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人生の異種格闘技戦 心の前田VSニールセンを求めて〜東洋経済オンラインさん『エガちゃんねる』ディレクター・藤野義明さんインタビュー〜



ジャスト日本です。

ここで皆さんにご報告があります。

先日、東洋経済オンラインさんでこちらの記事を執筆担当させていただきました。


江頭2:50の「エガちゃんねる」が伝説になった必然「嫌なことがあったら俺を見ろ!そして笑え!」(前編)

江頭2:50「エガちゃんねる」が大躍進を続けるワケ
壁に見えたものが"別世界へのドア"だった(後編)




「伝説のお笑い芸人」江頭2:50さんの大人気YouTubeチャンネル『エガちゃんねる』総合演出を務めるディレクターの藤野義明さんにインタビューさせていただき、執筆を担当しました。

以前、noteで『エガちゃんねる』について書かせていただきましたが、これは藤野さんへのインタビューを終え、確認等も含めて記事作成がほぼ終わってから書かせていただきました。

お笑いYouTubeの王者『エガちゃんねる』の時代|ジャスト日本 


まずはこの記事を書くことになった経緯についてお伝えしたいと思います。

そもそも東洋経済オンラインさんとはどのようなメディアなのでしょうか?

東洋経済オンラインさんとは…

東洋経済が運営する日本最大級のビジネスニュースサイトです。月間ページビューが約2億PV。ビジネス、経済情報、マーケット情報、就職情報など、独自に取材した経済関連ニュースを中心とした情報配信プラットフォームを展開しています。

経済情報メディアのトップランナーである東洋経済オンラインさんで私が記事を書くことになったきっかけは、知り合いのライター・池田園子さんからの紹介でした。  

池田さんとの関係についてこちらの記事を読んでいただければご理解いただけると思います。とにかく私にとっては何かとお世話になっている恩人です。いつもありがとうございます!


【ジャスト日本のプロレス考察日誌】
『微笑みのワルキューレ~ライター・池田園子さんとのご縁~』
『恩人・池田園子さんへの感謝~レールに乗れる幸せと有り難さを胸に抱いて~』


実は今年に入ってから、池田さんと毎月、大阪や和歌山でランチも兼ねてミーティングをするようになりました。

そこから池田さんからいただいたお仕事だったり、池田さんに私から企画を提案したりと「コンテンツ制作会議」をしていく中で、池田さんから「もしよろしければ東洋経済オンラインさんの編集者さんにお繋ぎしましょうか?」という話が出ました。

近年、プロレスだけではなく、エンタメや東横キッズまで幅広いジャンルも執筆していた私にとってはこれはビッグチャンスだと思い、繋いでいただきました。

池田さんが紹介してくださったのは東洋経済オンラインの吉川明日香さん。実はこの吉川さん、後に分かったのですが、凄い編集者だったんです。今年3月まで東洋経済オンライン編集長を務め、現在は編集部担当部長に就任しているです。

吉川さん、東洋経済の偉い方だったんですよ(笑)。ビックリしました!ちなみに吉川さん、プロレス好きなんですよ!これは是非、お伝えしたいことです。

吉川さんについてこちらの記事で詳しく書かれているのでチェックのほどよろしくお願いいたします。

「できること」だけに目を向けたら、全員「できる人」。東洋経済オンライン/吉川明日香編集長【編集者の時代 第5回】CORECOLOR.JP


池田さんからお繋ぎいただき後日、ズームでミーティングをする機会をいただきました。吉川さん、パッションがある素敵な方でした。仕事に情熱をぶつけて、周囲に放電していくようなエネルギッシュな編集者さんだったので、「これは面白い仕事になるな」と確認したのです。


そこで色々と話した結果、「人気YouTubeチャンネル仕掛人インタビュー」という企画書を提出しました。

YouTubeの世界において人気チャンネルを手掛ける仕掛け人にインタビューすることで、高評価と再生回数を稼ぐコンテンツを輩出し続ける秘訣と仕事の流儀に迫る内容なのですが、この企画をやるなら真っ先にインタビューしたいなと思っていたのが、『エガちゃんねる』ディレクターの藤野義明さんでした。

