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21/22スキージャンプW杯 Engelberg プレビュー

来週末はクリスマスブレイクということもあって試合はお休み。

19日の試合を終えると

次の4HTの予選まで中8日空くことになります。

#珍しい

コロナ禍でなければ、Klingenthal終了後に

「日本のAチームは一旦帰国」という選択肢があったのかもしれません。

そうすれば、日本で10日間調整することができました。

コロナ禍では当然そんな選択肢はなく、何年か前のように揉めることもなく平和です。

追い、追い、追い

昨年はWFでプラス30点近い得点を叩き出したEngelberg。

時折5m近い風が吹いていたらしいです。

今季は強い向かい風が吹いた試合が少なく

大きく荒れた試合も団体戦しかないので

今まで、上位を獲得してきた選手たちでの争いになると思います。

個人的に今のGranerudでは、ここの追い風を捌ききれない気がするので

まずはそこが注目です。

もう 1点の注目はStoch。昨年はこの試合で2位に入り

非凡なところを見せつけ、4HTにつなげて昨季の見せ場としました。

先週のKlingenthalの2戦目は、副鼻腔炎でまさかの欠場。

どんな調整をしてくるか注目です。

日本チーム

今年の私は毎週、小林陵侑の2連勝を予想しておきます。

やや心配なのが、佐藤幸椰。

4HTでは得意なジャンプ台が少ないので

この地で躓くと、嫌な流れに入っていくことになります。

ちょっと技術的に心配なところがあるので、どう修正してくるのか注目しています。

中村直幹と小林潤志郎さんには期待できると考えています。

直幹は、昨年この地の予選で良いジャンプを見せ、後半戦の片鱗を見せました。

今の状態であれば、かなり良いジャンプが見られると思います。

潤志郎さんも、昨年はこの地で良い風を捕まえて飛んでおり

先週の良い流れもあるので、どんな成績を取るのか楽しみです。

伊東大貴さんと佐藤慧一は展開が向いてこないと上位は厳しいかもしれません。

特に慧一は背水の陣。20位以内を取らなければ入れ替えの危機でもあるので

どれだけ良い展開を引き寄せられるか、

そして、良いメンタルコントロールをして行かなかければならないので

タフな2試合になることが予想されます。

コンチネンタルカップ

Rukaで行われるコンチネンタルカップ。

ワールドカップはナイターで追い風基調という

Rukaらしくない風でしたが

今回は日中行われることもあり、「向かい風ビュンビュン」

本領発揮してくる事が予想されるRuka。

日本のBチームは既に現地入りし複数回練習しています。

その中で、二階堂蓮がワールドカップより1〜2キロ遅い助走スピード

86.4キロという低スピードでトレーニングしていました。

良質な向かい風を2本捉えられれば、誰もに表彰台のチャンスがあり

ワールドカップへの道が開けることになります。



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