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夢を叶えるために、自分を変える3つのポイント

記事の長さ:7分
Subwayのバイトに3回落ちたけどGAMFA正社員になれた男がnoteを始める」でも書いた通り、学生時代は成績がひどく退学寸前になり、将来何がしたいかもわからない、ただ時間とお金を浪費するだけだった自分が、仕事もプライベートも充実するほど前向きに人生を変えられました。その体験談を交えて、自分や企業を変えるためのポイントを押さえます。

変わるための3つのポイント

1. どう変わりたいか自分と対話する (Think)
2. とにかく試す・四の五の言わずにやる (Act)
3. 変わり続ける (Stay)

"諸行無常" - パーリ仏典
この世の現実存在(森羅万象)はすべて、すがたも本質も常に流動変化するものであり、一瞬といえども存在は同一性を保持することができない

そもそもこの記事の読者は変わりたいと思っている方がほとんどだと思いますが、変わりたいと思うこと自体が実は一番重要なステップです。

変化はエネルギーと覚悟が必要な行為ですが、進化論を前提に考えると生存には必要不可欠です。上記の諸行無常の通り、この世のすべては常に変化しており(24時間全く同じ天気の日がないように)、現状維持はむしろ流れから置いてけぼりを食らうので退化と同義語と解釈できると思います。そう考えると変わることは本能レベルでも自然な行為かもしれません。

1. どう変わりたいか自分と対話する (Think)

“If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?” (もし今日が人生最後の日だとしたら、今やろうとしていることは本当に自分のやりたいことだろうか?) - Steve Jobs

変わりたいと決心したはいいけどどうしたらいいかわからない、何がしたいかわからないという方にオススメしているのが、以下のエクササイズです:
・子供の頃の夢を思い出す
・Cognitive journal (認知的日記)をつける


コンパスも目的地もなくただ地図を開いて歩くのはとてもしんどく、途方もない旅のように感じますよね。これらはあくまで一例ですが、自分自身がどう進みたいのか、どうしたいのかを考えるきっかけになると思います。

子供の頃の夢を思い出す
子供の頃の夢は自分の深層心理を表し、ノイズのない自分の幸せの形を表していることが多いと思います。例えば私は子供の頃ゲーム屋さんを開きたいと思っていました。一見普通の夢ですが、冷静に考えると何故ゲーム屋なのか?ゲームが好きなだけならゲーマー(当時も職業としてありました)でも良かったはずですが、あえてゲーム屋でした。それを深く思考・分析してみると、好きなものを通じて人と繋がりたい、同じ感動を共有したい、新たな発見を届けたいなど、自分の本質が見えました。

言ってしまえば、その本質が体現できれば、形はなんだっていいことに気づきました。特に何も考えず大学で選んだ経営学の専攻も周りに流されるように進んだサラリーマンへの道も、好きなものを取り扱っている会社での勤務を通じて人(消費者や同僚)と繋がれ、同じ感動を共有でき、新たな発見を届けられていることに気づけました。そこからはより多くの人と関わりたいと考え、世界を代表する大企業での仕事をするべく、今に至ります。noteを始めようと今こに記事を書いていることも原点は同じです。

Cognitive journal (認知的日記)をつける
2つ目のエクササイズは認知的日記をつけることです。詳しいことは別で記事にするので割愛しますが、自分の思考回路を分解する日記です。
ステップとしては以下の3つです:
i. 自分の感じたことを書く(例: 嬉しいと感じた)
ii. その感情を生み出した事象を書く(例:記事がスキされて)
iii. 何故その感情になったのかを書く(例:誰かの役に立てたかも考えているから)

日常生活上、大概は「記事をスキされて嬉しかった」、「満員電車でイライラした」程度でしか事象を捉えられていないことがほとんどと思います。しかし、その感情には裏付けされている思考があるから生まれています。
上記の例のように、i. 〇〇を感じた、ii. 〇〇があって or 〇〇をしていて、iii. 〇〇と考えているから、と分解すると、自分の本質に近づけます。満員電車がイライラするのは、パーソナルスペースが侵害されていると考えているからなのか、そもそも会社に行くのが億劫でとりあえず理由を探したいと考えているからなのかなど、共有の感情でも理由は千差万別、十人十色です。理由によって意味合いが全然変わってもきますね。

