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(塾なし受験に繋げる)おうち学習の秘訣

新小3の弟くんですが、春休みに算数のちょい先取りを始めました。その中で、兄の塾なし受験の経験と合わせて感じたことがあったので残しておきます。

まず先取り教材ですが、これはiPadアプリを使うことにしました。紙や書籍のドリルでもいいでしょうが、これだと親が横に張り付いて教えるスタイルが基本となるので、やらされ感が強くなること、また自分もそこまでリソースを割けないということから、放置できるスタイルのiPadアプリを探しました。

ちなみに先取りと言っても学校で普通に習う小3範囲のものなので、イマドキはちょっと探せばフリーのアプリがいくらでもあります。本当はスタサプが良いと思っていたのですが、小3までは教科書の復習問題集みたいな構成で授業形式ではなかったので使えませんでした。

で、アプリで1日何単元やると決めて放置してみたのですが、数日経って見てみると、"かけ算の筆算"を飛ばしていることがわかりました。

確かにここはルールを知らなければできない部分なんで、どれどれと筆算のやり方を教え始めたわけですが、ここで大いにつまづくことになります。説明しながらやったあと自力でやらせてみるのですが、そこで手が止まってしまう→再度説明する→聞かなくなる→親が声を荒げる→やる気がなくなる、という負のスパイラルにまんまとハマっていきました。兄にも協力を仰いでも状況は大きく変わらず、このままだと算数嫌いになる、ということで数日足踏みというかたちになりました。

そのあと思いついた打開策が"教えるのは動画にお任せする"でした。

YouTubeで「かけ算 筆算」とかで検索してみると、そりゃもうたくさんの動画がヒットします。そこからいくつかピックアップして見せていくと、子どもの琴線に触れるような動画にあたることがあります。そこで学んだあとiPadアプリに戻ると嘘のようにスムーズに進み、解ければやる気も上がりサクサク進むという好循環になっていきました。

振り返ってみると兄の中学受験でも、算数はコベツバにお任せ、理社は予習ナビ&スタサプという感じで上手くいっていました。結局行きつくところは同じで、親が先生になって教えるのは上手くいかない、教えるのは外部に任せ、親は計画を立てたりサービスの取捨選択を考える方に回るというのが結論になりです。

中学受験本などでも"親が教えるのはお勧めできない"、"親はサポートに徹するべき"という記載は多く、ここの結論は完全に同意です。ただ、"だから塾が必要"というロジックについては、ひと昔前ならね、という反論ができます。今の時代、"教えてもらう"選択肢は色々とあるので、誰かに丸投げしたいというのでなければ、もっと多様な考え方があっていいと思います。むしろ、特定の塾のやり方に合わせることの方が大変じゃないかと感じます。

ちなみにどんな動画やアプリがいいかについては、教え方の上手い下手とか、誰かのお勧めやネットの評判などよりも、子供に合うか(我が子が前向きに見るかどうか)の方が大事だと思います。誰かの成功例がウチにも当てはまるとは限らないし、特定のサービスにハメようと頑張ることで無理が起きる弊害は大きいので、目についたものを子どもに与えてみて、ハマるかどうかを試して良ければ残すというスタイルの方が上手くいくのではと思います。

そうやって我が子に合うやり方を探して試行錯誤していくのが、このネット時代の受験勉強なんじゃないかなぁと考えたりしています。結果的に合ったものが塾の集団授業かもしれないし、個別指導かもしれないし、通信教育や動画サービスかもしれない、という感じでいいんじゃないかと。(ま、ウチは費用をケチりたいので自宅学習できるものを優先にしますけど)

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