サトキ・キヌマサに関する40年
どしゃ降りのラーメン屋で
希望という名のナルトをさがして40年
サトキ
彼はサトキでありまたキヌマサでもあった
三面記事の行間で立ち止まる
ふる里行きのバスを待つ間
サトキ・キヌマサはしっかりと胸に刻む
「俺は、人間嫌いだ」と
日本晴れの酒をのみほしてため息ひとつ
捨てられたムードをまとう
サトキ
記憶が始まってからずっと
そうさ彼はサトキ、
サトキ・キヌマサ
明日を鼻で笑って、
天気予報を眺めてる
そんな彼の横顔、何よりも尊いのさ
たぶん
サイケデリックな経歴をもつ男
サトキ
廃屋の中で彼の心臓は爆発する
偶然生まれた朝の中で、
女は叫び出す
小銭の触れあう音の中でゆっくりと
眠りにつく
サトキ・キヌマサ
サイケデリックな武士道をもつ男
satoki
satoki kinumasa・・・・
アーアー
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