円高基調だが値上げは中止されない矛盾

一時の急激な円安で食品やエネルギーは値上げを余儀なくされました。
が、しかし、日銀のなんちゃらコントロールを0.5%まで引き上げたことで一気に円高基調へ転換しました。
これでエネルギーも食品も元に戻るのかと思いきや、電気もガスも食品も軒並み、2023年に値上げとなり、企業の利幅が増えるだけの結果になりそうです。

円安で仕入れが高騰してるから仕方がないと思っていたのに、円高になっても値段が下がりません。
これは企業にとっては良いかもしれませんが消費者にとっては厳しい状況です。
しれっと値上げできちゃったから利益が上がるだろう、それを見込んで給料ベースもあげられるだろう、大企業はそう判断したのかもしれませんが、これが中小企業までしっかり行き渡るのか、そこは心配です。

消費者側の視点では、防衛費の財源は他にあるのに何故増税なのか、目先の生活は食品やエネルギーの値上げで節約が強いられる。そんな状況でお金を使える心境ではなく、消費は落ち込む方向にしかならないだろうと思ってます。

すでに年金暮らしをしている方々は収入が増えず、生活は益々厳しくなるばかり。自民党ですから年金に関しても何か対策をしてくるでしょうが、結局それは現役世代への負担増にしかならないでしょう。

わざわざ、消費者の消費心理をダダ下がりさせるようなことばかりするのには何か理由があるはずですが、素人なのでよくわかりません。

景気が良くなるのは良いことですが、良すぎてしまうと米国みたいになるので、それも避けたいという難しい局面なのかもしれませんね。

国内だけをみたら、消費者は苦しいが企業は潤う。
グローバルでみたら輸出は円高で売上が減り、輸入の費用は下がるが消費者には反映されない。
そもそも、米国が不景気になれば、日本も影響を受けて、売上は下がり、輸入は増やすのかもしれませんが、食糧保護主義の中で円高になっても輸入するものがそもそも値上がりする方向でしょう。

書いてて、よくわからなくなってきましたが、結構、先行きはよくわからないですが、出費は増えてしまいそうなことだけは見えてきました。

うまいこと景気が良くなれば今度は消費税増税の話題が出てきて、また景気が落ち込むでしょうし。

でも、昔はバイトの時給が1,000円を超えるのは塾講師、深夜のコンビニ、清掃などの汚れ仕事や窓掃除などの危険を伴う仕事くらいでしたが、今では普通に1,200円とかも見るので、収入は底上げされてるはずなんですよね。
なんかよくわかりませんね。