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千葉ジェッツ23-24シーズン終了

5/21 CS SF Game3 Do or Go homeの試合に敗れ、2度目のリーグ優勝・前人未到の3冠には惜しくも届かず、23-24シーズンを終了しました。

入らなかったワードオープン
本日の試合は、スモールなラインアップで戦うジェッツの生命線とも言える3pt%が17.6%(6/34)とことごとく入りませんでした。
一方琉球は36%(9/25)で沈め、特にワイドオープンを確実に決めていたところに大きな差が出ました。

リバウンドでも負けていました(ジェッツ34・琉球43)が、一番今日の試合でリズムがこなかった要因は、空けられた3ptを決められなかったことで、オフェンスの最適解がわからなくなり、後半にかけてシュートを打つ選手に余計なプレッシャーがかかっていたように思います。
この点は、富樫&原+外国籍以外のロスターの厚みという今シーズンのジェッツが課題としていた部分が、最後まで完全には解消されなかったところが露呈してしまいました。

ただ自信を持って放っていたシュートなので、特定の選手を非難するつもりは全くありません。
アイラもそのワイドオープンを沈めて救ってくれた試合は多々あるし、若手選手もそれぞれにインパクトのあるところをシーズン通して見せてくれました。

特に若い選手は、今後もジェッツで試合に出ることを考えると、あのワイドオープンを安定して決めることが求められるので、また来シーズン以降の成長を楽しみにしています。

今シーズンの総評
今シーズンの評価をどのように捉えるか。
リーグ戦を見れば、昨年よりも15以上多く負け、35勝25敗。
ワイルドカード下位からセミファイナル敗退に終わりました。
リーグ戦の成績を見れば、近年の中では満足のいかないシーズンだったと言えると思います。

しかしリーグ戦以外、特にEASLのインパクトは大きく、こちらは無敗優勝を達成し、リーグ戦形式で行われた初めての大会で、初代王者に輝きました。
日本をBリーグを代表して東アジアで1位になった価値は極めて大きいものであり、今後獲得していくであろう数々のタイトルの中でも、歴史に残る快挙だったと思います。

ロスターに目を向けると、昨シーズンの躍進を支えたロー・ギャビン・佐藤卓磨が移籍。
特に帰化枠であり、富樫や原と並んでチームの象徴だったギャビンが移籍したインパクトは大きく、チームは常に柱を1本失ったような状態でシーズンを駆け抜けました。

それに加えてEASLとの両立だったため、リーグ戦での成績は、ある程度受け止めるしかない結果だったと思います。
本当にレベルが上がっているBリーグで、100%リーグ戦に集中できないチームが勝つのは容易ではありません。
それでもなんとかCSに出場して、全体勝率1位のブレックスに勝つところまで見せてくれた訳ですがら、個人的には労いの言葉しか見つからないのが今の心境です。

来シーズンに向けて
来シーズンはEASLにも出られないため、リーグ戦に100%集中して戦うことができます。
また、新アリーナが開業する関係で、資金的にも今シーズンよりはゆとりが出る可能性もあると考えられます。
その中でどのようなロスターを今後組んでいくのか、非常に楽しみにしています。

個人的には若手に頑張ってもらいたい気持ちもありつつ、まずは東地区で優勝することを考えたときに意識せざるを得ない、ブレックスとのロスターの差は意識しておく必要があると思っています。

補強ポイントについてはまた近日まとめたいと思いますが、比江島とニュービルのように、富樫と〇〇と言えるハンドラーを獲得することは、今のBリーグで安定して勝つには必須になってくると思います。

最後に
70試合を超える前代未聞の試合数。毎週のように水曜日試合があるため、みている方も疲れるような日程でした。
選手スタッフの皆さんはもちろん、我々ブースターもオフはゆっくりして、英気を養いたいと思います。
来シーズンはついに夢のアリーナで試合をすることができます。
今日感じた沖縄のホームアドバンテージに勝るとも劣らない空間にしてきたいですね。
本当に1シーズンお疲れ様でした。




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