枝毛は薄毛の前兆?枝毛ができる原因とは
髪の毛のトラブルのひとつに、枝毛というものがあります。毎日髪の毛のケアをしているのに枝毛ができてしまって髪の毛がうまくまとまらないとお悩みの方も多いでしょう。
枝毛ができることにはさまざまな原因があるものです。また、枝毛は薄毛になるサインである可能性も考えられますので、枝毛がよくできるという人はその対処法をしっかり押さえておくようにしましょう。
枝毛が原因などについてご紹介します。
枝毛とは
そもそも枝毛とはどのようなものなのか押さえておきましょう。
枝毛とは、髪の毛の先が枝分かれしている状態のことをいいます。枝毛にはいくつかの種類があります。
・毛が枝分かれしている
・毛が折れている
・髪の毛が裂けており、穴がある
・毛先だけが細く裂けている
種類はいくつかありますが、根本的な原因は同じです。髪の毛が傷むことによって起こります。つまり、枝毛が起こっているときは髪の毛にダメージがあるということ。さらにダメージが重なることで、抜け毛や薄毛につながる可能性があるということです。
枝毛の原因
では、枝毛の原因について見ていきましょう。
・摩擦
枝毛の原因のひとつに、摩擦によるダメージというものがあります。摩擦によってキューティクルが傷つけられ、枝毛が発生してしまうのです。
キューティクルは、髪の毛内部にあるコルテックスという髪の毛の水分を蓄える部分を守っています。しかしキューティクルが壊れることでコルテックスがむき出しになり、水分が失われ、枝毛になってしまいます。
髪の毛を洗う時やドライヤー、タオルで拭くなどの際に、髪の毛にダメージを与えないように優しく行うようにしましょう。
・ドライヤーの当てすぎ
日々行うドライヤーも、やり方によっては枝毛の原因になってしまことがあります。というのは、キューティクルは熱に弱い性質を持っているからです。ドライヤーを使うときに髪の毛に近づけすぎたり、長時間同じ場所に当て続けたりすると、キューティクルが壊れてしまうことがあります。また、髪の毛が長い人は、ヘアアイロンを使っている方もいるかもしれません。ヘアアイロンも長時間の利用はキューティクルを壊してしまう要因になります。ドライヤーやヘアアイロンを使うときは、同じ部位に使いすぎず、ドライヤーは20センチ以上離して使うようにしましょう。
・髪の毛を染める際のダメージ
髪の毛を染めたりパーマをしたりすることでもキューティクルにダメージが与えられて、枝毛になってしまいます。
カラーリングはキューティクルを開いて髪の毛の内部から髪の毛を染めます。パーマはキューティクルを剥がして髪の毛の内部にあるアミノ酸の形を変形させて髪の毛の形を変えます。つまり、髪の毛を染めるのもパーマをかけるのもキューティクルにダメージを与えるものなのです。定期的に髪の毛を染めたり、パーマをかけたりする習慣のある方は、髪の毛へのダメージについて意識しておくようにしましょう。
・紫外線ダメージ
紫外線も髪の毛にダメージを与えます。いわゆる日焼けというものが、髪の毛に起こるのです。紫外線がキューティクルをつなぎ合わせているMEAという脂質を破壊し、キューティクルをもろくしてしまいます。もろくなったキューティクルはちょっとした刺激で壊れてしまいやすくなり、枝毛ができやすくなってしまうのです。
・生活習慣の乱れ
生活習慣の乱れによって、栄養素がしっかりと髪の毛に行き渡らなくなり、枝毛になりやすくなってしまいます。睡眠不足や栄養の偏った食事、過度なストレスなども要注意です。ストレスがかかると血管が収縮してしまい、髪の毛に栄養が供給されにくくなります。
枝毛が増えたという方は、日々の生活習慣についても見直してみるといいでしょう。
髪の毛へのダメージを抑えるように生活しよう
枝毛をなくし、ひいては薄毛にならないようにするためには、髪の毛に過度なダメージを与えないように気を付ける必要があります。髪の毛を洗うときにゴシゴシ強くこすらない、ドライヤーは20センチ以上離して使う、外へ出るときは帽子をかぶって紫外線を避ける、生活習慣を見直すなどの対策を取るようにしましょう。
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