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殺人宿、その名は…「ブラッディ・イン」

どうも!ざっくりボドゲ紹介第5弾です!
今回紹介するのは…「ブラッディ・イン」でーす!不穏なタイトル!気になるね?
何回も言うけど超ざっくり紹介なので!よろしく!

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「ブラッディイン」はどんなボドゲ?


タイトル    :ブラッディ・イン
ゲームデザイナー:Nicolas Robert
プレイ時間   :45~60分
プレイ人数   :1~4人

ゲームの舞台はフランス、アルデシュの小さな村、ペールベイユ。

1831年、フランス:アルデシュ県の片田舎にある小さな村、ペールベイユを、数多くの観光客や巡礼者が通り抜けています……
 そして、ある貪欲な小作農の一家が財を成すことを決意し、この目的を達成するために悪魔のような計略を考案しています――旅行客に強盗を働き、警察に疑われることなく富を得ることができる宿屋に投資しようというのです! 彼らの計画がうまくいくかどうかにかかわらず、確かなことが1つあります――すべての客が生きてこの宿屋を離れることはないでしょう……。

(以上 公式サイトより引用:https://hobbyjapan.co.jp/bloody_inn/

はい。ストーリーがめっちゃ不穏。
なんかの昔話にあったような、客を殺してお金を奪う宿って感じです。不穏w

これまたデザインもいい感じなんですよね。おどろおどろしいというか、ちょっと怖い感じのテイストで。個人的にはけっこう気に入ってる。


このゲームは、手札を駆使して客を殺害したり仲間にしたり、死体を埋めたり…して、お金を一番稼いだ人が勝ち!っていうゲーム。

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カードはこんな感じで6色に分かれている。右上のは早見表。これもゲーム中カードとして使う。

それぞれのカードには0~3の「レベル」がある。そしてこのレベルに応じた額のコインがカード右下あたりに描かれている。フランスだから単位はフラン。このコインがあれです、殺したら貰える額。

カードの一番下は建物の効果。一部の色のカードを除いて、カードには建物が描かれている。これは、後に説明するアクションで手札から自分の場に出すことでその効果が使えるようになる。

建物にはもう一つ役割があって、死体の埋め場所になる。そのカードのランクと同じ枚数だけその建物に死体を隠せるのだ。詳しくは後述


ゲームの進め方

まず、最初に客がご来店。
親プレイヤーがカードを山札から1枚ずつ場に配置していく。

ブラッディイン

上の写真の上部にあるボードの周囲に配置。このボードが宿なんだけど、宿は全プレイヤーで共通のものらしく、各プレイヤーには担当の部屋が1つ割り当てられる。
部屋は全部で8つあるので、余った部屋は中立になる。

客が8人やってきたらお次はお待ちかね、殺人タイム。ww

…はい。メインアクションをします。
親プレイヤーから順に、5種類のアクションから1つを実行。そしてこれを2順行う。つまり1人2回アクションできる。

アクションは、以下の5種類。

1「仲間の買収」:ご来店してる客を1枚手札としてGET。
2「建物の建設」:手札1枚を自分の場に出す。建物が建つ。
3「殺害」:お待ちかねの殺人アクション。ご来店してる客1人をヤる。
4「埋葬」:死体はちゃんと隠さなきゃいけない。ヤった客1人を建物の下に埋める。ちなみに埋めることでやっとお金が貰える。殺しただけじゃダメ。
5「パス」:何もしない代わりに資金洗浄できる。

はい。こんだけ。
・・・なんだけど!全てのアクションにはコストがかかる

上のパス以外のアクションは、殺すのも埋めるのも、建てるのも買収も。全部コストが必要。
そのコストは・・・対象となるカードのランクと同じ枚数の「手札」を捨てること。

0ランクのカードなんかはノーコストでなんでもできるけど、そうじゃなければとにかく手札が必要。手札いくらあっても足りないよ!!!ってなる。

…そこで!重要なのが、カードの色と行うアクション

アクションにはそれぞれ色が決められていて、そのアクションをするときに同じ色のカードをコストとして捨てたなら、そのカードは回収できるのだ!
…とは言え、手札の管理は難しい。ラウンド終了時には1枚1コインの維持費がかかるから持ち越すのも大変。

そんなこんなでアクション終わったら客がお帰りになられる。生きていれば。自分の担当ルームに客が残っていたら1コインもらえる。これが正当な労働による対価だそうです。少ない…これが現実。(殺せば10,20,30コイン!!)

と、こんな感じでまた客が来て…とこれを繰り返していく。


お金について

稼いだ金はボード上で管理。
しかし!!!最大40コインしか持てない!お財布小さい!

どうやら、あまり大金を持ちすぎると怪しまれるということで…

そこで資金洗浄。さっきアクションでパスした時にできる。
資金洗浄すれば、手持ちの10コインごとに小切手に変換できる。これで大金は小切手にして隠しておき、財布は軽くしておくのだ。


他にも、警察のお客が来たら死体を発見されてしまったりという細かいルールがいくつかあるけど、まぁ、だいたいこんな感じ。


個人的な感想


このゲーム、このテイストとその面白さですごく気に入ってる。面白い!

手札の管理が重要な、いわゆるハンドマネジメント系のゲーム。何するにしても手札がいるので、序盤は建物建設などで準備して後半は殺害と埋葬…ってやるのがいいと思うんだけど、毎回毎回「よし!これから!」ってタイミングでゲームが終わる。時間がない。下手くそ…(´•ω•̥`)
とにかく手札が重要なんだけど、最初はお金もないから保持枚数も限られるし、強力な効果の建物はその分コストも重い。殺害と埋葬はタイミングが重要だけど場と手札が整うころにはゲームが終わる。
ほんと、手札の使い方を問われるシビアなゲーム。そこがイイんだけどね!

他プレイヤーとのカードの取り合いとか、警察が来る前に死体埋めなきゃとか、駆け引きも楽しい。苦しいけどw

このゲームは多分1回目はうまく出来ないと思います。思うように殺害と埋葬まで手が回らないというか。ちなみに僕は何回やっても上達しません。でもこれほど研究?追求したくなるゲームもなかなかないと思う。

まぁ、2回目からが楽しいんじゃないかな?と思います。面白いのでぜひ!


評価

  重量度:3.0 ★★★☆☆
  運用素:1.5 ★✭☆☆☆
オススメ度:4.0 ★★★★☆
 総合評価:7.5 ★★★★★★★✭☆☆

カードはいろいろあるけど、プレイヤー間での差はそんなにないので運要素はそんなに強くない気がする。 

戦略的なゲームだけどちょうどいいプレイ感・時間で、その不穏な雰囲気とゲームがマッチしていてとてもいい作品。ふつーに面白いし、何回もやりたくなるし、初心者にもけっこうオススメ。かなり気に入ってるゲームなので、機会があったらぜひ遊んでみてくださいー!!!


その他

このゲーム、「旅の一座」っていう拡張が出てるみたいなので、是非とも近いうちに買いたい。どんなカードが増えるのか気になる!

気ま~まに書いていくつもりですが、もし応援して頂けるのでしたらとっても嬉しいです~!