Quad Cortexレビュー&極め過ぎたミニマルシステム
最近ampero2をレビューしていたのに、我慢できずにQuad Cortexを買ってしまいました・・・
結論から言うとQuad Cortexに非常に満足しています。
と言うことで今回はQuad Cortexの俺的レビューとミニマルさを極め過ぎた最新のMAKE MY DAY機材事情についてお話ししていこうと思います。
1.なぜQuad Cortexにしたのか
まず、つい先日Kemperからampero2に買い換えたばかりなのになぜQuad Cortexにしたのかといいますと・・・
どうしてもamperoに満足できなかったからです
あの値段、サイズにしては異次元のサウンドクオリティ&良い機材なのは間違いないんですが
どうしても後一歩の壁が超えられなかったんですね・・・
それはサウンドだったり細かい仕様だったりと色々あるわけですが
今回色々な機材を試してみて、やはりCPUを使う系の機材はパソコンと一緒でCPUのパワーが物をいう世界なんだなと実感しました
良い音を出したければお金を払いましょう
非常に乱暴なことを言うようですが、細かい設定とか関係ないです
良い機材は細かいことを気にしなくてもある程度良い音が出ます
質の悪い食材をこねくり回して美味しくするより、良い食材を買えば簡単に美味しさは担保されるでしょう
そう言うことです。もちろん限度はあるけどね
2.Quad Cortexの良いところ
これで出来ないことはほぼないです
こだわりのコンパクトエフェクターでもない限り、Quad Cortexを持ってしても再現出来ないサウンドやシステムを考案している人はシンプルに変態過ぎます
世の中に詳しいレビューはいくらでもあるんで細かい仕様は書かないですが、自分が特に良いと思った点をいくつか挙げていきます
✅タッチパネルが楽すぎる
ガラケーからスマホへ持ち替えた時のように、一度タッチパネルを覚えてしまうとアナログにはもう戻れません・・・
✅アップデート、ファイルの管理がラク
これ系の機材はだいたいUSBをパソコンと繋いでデータのやり取りをするんですが、Quad CortexはWifiを内蔵しているので
全てアプリ&クラウド上で完結します
例えば弾いてみたいリグをアプリ上で見つけたら、それにチェックを入れればすぐにQuad Cortex側に反映されてダウンロードが可能です
ヤバすぎる・・・
✅とにかく音が良い
以前の記事でアンプの実機が100点だとしたら、Kemperが90、amperoが80と書きましたが
Quad Cortexは95です
多分ブラインドテストで真空管アンプとQuad Cortexを聴き分けられる人はいないんじゃないかなぁ
✅自由度が高過ぎる
最初にも触れた通り、この機材でできないことはほぼないです
あとで詳しく触れますが自分達はこれ一台でギターをステレオ出力して、おまけにベースもモノラルで出力してます
✅音切れがしない
今回の乗り換えでここがかなり大きなポイントでした
厳密に言うとモードによっては切り替え時に音切れがあるんですが、シーンモード(パッチ内でパラメーターを一括操作するモード)を使うと一切音切れなく音色を自由自在に変えることができます
3.Quad Cortexの悪いところ
ほぼ完璧なQuad Cortexですが、気になるところがないわけでもないです・・・
☑️現場で壊しそう
タッチパネルは便利な反面、故障のリスクも伴ってきます
足元にi padを置いてプレイするようなものですからね・・・w
とはいえ機材は全て故障のリスクがあるものだし、真空管アンプの方がよっぽどリスキーだと考えればここは割り切れます
Kemperですら2回修理に出してるしね
☑️スイッチの範囲が狭い
狭いスペースに8個もフットスイッチが並んでいて、非常に踏み辛いです
多分そもそもの設計思想が現場でゴリゴリに足元に置いて使うと言うよりは、レコーディングの現場や卓上の使用を想定して作られているのでこう言うことになっているんだと思います。
一応MIDI端子もあるので外部のコントローラーをつけて解決することも可能ですが
自分は機材が増えるのがイヤなので気にせずそのまま踏んでますw
☑️機材としての歴史が浅い
故障のリスクと通じる話ですが、Quad Cortexはデビューして間もないためまだ機材としての信用度が低めです
今のところ突然フリーズしたなんて経験はないですが、いつかはそんなことも起こるでしょう
その点Kemperなんかはかなり成熟している印象なのでトラブルも少ないと思います。
ただそうは言ってもMEGADETHをはじめ、世界中のプロがツアーで使用しているのであまりここは心配する必要もないかなと思っています。
4.MAKE MY DAYでの運用方法
では実際にどう使用しているかと言うと
ギターとベースをQuad Cortexにインして終わりです・・・
と言うのは冗談で(本当ではあるが)
ギターはお馴染みのDiezelのアンプをステレオでそれぞれ違うIR(キャビシミュ)で出力し、ベースはラインの音を若干混ぜた音をモノラルで出力しています
自分達は実際にアンプも鳴らしたいので途中にSENDの出力をかましてそこからアンプへ音を分岐させています
いちいちアウトを設定してアンプとPAへの出力を分けるよりもこちらの方がラクなのでオススメです、別に音も変わりません
もっと色々説明したいんですが、マジでこれだけです
ちなみに元々は自分だけが使用する予定だったんですが、試しにベースも鳴らしてみたところ音が良過ぎたためベースもKemperを売ってQuad Cortexから出力することになりました
なのでベースは写真の通り、ワイヤレスとチューナーしか足元にありません笑
個人的にはこれを機にワイヤレスとチューナー(バンド内でチューナーを統一するのは大事です)そしてボードも統一できたので非常に満足しています
ちなみにボードはWarwickから出ているRockboardシリーズを使用しています
とてもオススメ
まとめ
ヒカキンも言ってました、一流になりたければ一流の機材を使えと
Quad Cortexはまさにそれです
音は是非MAKE MY DAYのライブに来て確かめてください!
では良い音楽ライフを〜!!
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