藤野さんは『「ぷっ」すま』『さまぁ~ず✕さまぁ~ず』のディレクターとして活躍されていたテレビ屋で、地上波テレビ顔負けの丁寧なクオリティー編集で『エガちゃんねる』人気を支え、大躍進に導いた大人気YouTubeチャンネルの仕掛人なのです。そんな藤野さんに私はどうしてもインタビューしたかったのです。

以前、私が執筆担当した日刊SPAさんの「好きなお笑いYouTubeランキング」記事をなんと動画内で紹介していただいたことがあり、これはいつか藤野さんに直接取材したいという想いを抱いていたのです。

男が選ぶ「YouTubeが面白い芸人」ベスト10…中田敦彦は6位、石橋貴明は2位【日刊SPA】

【緊急動画】記事になった件について。

面識はなかったのですが、もしかしたら、藤野さんならこの企画に乗ってくれるかもしれないという淡い期待を抱いていたのです。

吉川さんから許可をいただき、遂に藤野さんにオファーをさせていただくと、なんと「僕でよければお受けします!」と承諾。これには私も吉川さんもビックリ!!

こうして藤野さんにズームでのインタビューが決定し、吉川さんも立ち会っていただけることになりました。

そして迎えたインタビュー当日。吉川さんとは事前に打ち合わせ。私は吉川さんに「もし聞きたいことがあれば、どんどん入っていただいてもいいですよ!」とお伝えしたのですが、これは感覚的な話なんですが、本でもネット記事でもそうなのですが、ライターだけではなく編集者さんが前のめりになっている企画って熱量が違うような気がしていて、せっかく藤野さんの話を聞ける貴重な機会。取材現場そのものが熱が帯びて盛り上がればいいなと思ったのです。

インタビューが始まりました。私はあの手この手でさまざまな質問をぶつけました。藤野さんの丁寧な語り口から生み出される心に響くコメントの数々に何度も頷く私。やっぱり藤野さんにインタビューしてよかったと思っていた私。すると中盤になると、これまで傍聴されていた吉川さんが藤野さんに質問していました。

「これでいいんだ!いいぞ!」と心の中で拍手をしていた私。吉川さんは以前、記者もされていたそうなので、記者魂に火がついたのかもしれません。そこからインタビューは熱を帯びて盛り上がりました。

藤野さんの冷静でありながらもうちに秘めた情熱や狂気を感じ、吉川さんのパッション溢れるまとめる力を感じ、私は藤野さんのコメントを引き出すことに心がけ、そこに自分の想いも語りました。

結果、インタビューは2時間に及ぶものになり、最後は実は同世代だった藤野さん、吉川さん、私の三人は異口同音に「これから子どもを迎えに行きます!」と話し、ズームでの取材は終わりました。

インタビューは成功しました。ここから原稿作成の作業に入ります。

ところがここでハプニング。ズームのレコーディングを押し忘れていたため、音源が手元になかったのです…。吉川さんにお願いして、データを送っていただき事なきを得ましたが、あれは焦りました(苦笑)。吉川さん、その節はありがとうございます!

まずはインタビューの文字起こし。nottaという文字起こしアプリを使い修正を加えたインタビューの原本はなんと40000文字を超える内容。この文字起こしは毎回、苦労します。めちゃくちゃボリュームがありましたよ!

何しろ藤野さんのコメントはどれも興味深く面白かったので、どう削ればいいのか悩みました。実際に記事は大体5000文字✕2本で10000文字ほどに収めましたが、本当に厳選して藤野さんのコメントを抽出して記事に反映させました。

苦戦しながらも原稿を作成する私。最初に提出した原稿は吉川さんから厳しいご指摘があり、やり直すことに。吉川さんの細かいアドバイスや誘導によって、再提出の際には「素晴らしいです!」と評価していただき、原稿がほぼ完成。そこから細かい校正や藤野さんからの修正依頼も踏まえた上で完成した二本の記事。愛と情熱を込めた入魂の文章です。

江頭2:50の「エガちゃんねる」が伝説になった必然「嫌なことがあったら俺を見ろ!そして笑え!」(前編)

