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20 スターシア、古代守との別れ

こんにちは、光の研修生Jumanです。
今回はスターシアがコスモリバースをヤマトへ供与するまでの過程の3回目になります。
今回もスピリチャル色がかなり強いものとなりますので、いつも言ってますが、あくまで一つの仮説としてお読みくださいね。

終わるべきときに終わる、それが命

さて、スターシアにとって愛する古代守と未来永劫一緒にいることができる感覚だったのかどうかはわかりません。
なぜなら、スターシアの思いとして、2205新たなる旅立ち第7話「イスカンダル滅びゆくか哀の星よ」で、命についての自分の考え方があったからです。
それは、前回記事「イスカンダルの地下空間」で語ったように、エレメント化された古代守の記憶をサンクテルから取り出し解放した度合いを、肉体以外のオーラ体のレベルでとどめた、という理由にもなっています。

命についての自分の考え方・・・それは古代守から教えられた一言でした。
生きることは変化し続けること
スターシアは古代進にサンクテルで、この一言を語ります。
これは、サンクテルに身をうずめてしまって何の変化もない幸せを選択したエレメント化した記憶たちとは、まったくの正反対の言葉でした。
古代守からこの一言を聞くまでは、変化しなくてもそれもまた選択だと思っていたかもしれません。
しかしこの一言は、スターシアに気づき(学び)を得させたことは間違いありません。

そして、スターシアに以下のセリフを言わせることになります。
「別れはつらい。けれど終わりがあるというのはとても大切なこと。サンクテルの記憶があれば、私たちは何度でもこの体を再生することができる。
でもそんなものに意味はありません。ただ一度の人生だからこそ、全うしようという強い意思が生まれるのです。終わるべきときに終わる、それが命。
だから私は地球のために命を落としたサーシアを再生しなかった。」

ここでも「魂の契約」の話になっている

「終わるべきときに終わる、それが命。」
このセリフをさらにスピリチャル的にすれば、
人が生まれる前に自ら定めてきた人生は、終わるべきときに終わる。
となります。
魂の契約については、「ウルトラマンジャック、夕陽のなかで!」で語っていますので、ぜひそちらもご覧になってください。
ところで、先のスターシアのセリフの「ただ一度の人生だからこそ」の部分は、輪廻転生の考え方からすればツッコミを入れたくなるはずですが、ここは、「過去世および今生の人生であっても、その個々の人生をそれぞれに全うする強い意思が生まれるのです。」との意味でよいでしょう。

まあそうは言うものの、イスカンダルに到着したヤマトの周波数レベルに気がついたとき、これじゃあコスモリバースが作動しない、どうしよう・・・
と気持ちが揺れ動いたことでしょう。
方法は一つしかない。そのあとは「古代守の正体とは・・・?」で語ったとおりです。

供与を決断、そしてヤマト艦長室へ

「生きることは変化し続けること」
「終わるべきときに終わる。それが命」
「愛する守の故郷をなんとか助けたい」
スターシアの脳裏には、この3つの思いがかけめぐりっていたにちがいありません。さらに心の葛藤として、
「地球人を救っても、また貴方(デスラー)と同じ道を・・①でも生き抜こうとする意思、彼らにはそれがある。わかっている・・貴方のことは伝えねばならない。彼女(新見薫のこと?)も来ていた。②でもそうしたら貴方とはもう・・③この星は悲しすぎる。」と自問自答しています。

①②③のセリフを掘り下げてみると、
①「潜在的に、星のエレメントに十分足りうる周波数が彼らにはある。
②「貴方の記憶エレメントをサンクテルから解放してしまうと、貴方とはも
  う二度と会えない。(古代守の霊体がイスカンダルから離れるから)
  でも貴方の命は終わるときに終わらせてあげないといけない。
  それは貴方から教えられたことだから・・」
③「でも気持ちは複雑・・・サンクテルの管理なんて残酷だわ・・この星は
  悲しすぎる・・」
となるのではないでしょうか。

そしてコスモリバース供与を決断したスターシアは、サンクテルから古代守の記憶エレメントを開放し、古代守の霊体をコスモリバースの動作主体にして、沖田艦長に言うべきことを言いにヤマト艦長室へやってくるわけです。

スターシアの心の中は「宇宙戦艦マモル」

この思いを伝えるために・・・
そして沖田とスターシアのトップ会談が始まるわけです。

沖田:「エレメントとして必要なものは?」
スターシア:「この艦です。①この艦をつくりかえます。②このヤマトその
      ものがコスモリバースとなるのです。
      (省     略)
スターシア:「・・・・・・・③決定が正しかったことを祈るのみです。

ここでもまた①②のセリフを掘り下げてみると、
①「この艦が波動砲を発射できないように、コスモリバースを古代守の霊体
  を動作主体にするべく、システムに組み入れて、古代守の周波数または
  同等の周波数にだけ反応するようにつくりかえます。

②「ヤマトに据え付けられたコスモリバースの作動に関しては、今後古代守
  さんの霊体の支配するところとなります。

  となります。

ただし、これは沖田に語ったスターシアのうわべだけの発言ではないでしょうか。スターシアの本音は、宇宙戦艦ヤマトとは、古代守の霊体が宿る思い出の艦であって、「宇宙戦艦マモル」にちがいないのです。

そして③を掘り下げてみると、
「もし、波動砲を発射することになれば、古代守さんの霊体が引き裂かれて吹っ飛んでしまいます。そんなこと絶対にやめてよね、「宇宙戦艦マモル」なんだからさー・・・」
ではないでしょうか・・・

以上、スターシアのコスモリバース供与決断までのお話でした。
そしてヤマトはコスモリバースをゲットして地球への帰途につきましたが、その間にも大変な戦闘に巻き込まれたりします。

古代守に守られた「星巡る方舟」の物語

古代とバーガー


この戦闘で古代戦術長は、結果的にガミラスのバーガーと信頼関係を結び、自ら臨時指揮官となって、バーガー艦隊と共闘、ガトランティスの異端児ゴラン・ダガーム艦隊を退けて勝利します。波動砲を使わずに!
この勝利は、古代戦術長の成長もあったでしょうが、この時点では古代守の
霊体がヤマトを支配しているのです。
それを証拠に、古代と沖田は艦長室で、コーヒーを飲みながら、「古代守が近くにいるような感じがする。」と言ってましたからね。
そらいるでしょ!目には見えなくても気配で・・・古代守のエーテル体が。

とにかく作戦面、行動面での見えないサポートが兄から弟へあったと考えたほうが自然ですね。

そして、ヤマトはバラン星の銀河側亜空間ゲートへ突入して、デスラーとの最後の決戦を迎えるわけです。
次回はこれまで語ってきたコスモリバースのクライマックスとなります。
2回に分けて、第26話「青い星の記憶」について存分に語るつもりです。
それでは、今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
なお文中の画像は、ファミリー劇場放送分より引用させていただきました。

今回のまとめ
仮説ヤー9
スターシアのコスモリバース供与決断の背景には、「終わるべきときに終わる、それが命」という考え方があった。その考えに基づき、古代守の記憶エレメントをサンクテルから開放した。
仮説ヤー10
ヤマトに据え付けられたコスモリバースの作動に関しては、地球帰途以降、古代守の霊体の支配するところとなる。

次回予告:(仮題)21  ヤマトを導く古代守の霊体



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