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部活引退~いよいよ受験モードに?!

6月。息子の3年間の部活動の集大成となる大会が終わった。
最後の試合では保護者一同、声が枯れるくらいの声援を子どもたちに送り、なんだか青春の追体験をさせてもらったみたいだ。正直、私自身はこれまでさほどスポーツに関心がなく、息子の部活動にも積極的に関わってこなかった。ただ、頼りなさばかりが目についた新人戦から心も体も成長して、最後の試合では完全に”チーム”となっていた子どもたちの姿に心を打たれずにいられなかった。
ここまで導いてくださったコーチ陣に感謝。どこまでもマイペースな息子と”チーム”になってくれた仲間たちに感謝。3年間、試合で何度も顔を合わせてきた地域のライバルチームの子どもたちにも感謝。いまさらながら、スポーツの価値って絶対に勝ち負けだけではないと感じる、そんな引退試合だった。
こんな風に母の心を動かしてくれた息子、ありがとう。

さて、部活も引退したしいよいよ受験モードかしら~~と思ったら、
今までとほぼ変わらないペースで部活に顔を出している。あれれ???

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7月。1回では受からないだろうと前もって数回分申し込みを入れていた数検準2級の結果が返ってきた。結果は合格!定期テストに部活の試合に勉強時間の確保が難しい中、よくがんばりました。数回分の受験料は無駄になってしまったけれど、合格したならまあいっか!中3の間に2級も取るぞ!と目標を掲げてさらに数学の勉強熱が高まっている。(2級の範囲は受験では出題されないのでは?というツッコミはぐっと飲み込んでいる。)

そして夏休みを前に、とある高専のオープンキャンパスに参加してきた。
自宅からの通学経路的にはまずまず。設備もきれいで充実していて、特に図書館は親子ともども気に入ってしまった!息子いわく「宝の山☆」とのこと。
専門書がずらずら~~~っとならぶ書架に息子は目を輝かせていた。こちらは第一志望ではなかったけれど、実際に学内を巡ったり、体験授業を受けたり、学生さんや先生と話したりして、ぐんと志望度が上がったようだ。実際に自分の目でみて感じることはとっても大事ですね。

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夏休み突入。この夏休み、息子には大きな行事が2つ控えていて、どちらもとても楽しみに準備を進めてきた。そのひとつめの行事が地域のプログラムでの海外研修だ。個人旅行では到底経験できないような貴重な体験がちりばめられている。この研修のことは息子が小学生のころに知って、中学生になったらぜひ経験させてあげたいとずっと思っていた。コロナ禍では一時中断されていたが無事再開され、選考通過通知を受け取った時は本当に嬉しかった!英語が苦手だし海外にはまだピンときていない息子だったけれど、研修準備が進み、一緒に向かう子どもたちと交流を重ねるうちにその気になってきた様子。15歳の感性で異国をめいっぱい楽しんできてほしい。

出発当日。ここまでの体調管理が実って出発当日を迎えられた安堵感と、きっと素晴らしい経験財産を得て帰ってくる子どもたちへの期待感と、しばしのお別れへのさみしさと心配も少し。いろいろな感情がないまぜの保護者たち。少し緊張した面持ちの子どもたち。いってらっしゃい!と手を振って送り出してきた。

息子の手が離れるにつけ、ああ私、親、なんだなあ。親にしてもらえてよかったなあとしみじみ思う。まだ息子が小さかった頃は、毎日が目まぐるしくていっぱいいっぱいで、そんな風にしみじみ思うような余裕はなかった。
子どもの幸せを一番に願うこと、旅に出すこと、失敗も挫折も味わってほしいこと、自分は大丈夫!と自分を信じられるタフな人間に育ってほしいこと。”受験”のさなかにいると、つい視野が狭くなって目の前のことにキリキリしてしまいがちだけれど、親としての自分の軸を見失わずにいたい。

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