あなたに市場価値ありますか?

社会人で年収を増やしながら働き続けることが当たり前ではない時代になってきました。

高度成長期には黙っていても日本全体が成長し、企業も成長し、労働者は年功序列で安定して年収が増えていました。

現在では日本の成長期は終わり、ほとんど成長しない状態が1989年のバブル崩壊から数えると33年続いていることになります。

そんな時代に、年功序列で黙っていても年収が上がり、定年まで勤め上げることができる環境なんて、公務員や一部の大企業を除けば今でも少ないですし、今後は、ほとんどなくなってくると思われます。

企業に依存して自らのスキルアップや市場価値向上に積極的に取り組んでいない人々は、気づいたら『市場価値の低い人財』になっていくことでしょう。そんな状況、怖くないですか?私は怖いです。

今、需要があり市場価値の高いスキルは何なのか
これからの見通しで需要が高まり市場価値が高くなるであろうスキルは何なのか
自分の市場価値は年収いくらなのか

そういうことを常に意識して、働く場所や職務を取捨選択して行かなければ、市場価値を維持向上させていくのが難しくなってきていると感じています。

社会に出たら、どのようなキャリアで稼ぎ、市場価値を高め、年収を上げていきたいのか。
まずはその方向性を決める必要があります。
もちろん、需要があり、需要が高まる分野の中で決めていく必要があります。

それを決めたら、そのキャリアプランにそって仕事をしながら、2年に1度くらいの頻度で転職活動をします。
実際に転職活動をしてみて、「キャリアプランにそったスキルアップが望める」のであれば転職すればよし、現在の環境でも問題なければ「そのときの自分のスキルでは市場がどのくらいの年収を提示してもらえるのか」を知るだけでもよし、「活動をしたときに仕入れた最新情報市場のニーズが変わってきた」と感じれば方向転換すればよし、とにかく、高頻度で社外の情報(需要、市場価値)を仕入れ続けて、常に需要があって市場価値の高いポジションに移動していくと、そんなに悪いことにはならないと思います。