それを自分の幸せや喜びで当てはめて考えてみると、自分が何をすればその感情を呼び起こせるかわかるようになり、やりたいことが自ずとわかるようになると思います。

私の場合は、家族・友人と過ごすこと、健康体でいること、趣味が充実していること、誰かの役に立てる仕事ができること、精神的に成長することが幸せに繋がっています。

どちらのエクササイズにも共通してることは、自分が何を幸せと感じるかを正しく理解し、概念ではなく言葉にすることでそれに沿って行動できるようにすることです。企業で言えばMission Statement(企業理念)、よもや存在意義です。やりたいことばかりができないのが社会人でもありますが、一度切りの人生、自分が本当はやりたいと感じていないことを続け、耐えることは美学ではないと思います。幸せを追求することで人は変われ、責任を持った人生の舵取りをできると信じています。

あなたの幸せの形はなんですか?

2. とにかく試す・四の五の言わずにやる (Act)

"成功すると思うからやってみたい、それができないと思うから行かないという判断基準では後悔を生む" - イチロー

方向性はきまったけど、具体的にどう手をつければいいかわからない、上手くいかないという方は以下を心がけるといいと思います:
・後先考えずとりあえずやってみる
・一気にやらない・完璧を求めない
・やるときは正しく、全力でする

変わりたいけど変われない場合、先のことを考えて足踏みしてしまっていたり、一歩を踏み出す勇気がないことが多いと感じます。もしくは、いざ始めたはいいけど効果をすぐに期待してしまい、長続きせず、何もしない生活に戻ってしまったり。それか、続けられていて努力もしているけど、イマイチ効果が感じられなかったり。

それぞれのケースを深堀りしていきましょう。

後先考えずとりあえずやってみる
兎にも角にも、興味を持ったらひたすらなんでも試すクセを作りましょう。かのスティーブ・ジョブス氏も学生時代カリグラフィーの講義を受けたことが、後に今もあるパソコンにフォントを導入するきっかけになることは驚きであったように、いつ点と点が繋がるかはわからないものです。

将来的に役に立つかや、果たして意味があるのかや、お金になるかや、上手くいきそうか、続けられるかなど一切考えずに、思い立ったものを行動に移す習慣を作りましょう。

また、著名になった方の経歴を見ると大概色々と挑戦し、失敗ばかりの中に数少ないチャンスを見出している方が多いです。ファーストリテイリングの柳井さんも"失敗しても2回、3回、4回とチャレンジをすることが大事だ"と仰いました。

私も突然落ちこぼれ状態から一朝一夕で変われたわけではなく、自分の理想に向け、以下のように一つ一つ少しづつ試し、積み上げていきました。
・正午まで寝ていたのを朝5時起きにした
・出不精だったのを週3で運動をするようにした
・焦燥感を抑えるため毎日瞑想をした
・学生の頃の不勉強をカバーするため、毎日読書した
・学生時代、何度も挫折した音楽(ギター)を始めた
・ダラダラとではなく、計画的に趣味の時間を設けた
・お祈りメールばかりだったので資格を取った
・自分の夢のために仕事に全力で取り組んだ
・経験のための転職をした

一気にやらない・完璧を求めない
色々と試す上で注意すべきは、結果をすぐに求めないことです。一気にやろうとすると今の自分の状態とギャップがありすぎ、続けることが難しくなるためです。

スポーツ選手同様、世間ではGAMFAなどは突如大成功を収めた企業のように取り扱っていますが、どれらの企業もガレージや寮の部屋から始まり、コツコツと積み上げた結果が今に繋がっています。時には後退もし、後退しかなかった時もありましたが、万里の道も一歩から。突き進んだ結果が今となり、成功に繋がったのです。

しかし、昨今の風潮は結果だけにフォーカスがいき、経過プロセス及び長期的な視野での成長がないがしろにされがちで、少しでも後退をすると失敗者のレッテルを貼られたり繁栄の終焉を囁かれたり、即効性を優先した付け焼き刃的な、短期的な成長や結果が優先されているように思います。

ダイエットも同じく、食事制限などは一見即効性があり効果的に見えますが、身体を低燃費モードにしてしまい、長期的にはリバウンドの可能性も高く、栄養面だけでなく免疫面でも害が多いです。また、心理学専門誌「American Psychologist」に掲載された論文によると、過去の長期的な31件のダイエット実験に参加した人々の3分の2は、リバウンドで体重が当初より増えているとのことです。地道に運動(特に筋トレ)をすることが今も昔もベストなダイエット法であることは間違いないと思います。

