Sony Park展「人類の未来のための研究」

画像1

Sony Park展「人類の未来のための研究」
・シネコポータル - 協生農法をはじめとする拡張生態系への入口:舩橋 真俊

人間は環境を破壊するのと同じ以上に、自然を構築することもできる存在です。過去10年にわたる協生農法™ (Synecoculture™) の研究から、人間が介在することで、生態系の多様性や機能性を拡張できることがわかっています。

今回展示するシネコポータル(Syneco Portal) は、小さな拡張生態系を作りながら周囲の環境との交流を体験し、学ぶための入り口です。この小さな生態系は、周囲の緑地や風・雨・光、そして他の場所にある別のポータルや未だ見ぬ人々とつながることを通じて、誰でも生態系の豊かさに根差した生き方を深めていくことができるきっかけとなるようデザインされています。
https://www.ginzasonypark.jp/program/033/から抜粋)

信州高山村で平飼い卵「むらたま」を営む村内倫子さんから、昨年クラウドファンディングの返礼品とともにCSLの舩橋 真俊さんのブログ記事のコピーが届いた。コロナウィルスに関するその記事の内容に私はとても共感した。そしてCSLのアジェンダと舩橋 真俊さんの研究世界に惹き込まれている。
このポットには50種類以上の植物が植えられ協生しているそうだ。強い植物と弱い植物を植える順番が大事とのことで、果実が成り、葉の裏側では毛虫が葉をはんでいる。星の王子様の立体版のようであり、地球の現在、あるいは未来のモデルケースが詰め込まれているようだ。環境危機という課題に一人ひとりが立ち向かうCSLの研究員は地球防衛隊のようで憧れる。自分は何か提示できるのか。ポットの側面に書かれた哲学的な12の問い掛けを読みながら、何周回もしてしまった。

画像2


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?