20/21スキージャンプW杯 Klingenthal プレビュー
私が行った事のある数少ない海外のジャンプ台の一つ、Klingenthal。
ここもジャンプ台の規模を示すHSが140mと、やや大きめ。ただし、145m以上の飛行は中々難しいです。その点、大倉山の方が150mくらいまで行けるので、どっちもどっちという感じ。
フライトが結構高く、飛びごたえのあるジャンプ台です。あまり日本チームが得意としているイメージはありません。
しかし、昨年は陵侑が優勝、佐藤幸椰6位、中村直幹16位とこの世代は得意としているのかもしれないです。
本来、ここの日程は札幌でしたが、代替地として選ばれました。先週行われたWillingenと同じドイツですが、Klingenthalはチェコの国境近くなので450キロほど移動しなければいけません。
試合の展望
ここも風が強い事で有名です。特にカンテ付近の防風林が薄く、横風が流れるような風向きだと苦しいです。
今日のプロローグはナイトゲームなので心配ないと思いますが、本戦は若干時間が早いので心配です。。。
癖のないジャンプ台なので、Granerud(NOR)が連勝すると見ています。彼を止められるとすれば、風しかありません。。。
懲りずにLanisek(SLO)の名前は上げておきたいと思います。そろそろStekala(POL)の表彰台も見てみたいかな、なんて思いはじめました。
日本チーム
小林陵侑は、昨年この台で勝利を掴みました。今季のでだしは躓きましたが、昨年勝ったOberstdorfあたりから復調してきたので、ここは期待していきたいです。トップ10を積み上げ、踏切は安定しているので、条件さえ整えば表彰台に乗れると思います。
佐藤幸椰はWillingenでは不発に終わりましたが、そこら辺は修正してくると思います。昨年、爆発力を見せたジャンプ台なのでハマるとスーパージャンプが見れるはずです。先週の悪いイメージは、さっさと払拭したいですね。
佐藤慧一は、普段通り安定した飛行を見せてくるでしょう。トップ10〜6を狙っていきたいですね。
伊東大貴さんは、ワールドカップ復帰2箇所め。まずは気持ちよく、ストレスなく飛んで欲しいですね。世界選手権に出るためには、中村直幹を突き放したいところ。
中村直幹は、コンチネンタルカップに回されるかと思いきや、チャンスを獲得しました。昨季良かったジャンプ台で、大量得点を狙いたいですね。ここで大量得点し、WRLで争っているライバル達を突き放し、さらには世界選手権の切符まで確保していきたいところ。
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チーム事情により、小林潤志郎さんが2週続けて外されてしまいました。現在総合30位。総合30位に入れるか入れないかは、結構重要な境目なので
本人としては面白くないでしょう。この辺の調整や決断をしなければならないコーチは大変だなと思います。