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オンラインとなったTRP2020に寄せて

お久しぶりです…

最後の更新が昨年末。noteでは4ヶ月も空いてしまいましたが一応生きております。プライベートの楽団関連に加え、未だ継続している実家との闘いやCOVID-19の影響による諸々もあり、こちらで書くのは随分とご無沙汰になってしまいましたね。ですが、今日4/26はTokyo Rainbow Pride(以下TRP)の日とあって、筆を執らせて頂きます。

私とTRP

まず、私がTRPに参加したきっかけについては過去記事をご覧ください。

TRPは今年も開催を楽しみにしていたのですが、去る3/19にCOVID-19の影響を受けての開催中止が告知されました。これを職場で見た時はショックでしたね…。未だに周囲に隠して生活をしている現状の中で、何も隠さずにいられる場・性別や恋愛に関して悩みを抱える人達が介する場があるのは本当に貴重で。勿論、典型的なLGBT以外のセクシュアリティが見過ごされがちとか、恋愛・性愛ありきという色が強いとか、当事者団体より企業が目立つとか色々と思う所はあります。私はトランスとしては非典型的だしAセクシャルなので。ただ、こうした濃淡はあれど、「私はおかしくないんだ!」と思える空間の存在自体は十分に救いたり得るものなのです。

#おうちでプライド

さて今年は生身の集まりこそ叶いませんでしたが、#おうちでプライド  と称してオンライン開催となり、公式のライブ配信やオンラインパレードが行われていました。代々木公園だと会場が広くて私も分身などできませんから、どうしても全てのブースや公演・講演に行くことは不可能です。会ったことのある活動家さん方や戦友諸氏と話したり当事者団体ブースに行ったりしていると、思いの外公式サイドの発信って受け取れていなかったんですね。それが今回は公式のライブ配信が中心となり、その分公式のメッセージに今まで以上に思いを寄せられる回になっているように感じます。勿論私としては、自身のセクシュアリティに近しい当事者団体や関心のあるトピックの情報を対面で得られないことへの寂しさ・残念さはあります。これでも昭和の人間なせいか、直接会うことの力を信じたい"たち"なので。

しかしオンラインになったことで、直接代々木公園に行けない方々も含めてこのムーブメントに乗ることができ、繋がりを感じられる。これもまた一つの形であり新たな可能性だと思います。完全新規で特定他者と繋がりを持つことは幾分厳しくとも、連帯感を覚えたり枠に収まらない自分自身をアピールできたり、とにかく何らかの救いを得られることには変わり無いのではないでしょうか。

「また来年」

今日は天気も良く暖かくパレード日和でした。私が参加し始めてから、TRPの時はいつもハレの日らしい晴れの日。来年こそは代々木公演で2年分の思いを分かち合えることを願って。

Happy Pride!!

おうちでプライド


もしよろしければ、ご無理の無い範囲でお願い致しますm(__)m