江頭2:50「エガちゃんねる」が大躍進を続けるワケ壁に見えたものが"別世界へのドア"だった(後編)


 

まずはインタビューをお受けいただき、興味深い話を披露してくださった藤野さんに感謝しかありません。なぜ江頭2:50さんが藤野さんに託したのか、なぜ『エガちゃんねる』が大躍進しているのか藤野さんにインタビューしてみてよく分かりました。ライトユーザーとコアユーザーの双方を大事にしながら、バランスを取りながらチャンネル運営をしている藤野さんに心からリスペクトしています。

そして編集者の吉川さんに感謝。この記事は個人的に難産で、今まで書いてきた記事や本の中でも屈指の大変さでした。吉川さんから「ただ闇雲に書くのではなく、テーマを決めてから書くことの重要性」を学びました。また吉川さんからパッションやどこか不器用な人間味を感じ、「俺はこの人に認められたい!」と思い、この原稿と格闘しました。吉川さんから多くの刺激と学びをいただきました。貴重な体験でした。吉川さんのおかげです。ありがとうございました!今後とも宜しくお願い致します!


今回の東洋経済オンラインさんでのお仕事は私にとっては何を意味していたのか。

2020年に初の単行本『インディペンデント・ブルース』を上梓してから、ライターとして成長するために、プロレス考察家として「人生の異種格闘技戦」に挑むと宣言し、プロレスだけではなく、ネット媒体で様々なジャンルの記事に携わりました。

【ジャスト日本のプロレス考察日誌】
『コレカラノワタシ~プロレス考察家、人生の異種格闘技戦シリーズ参戦表明~

その中でもこの記事が「人生の異種格闘技戦」における大一番だったように思います。

私の武器は何か?リサーチ力、知識、文章力は他の皆さんよりも劣っていたとしても、それを突き抜く愛と情熱なのだと。

知識よりも愛を語る。
情熱を込めた文章に命を懸ける。
愛と情熱を込めて取り上げた皆さんの生き方を文章表現で伝える。

この真っ向勝負が私の長所であり武器なのだということを今回の記事作成で教えてくれました。

ここからはプロレス好き向けの話になるのでご了承ください。

私は1986年10月8日・新日本プロレス・両国国技館大会で行われた前田日明VSドン・中矢・ニールセンの異種格闘技戦が好きなんですよ。


【プロレス】前田日明がドン・中矢・ニールセンを熱戦の末に撃破! “新格闘王”襲名 1986年10月9日 | BBMスポーツ | ベースボール・マガジン社

プロレスとマーシャルアーツの異種格闘技戦。マーシャルアーツの強豪・ニールセンのパンチをまともに食らい、意識が朦朧になりながらも必死でテイクダウンを奪い、最後は片逆エビ固めでギブアップ勝ちを果たした前田さんが「やった!」と両手を突き上げ、セコンドが歓喜の表情で駆け寄り、場内は「前田」コールの雨あられ。試合後に前田さんは敗れたニールセンの健闘も称え、感動の渦を巻き起こしました。この前田VSニールセンはプロレス史において後世に残る名勝負となりました。

新日本は通常マットカラーがセルビアンブルーなのが、前田VSニールセンが行われたこの大会のマットカラーは真っ白だったため、リング上がより光り輝いたような気がします。


あの狂熱とも言うべきボルテージを私が生業だと確信しているライター業で、一瞬でもいいから最高のやつを味わいたい。しかもプロレス以外のジャンルと向き合った時に体感してみたい。

前田VSニールセンのように、感動したり熱狂したり、後世に残るような記事や文章、もっと書いていきたい!

ライターも、編集者さんも、取材対象も、読み手もひっくるめて、みなさんの心を震わせる世界に導きたい!

そんな「心の前田VSニールセン」体験を求め、私はプロレス考察家として「人生の異種格闘技戦」シリーズを突っ走っていきます!

もちろん自身の足元を見つめ、ライターとして実績を積み重ねながら今後も精進していきます。

このような機会をくださいました東洋経済オンラインさん、藤野義明さん、本当にありがとうございました!

この記事、さまざまな皆さんの思いを乗せた素晴らしいインタビューになったと自負しておりますので、是非ご覧ください!








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