Watcha!Fukuokaまとめ(2)

2件目

こちらは仕入れて3日ほどしか立っていないネタ。問題解決の具体的な思考方法についての話。
ExtraRoundで紹介したかったが,上記のとおり囓ってもいない状態なのでお蔵入りにした事案。

■TOC(制約条件の理論)

制約条件とはボトルネック,つまり全体のパフォーマンスを決定づける部分のこと。これを解消し,全体の生産性を上げるためにはどうすれば良いか?という考え方である。

提唱はエリヤフ・ゴールドラット,イスラエルの物理学者で経営コンサルタントとしても高名な人。そしてこの人が編み出した思考プロセスという問題解決ツールが今回のお話。

そもそもTOCとの出会いは情報処理技術者試験のカテゴリーであるITパスポート取得の勉強をしていた時。ちょっと気になったのでちょこちょこ調べていたらはまってしまった。まだ1ヶ月も立っていない。

ゴールドラット氏の著書は「ザ・ゴール」を始め数々あるが,小説仕立てで読みやすくおもしろい。ただ企業において生産性を上げるためには,という内容なので,少々なじみのない単語が出てくる。企業経営のお話なのだが,真のテーマはそこではなくて別の所にある。直面した問題に対して,いかにして行動すべきか,ということだ。

これがなぜ私の仕事(教職)につながってくるかというと,学習指導要領に謳われている「生きる力」の一つとして問題解決能力があるからである。特に普通教科「情報」においては,かなり意識的に取り組むことになって入る。

問題解決について今までは,なんとなく型どおりの授業をしてきたが,具体的にどう考える,というところまでツッコミ切れてなかった。ぼんやりと理解をしていたつもりではあるが,説明できるほどの言語化はなされていなかった。長年の疑問を解く鍵になりそうな予感がしている。

さて,これをどのようにして教育に生かすのか?このことに関してはとても有用な団体がある。TOCfE(教育のためのTOC 日本支部)である。TOCを教育に生かすための活動をしている。詳しくはリンクを踏んでいただければわかると思う。

ここで使われる思考プロセスのツール,クラウド,ブランチ,アンビシャスツリー。これらを駆使して「考える」という行動に重点が置かれた活動である。テキストも販売されていて,指導者向けに書かれていてなかなかためになる。ただし,本体4,000円(+送料・梱包料1,400円)とちと高めだが一冊もっていて損はないと思う。

ゴールドラット氏の「ザ・ゴール」,「ザ・ゴール2」「チェンジ・ザ・ルール」あたりを読んだり,ゴールドラット氏の側近であった岸良 裕司氏の著書「考える力をつける3つの道具」から読み始めると良いと思う。

Watcha!Fukuokaの2日前にテキストが届いたばかりなので,掘り下げるどころか表面もさらってない状態なので,偉そうなことは一つも言えないが,なんとなく強力な武器になりそうな予感がしている。

なんか,ただのステマになってしまったが,この件はおいおいまとめていきたいと思う。


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