無職童貞の50歳男と6年付き合って別れた話③(実話)
前回は馴れ初めについて簡単に書いた。
今回は私たちの簡単な自己紹介をしたいと思う。
現在私は41歳女性、経営者。
未婚で産んだ子どもは双子だが
息子は就職し独立。一人暮らしを満喫中
娘は自宅通学の大学生、である。
病気がちな母を支えるため
無職童貞のおじさんと付き合うまで
実家に住んでいた。
お別れした無職童貞のおじさんは
現在51歳、就職活動中。
無職になる前は地元では割と大きな会社の
管理職だった(自称なので分からないが)
国立の大学を卒業後、就職し
以来ずっとその会社で働いていた。
「結婚をしないと昇進が出来ない」と言う事で
かなり結婚に焦っていた様だった。
別れた後に発見したのだが
私と付き合っている間も、マッチングアプリで
「すぐに結婚したい」として 登録していた。
余談だが
クラスに、いや学年に一人は居るような
先生に当てられると緊張して
泣き出してしまう。そんなタイプで
何かに常に怯え、自分の考えを
話そうとすると感極まって涙を流す、、、
今思うととても気持ち悪い人だった笑
話を戻すと
結婚にも前向きではあった彼だが
女性に相手にされなかったようで
その大きな原因は“ケチ“である事と“ED“だと
私は推測した。
※彼がEDである事は、付き合って随分と後に
知ることとなる。
ケチだとは分かっていたが
結婚したらケチなくらいが浪費しなくて
丁度良い、とさえ思っていたので
気にならなかったが
“安物買いの銭失い“タイプだったのは
とても気になった。
ケチなのに結果的に損をするタイプである。
※しかも国立大卒、というだけでやたらプライドが高かったし自身をイケメンだと思っていた笑
実際はイケメンには全くカスってもいない。
私には近くに住む姉がいて
とある“士業“を営んでいる。
仕事と子育てをしながら
難関試験に超短期間で合格し
一人で事業を興した
凄腕の女性経営者である。
通常だと、その士業に従事しながら
何年もかけて取得する様な
難関国家資格である。
無職童貞おじさんに、姉の話をすると
「俺にも出来る!」と言い出した。
自分は国立の大学も出ているし
結婚しないと昇進できない様な会社に
飽き飽きしていた所だから転職するのに
丁度良い、
と言った感じだった。
でも私は、仕事を辞めずに
試験に合格してから辞めてと強く言っていた。
相談していた姉も同じ考えだった。
彼の大きな魅力として
“堅実に働いている“と言うところが
私の中で大きかったからだ。
ケチでも、EDでも、仕事さえ
真面目にしてくれていればそれで
満足だった。
だが、童貞おじさんは
何の相談もなく、突然会社を辞めて来た。
「勉強に専念したい」との事。
嫌ではあったが辞めたものは仕方ないので
勉強一本で頑張ると言い張るおじさんを
支えるべく一緒に住む事になった。
以後、ズルズルと試験に落ち
4年も無職になろうとはこの時誰も
気づいていない。
続く
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