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デューズバリーホール チェルシー移籍確定!!!!!!!


1.デューズバリーホール移籍決定!!

2024年7月2日Fabrizio Romanoがデューズバリーホールのチェルシー移籍が決まったことを報道した。

【移籍金とその他内容】

  • 移籍金  3000万ポンド

  • 契約期間 6年契約 2030年まで

  • メディカルチェック完了

  • チェルシーユースのゴールディングが500万ポンドでレスターへ(別取引)

昨季マレスカレスターで2部優勝へ導いたチームの心臓デューズバリーホールがチェルシーに加入。移籍金は3000万ポンド。契約期間は6年契約で6月30日の時点でメディカルチェックを完了。レスターへチェルシーユースの有望株ゴールディングが別取引として500万ポンドで移籍。

【移籍の経緯】

【チェルシー視点】
チェルシーとしてはそもそもマレスカは関係なくスカウト陣やディレクター陣の方針としてデューズバリーホールの状況を調査。そのあとマレスカが加入したことでマレスカに相談。マレスカが承認したことで動きがみられるようになった。
先週の時点でブライトンがレスターと合意。メディカルチェックが予約される段階まで話は進んだがここにきてチェルシーが動きを強化。一気に交渉を行い短期間で契約合意までもっていった。

【レスター視点】
ユース出身でチームの心臓であるデューズバリーホールをレスターが売る気があったわけでは当然にない。が、レスターとしては2023/24シーズンの利益と持続可能性の義務を達成するためにチームで一番のスター選手にもオファーが来たら耳を傾け、6月いっぱいで売却の可能性もあった。
そんななかブライトンが6月最終週、2500万ポンドとポーランド代表ヤクブ・モダーの獲得をオファー。3500万ポンドの評価額を付けてたレスター側はこれを了承。
しかしそこにチェルシーが来たことでディーズバリーホール本人がブライトンとの交渉を止め、チェルシーのオファーを待つことを選択。
6月いっぱいで売らなければならないレスターからしたら何としてでも売却しなければならない状況で様々なトレードなどが交渉されたとされているが、最終的にはチェルシーの3000万ポンドの移籍金で合意し売却益の100%を受け取る。
そしてその取引の一環ではないが後釜としてチェルシーユースの有望株、昨季トップチームでデビューも果たしたゴールディングを500万ポンドで獲得。

【チェルシーとブライトンのオファーの比較】

       チェルシー           ブライトン

移籍金  実質2500万ポンド         2500万ポンド
譲渡選手 ゴールディング(18)         モダー(25) 

レスターとして相当交渉期間が短い状況。ブライトンと合意してたものの選手側が交渉を停止とかなりテーブルとしては不利な状況の交渉ではあったと思う。
利益として金銭を優先したらチェルシーとの交渉を優先すれば帳簿上はブライトンよりプラスになる(オファー自体は3000万ポンドのため)。しかしモダーは今回のEUROでも出場していた大型の中盤の選手。デューズバリーホールの後釜を探すのならモダーを獲得したほうが即戦力であるし報道通りなら別取引ではなさそうなため出費もなく済んだかもしれない。
一方チェルシーのほうのゴールディングはチェルシーユースの中でもトップレベルのプロスペクトの1人。報道通りだと買い戻し条項などもないらしく圧倒的ポテンシャルの高さを誇るゴールディングを完全移籍で育てることができれば条項によって縛られることもなく大きな利益を得ることができる。が、即戦力の後釜は他で探さないといけない。
客観的に見たらブライトン川のほうがいいオファーに見えなくもないためレスターとしては相当厳しい交渉になってしまったのかなとも感じる。

【個人的感想】

個人的にはどちらかというと素晴らしい取引だったと思う。
良かったと思う点はとにかく値段とマレスカとの連携。
デューズバリーホールは間違いなくいい選手。昨季チェルシーと対戦したFAカップでもわかりやすく存在感を出していた。プレミア経験も多くはないし活躍したとは言えないが昨季のチャンピオンシップの成績は化け物としか言えない。キーパスの多さとドリブルのデータではチャンピオンシップの中盤の選手では間違いなくトップクラスのデータ。その選手がtransfermarktの市場価格通りの3000万ポンドしかもゴールディングの取引を考慮したら実質2500万ポンドは流石に破格の価格といえるだろう。
更にマレスカとの関係も文句なしでよい。昨季大きく飛躍したのは間違いなくマレスカの貢献もあるだろう。実際デューズバリーホールはマレスカの事を最高の監督としてべた褒めしていた。お互いに良さを理解している監督と選手だし悪かった時の床の高さは間違いないだろう。

懸念点としてはそのポジションの重要度とゴールディングのことだ。
この夏中盤の優先度は全然高くなかった。現時点でもウィング1枚。左利きのディフェンダー1枚、キーパーの獲得を検討、調査している。その中で一応即戦力枠であるデューズバリーホールの獲得。別にそこまで重要じゃなかったポジションに追加することには少し疑問点が残る。またギャラガーをどうするかという問題も大きくなる。元々の時点で放出候補だったにもかかわらず同じポジションの選手を獲得した。海外のレスターファンがツイートしていた


『子供のころからレスターだったKDHを放出するのはホントに悲しくてつらい。
だからこそ
チェルシー一筋のギャラガーを大切にしてほしい』

これはホントに大事にしてほしい。個人的にはギャラガーの売却は仕方のないところがあると思っている。が、デューズバリーホールの獲得によってギャラガーが放出という結末になるのだとしたらタイプは全く違うとはいえギャラガーでよかったんじゃねとはなると思う。
またゴールディングを簡単に放出してしまったことも懸念点になりかねない。いくら中盤が渋滞気味であるとはいえゴールディングはユースの中でも有望株であることは間違いない。そういう選手を買い戻しや再売却時などの条項などある程度のコントロール下におけずに売却してしまうことは流石にリスクがあるといえる。いくら将来像がわからないとはいえレスターは若手を育てられるチームではある。大きく成長して、ほかのビッククラブなんてことがあると前までに起こったことにもなってしまう。

しかしこのような懸念点を考慮してもプラスのほうが大きい取引だとは思う。移籍金はあまり問題ではなくチェルシーにとっては給料のほうが大事となっている状況ではあるが安くいい選手が取れればそのほうがいいに決まっている。マレスカの下で成長した選手がともにロンドンに来てさらに大きくなってくれることを願うばかりだ。




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