最近のあれこれ2020下半期おわりかけ編
note使うことに逡巡を覚える日々ですが、忘れちゃいそうなので最近のあれこれの備忘録をば。時系列ぐちゃぐちゃです、すみません。
まずは、今朝!
①現代ビジネス
話題のナイキ広告で噴出ーー日本を覆う『否認するレイシズム』の正体、という論考を執筆しました。博論モードですが、これをいったん書かないと前に進めないように思えましたので、昨日の明け方にぐおーっと執筆しました。NIKEの広告が訴求力をもちえたことへの問題提起です。マジョリティ=気にせずにすむ人々、ダイバーシティ・マネジメント等の論点も。
なお、現代ビジネスにはこちらの記事も書きました。
②都市問題
雑誌『都市問題 』に「コロナ禍のオンライン講義と非常勤講師のやりがい搾取」という論考を寄せました。春学期からちょこちょこ書き足していた文章に、居場所を与えて頂き感謝です。「コロナ禍の大学」特集で、非常勤講師の苦楽・仕組み・連帯について書きました。
コロナ禍の大学については、論じる個人の立ち位置でまったく違う景色が広がっていると思います。学生の皆さん、保護者の皆さん、常勤の先生の皆さん、職員の皆さん、地域の商店街や施設の皆さん、なにより、非常勤講師の1人1人にとっても。書かないことで得られる「安心感」より、書くことを選びました。
『都市問題』には1月号と12月号という、幕開けとトリにお呼びいただき、とても嬉しく思っております。1月号では朝日新聞・天声人語でも取り上げられた「共に都市を歩く」という大切な論考を寄せています。日経テレコンでも配信中ですので、ぜひ。
あと、この記事はこの新聞記事がアレのアレでアレなんですよ、うんうん。
③アベプラ(12/1)
NIKEの広告の件で出演しました。
論文執筆モードにつきさまざまなご依頼やお誘いを泣く泣くお断りしているなかで大変恐縮なのですが、どうしても書かないと先に進めない気がしまして、明け方にガガッと現代ビジネスの論考を書き、その後、論考をもとにアベマプライムに30分ほどリモート出演しました。
④毎日新聞
日本社会の「政治的死体嗜好症」についてコメントしました。
▼外国ルーツ著名人、不満はけ口に 「不平等に向き合って」 社会学者・ケイン樹里安さん - 毎日新聞
また、別の記事でBLMについてもコメントしました。
⑤朝日新聞
美白化化粧品と白人中心主義、BLMみたいな話をしました。「化粧品をする」ことの能動的意味づけについては、ほかのコメントされる方がきっと書いてくれるはず、と思って(自分はよさこいやってる関係でドーランくらいについてしか語れないですし)、そのあたりは差し引いてコメントを寄せたのですが、やはりそのポイントが物足りなく思われたようで、ちと後悔であります。
あと、日本社会の「白」の意味づけも。ここは博論でいまやってる。
ちなみに長いバージョンはこちら。
なんか偉そうな写真ですよね、なんかごめんなさい…笑
でも、今思えばこのときにもダイバーシティ・マネジメントの両義性について話していたのでした。ぜひ、記事の末尾をお読み下さいませ。「差別である」とただちに断じないところは、いつも一緒かもしれません。
あと、「白」の関係ですと、こちらの記事も。
これは自分の中でも大変消化不良の記事だったので強く反省しています。
前回の現代ビジネスの記事が「長い」といろんな方に言われましたので、短めに書いたのですが、今度は「短い」と言われました。しかもそこが「ブラック企業」という名称がどのような効果を発揮し人々を救済してきたのか、という意義の部分にかかわる部分でしたので、それはもう、批判されて当然だと思います。大変拙速でした。
「黒い肌」をもつ労働者から「やめてくれ」と異議申し立てがなされ続けてきたなかで、このネーミングがその効力ゆえに使い続けられてよいのか、そして、「ブラック労働問題が解決すればこの言葉は必要なくなるのだ」というコメントについての評価は、僕の中でもまだ未消化です。しばらく考え続けていきたいと思います。
そもそも「ブラック」な労働問題はガチでマジであかんので声を上げ続けるわけですが、マルコムXの映画よろしく、「ブラック」ではない優良企業が「ホワイト」だと呼ばれる色彩感覚については、やっぱり思うところあります。
日本社会の「白」と「黒」の文化史をたどる必要がありますが、しかし、それをカタカナ表記したときに当然呼び込まれうるし、やはり言われ続けてきた批判点なのですよね(その意味で、僕の記事に実はそこまで新規性はありません)。
とはいえ、答えはでていません。
意義と異議申し立てについて、かんがえつづけます。
⑤Yahoo!
水原希子さんへの中傷で用いられた「日本人感」という不思議な言葉から、そもそも「日本人」という言葉が覆い隠しているものや、集合的アイデンティティの暴力性について書きました。
⑥大阪市大のインタビュー記事
大阪市立大学『文学研究科案内』にてインタビューが掲載・公開されました!
lit.osaka-cu.ac.jp/archives/5526
難波で終電逃してマクドで朝まで過ごした話です(笑)
「全体をダウンロード」から23ページの「在学生・修了生の声1」へとおすすみくださいませ😆気恥ずかしいものですね。
なんかまだまだある気がしているのですが、とりあえずここまで。
あああ!イベント!コーラ!
やばいですね、ほんとに忘れてしまいそうでした。。もうダメだ記憶力。。
コーラが燃料だと公言していたら、コーラで論考書く依頼がきまして(笑)
「気泡の鳴音ーコーラと不安の社会学」という短い論考を雑誌『LOCKET』に寄せました。
ほかにも、反差別を掲げる学生団体さんや企業でのイベント、国際学会でのコメンテーター、カルチュラル・タイフーン(カルチュラル・スタディーズ学会)での司会など、いろいろございました。またゆっくり書きます。
あああ、あと!
『ふれる社会学』、1歳のお誕生日を迎えました!
ガストで祝杯をあげました(笑)
そろそろ「オンラインでふれる社会学」また増築したいですね。
って思ってたら北樹出版のサイトにお誕生日プレゼントのように、ふれしゃかのバナーができました!びっくり!ぜひご覧ください。すごく嬉しい。
あ、それから!ふれしゃかフェス第1回の動画見れたりします!上記のリンクからどうぞー!まさしくオンラインでふれる、ですね。
ではでは!
じゅりあん
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