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花ざかりの校庭 第33回 『そして…』

【梗概】
麻里と浅子の対立。そして探検部の面々は京都の黒川紀代のもとあるプロジェクトを開始しようとしていた。
やがて、帰路につく福山司郎。

麻里は毒気抜かれた。


「からかってゴメン」


髪をかきあげて、コーラを飲んだ。


そして、小さな声で「よかったね」と言った。
「私のとこに福山くんから電話があって……来年から部に入らないかって?」


麻里は驚いた。


「あいつ何考えてるんだか……」


麻里は黒川紀代会長の話をしおんにした。


「その方有名な人らしいよ」
「だから、エンテツが言ってたんでしょう?」
しおんは「違うって」と一言。


妙に真面目な顔になる。
「法人を立ち上げようとしてるらしいよ」
……福山くんそれに立ち合うみたいな……。

しおんはそれまでふざけていたが、妙に深刻な顔になっている。

「どうしたの?」

麻里は首をかしげていた。

「福山くん、ほんものと接触したね」

しおんは窓の外を見ていた。

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