験本番でも
メモをして、英作文をしていたと思います。

以上です!

今日は、お蔵入りになった原稿から
お題の解釈できなかった過去とか
直近のお題でのブレーンストーミングまで
公開してみました。

何か参考になれば幸いです💕

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