閑話休題、理想を追い求めることは大事ですが、完璧になることはありえないと割り切ることも大事なことです。それは前述の通り、期待値ギャップを生み、続けられなくなるからです。

私も前述の試したことのうち、以下の手順で徐々に習慣化し、現在でも追い込みすぎない心がけをしています(括弧内):
・毎週30分づつ早く起きて身体を慣らした(たまに二度寝したりも)
・週1の30分ランから始めた(週3で運動しないことも)
・アプリを使って毎日10分の瞑想から始めた(瞑想をしない日も)
・就寝前に本を15分程度読むことから始めた(1ページも進まないことも)
・ギター教室で基礎を学び始めた(ギターが埃を被ることも)
・趣味の時間を朝に決めた(起床時間に左右されるので取れないことも)
・自己啓発の本や記事を読み漁った(体調次第でモチベが下がることも)

やるときは正しく、全力でする
全力というと真っ先に思い浮かぶのが、(松岡修造さんと)百獣の王・武井壮さんです。"どんなに時間がなくても必ず毎日1、2時間は自分を成長させるための時間にする。1ヶ月本気で1つのことを勉強すればそこらへんにいるやつよりかも詳しくなっている"で有名ですが、ググればわりかし詳しくなれるこの情報化社会において真理をついていると思います。

そこで大事なのが、正しい努力を全力でする、です。スポーツで言えば、正しくないフォームで何も考えずいくら練習をしても上手くなるはずもなく、時間の無駄になるばかりか幾分か努力している分やった気になってしまい、結果に繋がらないことにフラストレーションをためてしまいます。正しいフォームはなにかを学び、実践を想定しながら練習をしたほうが上達に繋がるのはあたり前のように感じますが、それができない方が多いと感じます。勉強をさほどしなくても成績が良かった同級生や、やたら運動神経が良かった子は才能ではなく、正しい努力の仕方を知っていただけかもしれません。

武井壮さんの助言の通り、何を始めるにしても1時間は下調べや基礎を学ぶ時間を設けることが、後々に費用対効果が抜群になる結果を生むことになります。勉強だったら効果的な勉強法などを事前に調べたり、運動だったら身体の動かし方や人体の構造を事前に調べる、など。

また、趣味であっても、仕事であっても、プライベートであっても、中途半端ではなく、全力で取り込むことです。全力で取り組むことでしか気づけないことや見えてこないこともあり、またそうすることで後悔を生まないようにもなります。

私も前述の積み上げたことのうち、かいつまんでにはなりますが、以下を全力で取り組みました(括弧内):
・朝5時起きにした(睡眠の仕組みを調べ、平日はお酒を飲まないようにした)
・週3で運動をするようにした(効率的な筋トレと有酸素運動の組み合わせを理解し、栄養管理も行った)
・毎日瞑想をした(瞑想の効果・効能、流派の違いを調べた)
・毎日読書した(記憶に残る読書法を調べ、必ず読書感想文を書いた)
・ギターを始めた(相対音感のトレーニングをし、生活音の音階を言うようにした。ソファミ、ソドシ、ソレドミ、ドシラファレドシドなど)
・計画的に趣味の時間を設けた(※下記余談参照)
・資格を取った(独学で国家資格を取得した)
・仕事に全力で取り組んだ(VBAなどを独学で学び単純作業を自動化して、考える作業に注力した)
・経験のための転職をした(給料を下げてでも、学びたいことや経験したいことを優先した)
※余談: 私が趣味でやっているスプラトゥーンという、4対4でインクを塗り合うペイントボールのようなゲームですが、全力で取り組むことで仕事でも使えるスキル、例えば言葉のない中でのチームワーク、状況把握能力、判断力などを学べ、実際にGAMFAの入社面接時にも話したところ、反応がよかったことは驚きでした。

あなたはこれから何を正しく、全力で試しますか?

