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Jumping islanders 37

1.目まぐるしい日々の中で

東京の空は青く高く雲ひとつない。

試着室で、またさらに痩せ細った自分の体に気付き、それを隠すようにXLを羽織る。

風も強くない、雪の降らない年末がどうも新鮮で、年の瀬だということが信じられない。

2.2022

2022年は激動の1年だった。

1年間書き続けた日記を読み返し、1人で年を越す。
こんなはずじゃなかったと思っていた日々が、
これをやりたかったんだと思える毎日に変わっていった。

それは環境の変化が大きく影響している。

学生が終わり3回引越して
ライブハウスで働きバンドをしている。

生きている場所だけでなく、
少しずつ自分の中で変わった部分もある。

意味もなくコンビニに立ち寄るようになったり、
毎日帽子をかぶるようになったり。

変わることが良いか悪いかはわからないけど。

3.20歳になってみたりもした。



成人したことでやれることが増えたし
縛りも無くなった。

だからこそひとつひとつに責任を持つことを意識した。

これは俺がやりたくて選択したという責任。
今年は大事な選択が何度もあった。

どの選択肢も間違っていない。

どれを選んでも幸せになるし、不幸せにもなる。

だからこそ楽しめる方を選んで今がある。

4.今日まで

今日までギリギリ生きて来れたのも
音楽と人のおかげ。

繰り返しの毎日が無機質なものに見えても、
その中に色を足してくれていた。

正直、季節の替わりの受け身イベントごとよりも
自分たちが作り上げるイベントと日々が間違いなく楽しいと気付いた。

少しずつ前に進んでいる実感を
渦中で得られたのは何より大事なことなのかもしれない。

5.結

今年出会った人は間違いなく100人以上いる。

200人近いのかもしれない。

来年もますます増えることだろう。

そのなかで、僕自身を受け入れてくれる人と
そうでない人に分かれる。

そして忘れられることもある。

大事にしてくれる人を大事にしようと思う。
来年以降も一緒に楽しく過ごせますように。

2023年もよろしくおねがいします。

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