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ナパ バレーAVA

1981年の今日は Napa Valley AVA(ナパ バレーAVA)が認可された日です。
少し詳しく説明をすると、AVAというのは米国ぶどう栽培地域(American Viticultural Area)で、これは国の管理局によって認可されます。そして今日2月27日はナパ バレーが認可されたという記念日なのです。アメリカのワインの産地としてナパ バレーは最も有名ですが、AVAとして認可されたのは実は米国で2番目でした。

さて、僕が先日剪定をやってきたぶどう畑があるのはカルネロスAVAという地区にあります。が、ここはナパ バレーAVAでもあります。え?どういうこと?と思いますよね。少し詳しく説明します。

ナパ郡という地域があります。その中心にナパ市がありますが、その北の方に東西を山に囲まれた地域があって、これがナパ バレー。そこが優れたぶどうの産地として認可されてナパ バレーAVAが生まれました。しかし、ナパ バレーAVAの中には様々な土壌や地質、生成的歴史、気候の違いがあって、これを一つにまとめるのは無理がある、ということになって、ナパ バレーAVAの中でも「ここは別格」という16の地区が認可されました。カルネロスはその中の一つ、というわけです。写真をどうぞ。

もちろんこれは冗談で撮ったもの(写っているのはこの畑のオーナー氏)ですが、今年の雨は凄まじいです。過去50年以上もわたってこんなことはなかったと言います。先週から今週にかけては、雪さえ積もりました。それでもぶどうの木は平気なのだそうです。こういう自然の猛威にも負けず、生き続けるのです。そして秋にはまた収穫の時期を迎える、大自然には頭が下がりますね。

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