3. 変わり続ける (Stay)

"I have changed my ways of doing so much, so I have been able to send my life without changing my precious self." (変わり続けるからこそ、変わらずに生きてきた) - ニール・ヤング

人は行動に移したとき、自分が変わってきたと感じると思いますが、それだけで満足してしまうとすぐに元に戻ってしまいます。進化を止めないようにするために、以下を実践しましょう:
・満足しない
・執着しない・恐れない


かのイチロー選手は、歴史を塗り替えた262本安打を打った翌年も(それ以前もそれ以後も常に)打撃フォームを変えていたといいます。調子がいいときはそのままにしておきたいと思いがちですが、彼は常に自分自身を進化させることで、一発屋ではなく、長い期間に渡り記録と感動を届けられたのだと思います。

読者様も一歩を踏み出したのであれば、歩み続けられる方法を考えていきましょう。

満足しない
人は満足した瞬間に成長が止まります。特に多いと思われるのが、自己啓発本などを読んだあとや、手法を実践した直後は気持ちがいいものの、結局三日坊主なんてよくあるのではないでしょうか。

それはその一瞬で満足してしまい、それ以上を求めなくなることに起因しています。そこで役立つのが守破離です。まずは本に書いてあることをその通り再現する(守)。次に少し自分流のアレンジを加えてみる(破)。最後に自分のものにする(離)。自分のものになってしまえば、常に磨き上げなくてはならなくなり、もはや満足するという域ではなくなっているでしょう。

私の例で言えば、自重筋トレを通して、自分の身体である種の人体実験をすることが楽しくなっています。例えば、タバタトレーニングをアレンジして、高強度運動30秒・休息15秒・5ラウンドにしてみたり、腕立てであればダイアモンドプッシュアップにしてみたり、ワイドスタンスプッシュアップにしてみたり、色々と試行錯誤して身体に生じた変化を観察しています。

執着しない・恐れない
上手くいっている時は特に固執しがちですが、自分が達成したことや、やり方に執着してしまうと、次のレベルに行けず、変化を選んだ周りだけがどんどん先行してしまい、相対的に後退してしまうリスクがあります。

加えて、クリエイティブな発想は執着と正反対のところにあります。ラズロ・ボック氏著書のワーク・ルールズには、グーグルではあえて特定の専門分野の未経験者を採用するそうです。そうすることで王道メソッドや慣例に縛られない、イノベーティブな発想を新たに組み込めるそうです。

また、執着する理由の一つは、新しいことや不慣れなことに挑戦することが怖いためです。人間が変化を嫌うのは、未知への恐怖があるからです。原始時代であれば、食べたことのないもの、見たこともない生き物は判断を間違えたら死活問題ですから、DNAに組み込まれていて当然です。しかし、明らかに腐っている大豆も、食べたら腹を壊すのではないかと、敬遠すれば納豆が存在しないように、常に安全なところにいては成長も発見もありません。大概は振り返ってみると笑ってしまうようなことを妄想していただけだったりします。

私の例で言えば、自慢ではありませんが以前の会社で海外赴任&昇進の話を頂いていましたが、それを蹴って転職を優先しました。もちろん前の会社に残って昇進すれば、慣れた環境下で安定もしていたでしょう。転職先で、もしかしたら馴染めずクビになってしまう可能性だってあります。しかし、私には同じことを繰り返し、自分の力を発揮しきれない日々が幸せに感じませんでしたし、例え自分には刃が立たなくても挑戦をしたいと思いました。結果、転職は大成功でした。毎日信じられないペースで物事が進み、新しいことが生まれ、同じことをすることが基本的になく、刺激的な仕事につけて今は幸せを感じています。

ただし、現状にも執着しないように、以下のような新たなことにもチャレンジしていきたいと考えています:
・noteでライターになる
・ゲーム大会に出場する・ゲーム実況動画配信者になる
・東京マラソンに出場する

あなたは次に何をしますか?

まとめ

改めて、自分を変えるためのポイントを振り返りましょう:
1. どう変わりたいか自分と対話する (Think)
 ・子供の頃の夢を思い出す
 ・Cognitive journal (認知的日記)をつける
2. とにかく試す・四の五の言わずにやる (Act)
 ・後先考えずとりあえずやってみる
 ・一気にやらない・完璧を求めない
 ・やるときは正しく、全力でする
3. 変わり続ける (Stay)
 ・満足しない
 ・執着しない・恐れない

私は上記のやり方で理想的な自分、より幸せな自分に変わっていけていると自負しています。やり方や考え方自体は万人受けはしないと思いますが、どれか一つでも参考になるものがあれば嬉しいですし、読者様なりにアレンジしたやり方で、共に変化・進化していけたらと思います。

よかったらこれからやろうとすること、やっていること、フィードバックなどあればコメントくださると嬉しいです(スキとフォローも忘れずにお願いしますね!)。

 - JumpE

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