時間

昨日は大橋トリオにとっても、自分にとっても、毎年恒例のイベントSMSL@池上本門寺のライブでした。出演するのは何度目でしょう。
回数は数えてた事がありませんが、記憶が確かであれば、初めて出たのは大橋トリオ、東川亜希子(ソロ)。それから、コトリンゴ、赤い靴、羊毛とおはな、Predwn、昨日のThe Charm Park、優河。
自分の関わらせて貰うSLOWなアーティストが
参加する事も多く、例えるなら、最後の晩餐、ではなく最後の夏祭りのような素敵なイベントです。
昨日は恐らく、自分が参加してから10年目。
今まで参加した中でも、昨日は特に自分にとって感じるものが沢山ある1日でした。
自分が参加したアーティストは、The Charm Park、優河、大橋トリオの3組。
裏神谷フェスなんて冗談まじりに話を色々な方々から声をかけられましたが(畏れ多い)、自分にとって最も印象深かった事は昨日は色々な仲間、友人達が沢山出演していた事でした。安藤裕子さんのバンドには、DadaDのしげちゃん、羊毛とおはなの羊毛君。そしてコトリンゴさんにキトリちゃん、青弦さん、大橋トリオバンドメンバー等、舞台裏のスタッフさんも、キリがない。
朝からひたすら、リハーサル、転換、移動、ドラムセットを変えたり戻したり、色々な準備に追われながらも、皆の演奏をリハーサルから、本番中の袖から少しずつ観ながら、コトリさんや皆さんの素晴らしい演奏を観ておりました。
そして、皆がそれぞれの時間の中で、年齢と時間を重ねながらそれぞれ本当に努力をしているのだなーとじんわり感じたのでした。その努力なんて、皆それぞれ、別のやり方で、どんな方法なのかもわかりませんが、ただ、皆がどんどんそれぞれ自身の姿になったからなのだと感じたのでした。そして本当に基本的な事になりますが、それはそれぞれの音色から、確実に感じる事が出来るのでした。
僕のような迷いに迷い、少しずつ自分自身を「何か」にすべくやってきた人間。もしくは、自分の周りのミュージシャンにも多いのですが、踏襲型な人々(色々な音楽を沢山聴き、自分が日本人としてこの地で音楽を、さらに色々な視点からひたすら問答しながら作り出し、歌や演奏、体を楽器として表現する人々)は、自分自身をある程度信じる事が出来き、表現が出来るようになるまでにはそれなりの時間が必要なのだと思っています。それは決して'SLOW'ではなく、でもある視点からみたらSLOWなのかもしれない。その中で、ようやく自分の立ち位置、演奏が足に着く状態というものに、皆がそれぞれそうなってきた。要するに今、周りの仲間が年齢的にもとっても良い時期なんだろう、と特に昨日は感じたのでした。
そんな事を実感できた、とっても特別な1日でした。

ステージから見える、椅子でじっくり聴き入るお客さんの姿、その後ろにそびえ立つ5重の塔がなんと美しい事。あの景色は池上ステージに戻ってきた出演者へのご褒美という事で、またいつか出演出来る日を楽しみにしています。

そして、勝手ながら、
我々の仲間、大橋トリオ、The Charm Park、優河ちゃん、キトリ&赤い靴。
そして古くからの仲間、コトリンゴ、羊毛君、しげちゃんの今、これからに更なる期待を。そして、自分の事を棚に上げておりましたが、わたくしも、更に頑張って行きたいと思います。

では、読んでいただきありがとうございました!

昨日のステージ裏で待機するC&C二台をパシャり。
昨日は2パターンのC&Cを使用。
奥は優河ちゃん用に用意したメイプルポプラメイプル、20×14インチのドラムセット。タムはWFLとC&CのPlayersdate、サイドスネアはWFL。メインスネアは本番LEEDYに。
シンバルは全て50SのAzildjianに。

手前は大橋トリオ、The Charm Parkで使用した22×12 のメイプルセット。
シンバルは全てISTANBUL。サイドスネアは50S後期のLudwig。大橋トリオのメインスネアはPEARLのスティール14×6.5。The Charm ParkはGretchのブロードキャスター14×5。

このC&Cは自分にとってもは無くてはならないドラムセットです。

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